いらぬ心配のお勧め文例20選とNG例

「いらぬ心配」
相手に対する配慮を示す言葉と言えます。


何か問題が起こるのではないかと心配している友人に対して
「いらぬ心配をしないで、楽しんでいこう!」と声をかけました。

では、この「いらぬ心配」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「いらぬ心配」とは
「必要のない心配」を意味し、

相手に対する
安心感を与える言葉です。

ビジネスマンというより
人間関係を円滑にするために是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日友人との旅行の計画を立てていたのですが
彼が不安を口にしたため、
「いらぬ心配をしないで、楽しい旅になるよ!」と励ましました。

今日はこの
「いらぬ心配」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「いらぬ心配」の意味

無用な心配や気遣いをすることは、
時に余計なストレスを生むことがあります。

「いらぬ心配」の「いらぬ」には、
「必要ない」という意味があります。

「心配する」というのは、
何か悪いことが起こるのではないかと
不安を抱く様子を示しています。

実際には問題がない状況で、
わざわざ心配をしてしまうことに対し、

その心配は無用であることを
伝える言葉が「いらぬ心配」です。

「いらぬ心配」の使い方

「いらぬ心配」という表現は、
相手に対して不必要な心配をかけたくないという気持ちを表す際に使われます。

先述しましたが、
「いらぬ」という言葉は、
「必要ない」という意味を持ち、
心配をかけることが無意味であることを示しています。

「相手が心配する必要はない」と伝えることで、
安心感を与える表現となっています。

「いらぬ心配」には安心を加える

「いらぬ心配」を使う場合、
「どうかご安心ください」といった言葉と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「いらぬ心配」という表現は、

メールや会話、挨拶と様々な場面で
使われています。
特に、相手が不安を感じている場合に、
その心配を和らげるための言葉として用いられます。

ビジネスシーンにおける
「いらぬ心配」を使った
例文を紹介しておきます。

・「ご心配いただきありがとうございますが、いらぬ心配です。」
・「先日はご心配をおかけしましたが、いらぬ心配でした。」
・「いらぬ心配をおかけしないよう、しっかりと進めてまいります。」

手紙

「いらぬ心配」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「いらぬ心配」を
使った例文を紹介しておきます。

・「ご心配をおかけしましたが、いらぬ心配でした。」
・「このたびはご心配をおかけしましたが、いらぬ心配ですのでご安心ください。」

ご連絡

「いらぬ心配」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご連絡」があります。

・「ご連絡いただきありがとうございます。いらぬ心配ですのでご安心ください。」
・「先日はご心配をおかけしましたが、いらぬ心配です。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
心配を和らげるためのメールです。

件名:ご心配について

株式会社○○
営業部 田中様

平素より大変お世話になっております。

先日はご心配をおかけし、
申し訳ありませんでした。
いらぬ心配ですので、どうかご安心ください。

今後とも引き続き、
よろしくお願い申し上げます。

まずはご連絡まで。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「いらぬ心配」への
返事は安心を述べる

メールなどで「いらぬ心配…」
と送られてきた場合、
その心配を和らげる言葉を
返事として述べましょう。

例えば、
「ご配慮いただき、誠にありがとうございます。」
などがあります。

「いらぬ心配」のNG例

本日はいらぬ心配をおかけし誠に申し訳ありません。
いらぬ心配をおかけしてしまい、心苦しい限りです。
いらぬ心配をおかけしましたが、何卒ご理解ください。
いらぬ心配をおかけすることになり、申し訳ありませんが…
今日はいらぬ心配をおかけしてしまい、恐縮しております。
先日はご心配をおかけし、貴社にお伺いできたこと感謝です。
いらぬ心配をおかけしてお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「いらぬ心配」は、
相手に対して不安を与える言葉であり、
本来の意図とは裏腹に、相手を不快にさせる可能性があります。

特に「心配」という言葉は、
相手の気持ちに負担をかけることがあるため、
配慮が必要です。

相手に安心感を与えるためにも、
言葉を選ぶことが重要であり、
誤解を避けるための工夫が求められます。

「いらぬ心配」のお勧め文例20選

「いらぬ心配」
お勧め文例を紹介します。

1、「いらぬ心配をおかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。」

2、「いらぬ心配をさせてしまい、申し訳ありません。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」

3、「いらぬ心配をおかけしますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」

4、「いらぬ心配をおかけしますが、弊社までお出かけいただけますと幸いです。」

5、「遠方よりいらぬ心配をおかけしてお越しいただき誠にありがとうございます。」

6、「当日は悪天候が予想されるためいらぬ心配をおかけしますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」

7、「本日はいらぬ心配をおかけしてご足労いただきありがとうございました。」

8、「先日はいらぬ心配をおかけし、本当にありがとうございました。」

9、「この度はいらぬ心配をおかけし、弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、またいらぬ心配をおかけしてお出かけいただき、誠にありがとうございました。」

11、「いらぬ心配をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はいらぬ心配をおかけし、弊社までお越しいただきありがとうございます。」

13、「本日はいらぬ心配をおかけしてお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日はいらぬ心配をおかけし、弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」

15、「いらぬ心配をおかけしましたが、現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」

16、「先日はいらぬ心配をおかけし、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「いらぬ心配をおかけし、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」

18、「本日はいらぬ心配をおかけし恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、雨でいらぬ心配をおかけし、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」

20、「本日はいらぬ心配をおかけし、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「いらぬ心配」の類語表現

「いらぬ心配」の
類語表現をあげておきます。

余計な心配

「いらぬ心配」の類語表現には
「余計な心配」があります。

「余計な心配」とは、
実際には必要のない心配を指し、

日常会話やビジネスシーンで用いられます。
相手を安心させるために使うことが多いです。

例えば、
「そんなことを気にしなくても大丈夫です。余計な心配は無用です」
などと使います。

「心配しないでほしい」と伝えたい場合は、「余計な心配をしないでください」と
いう使い方になります。

杞憂

「いらぬ心配」の類語には
「杞憂」も当てはまります。

「杞憂」とは、
実際には起こらないことを心配することを意味し、

特に文学的な表現やフォーマルな場面で使われることが多いです。

「その件については杞憂に過ぎません」といった表現が考えられます。

「いらぬ心配」のフレーズを営業マンが正しく使うために

余計な心配を和らげる言葉を表す
「いらぬ心配」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様とのコミュニケーションで
不安を感じさせないようにするために

「いらぬ心配」の一言を
添えることが多かったです。

「この度はご契約に関してご不安をお持ちかもしれませんが、」
「おけげさまを持ちましてスムーズに進めることができます。」
「これもお客様のいらぬ心配を解消するための努力の賜物と考えております… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

お客様との信頼関係を築くために、
「いらぬ心配」を自然と使えると、
安心感を与える印象を持たれるでしょう。

是非、「いらぬ心配」を使って
お客様に寄り添い、
安心の気持ちを伝えていきましょう。

信頼を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。



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