いらっしゃいませんのお勧め文例２０選とNG例
目次
「いらっしゃいません」
来客に対する配慮を示す言葉と言えます。
自分の会社に訪問してくれた取引先に対して
「いらっしゃいませんが、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「いらっしゃいません」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「いらっしゃいません」とは
「来ていない様子」を意味し、
来訪者に対する
敬意と感謝を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
あいにくの天候。
オープニングの挨拶で
「本日はお越しいただけない方もいらっしゃいますが…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「いらっしゃいません」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「いらっしゃいません」の意味
訪問先に人がいない状態を示す言葉で、
その場に誰もいないことを意味します。
「いらっしゃいません」の「いらっしゃい」には、
「来る」「存在する」といった意味があります。
「いらっしゃいません」というのは、
その場所に人がいないことを示しています。
訪問した際に、相手が不在であることを
伝えるための言葉であり、
相手の不在を丁寧に表現した言葉が「いらっしゃいません」です。
「いらっしゃいません」の使い方
「いらっしゃいません」という表現は、
主に人が来ていないことを示す際に使われます。
この表現は、
「誰かがここにいない」という意味を持ち、
相手にその状況を伝えるための言葉です。
「特定の場所に人がいないことを示し、
そのことを理解してもらうための表現」となっています。
「いらっしゃいません」には状況を加える
「いらっしゃいません」を使う場合、
「現在、○○は不在です」といった具体的な情報と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「いらっしゃいません」という表現は、
電話応対や訪問時の挨拶など、様々な場面で
使われています。
例えば、
お客様が訪問した際に担当者が不在の場合、
「○○はただいまいらっしゃいません」といった形で
伝えることが一般的です。
ビジネスシーンにおける
「いらっしゃいません」を使った
例文を紹介しておきます。
・「申し訳ございませんが、○○はただいまいらっしゃいません。」
・「本日は○○がいらっしゃいませんので、後日改めてご連絡いたします。」
・「お電話ありがとうございます。○○は現在いらっしゃいません。」
手紙
「いらっしゃいません」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「いらっしゃいません」を
使った例文を紹介しておきます。
・「ご連絡いただきましたが、○○はただいまいらっしゃいません。」
・「このたびはお越しいただきましたが、○○は不在でお会いできず申し訳ありません。」
訪問時
「いらっしゃいません」というフレーズと一緒に
使われる言葉に「訪問」があります。
・「本日は、○○がいらっしゃいませんので、またの機会にお越しください。」
・「先日は、○○がいらっしゃいませんでしたが、またお越しいただければ幸いです。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
不在のお知らせのメールです。
件名：不在のお知らせ
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびはご連絡いただきましたが、
○○はただいまいらっしゃいません。
お手数をおかけいたしますが、
後日改めてご連絡いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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署名
ーーーーーーー
「いらっしゃいません」への
返事は再度の連絡を促す
メールなどで「いらっしゃいません…」
と送られてきた場合、再度の連絡を促す
返事を述べましょう。
例えば、
「後日改めてご連絡させていただきます。」
などがあります。
「いらっしゃいません」のNG例
本日はご多忙の中いらっしゃいませんが、誠にありがとうございます。
いらっしゃいませんが、お引き立てにあずかりまして光栄です。
いらっしゃいませんが、おかげさまです。
いらっしゃいませんが、つかぬことをお伺いしますが…
今日はお忙しい中お伺いいたしましたが、いらっしゃいません。
先日はお忙しい中貴社を訪問させていただき感謝ですが、いらっしゃいませんでした。
いらっしゃいませんが、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「いらっしゃいません」は、
相手が来ていないことを伝える言葉ですが、
相手の存在を軽視しているように受け取られることがあります。
特に、ビジネスシーンでは、
相手の不在を強調することで、
失礼にあたると感じる人もいるため、
言葉を選ぶことが重要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「いらっしゃいません」のお勧め文例２０選
「いらっしゃいません」
お勧め文例を紹介します。
１、「いらっしゃいませんが、何かお手伝いできることがあればお知らせください。」
２、「本日はお忙しい中、いらっしゃいませんが、どうぞご安心ください。」
３、「お客様がいらっしゃいませんので、こちらでお待ちしております。」
４、「ご都合によりいらっしゃいませんが、次回のご訪問をお待ちしております。」
５、「本日はいらっしゃいませんが、またの機会にお会いできることを楽しみにしています。」
６、「お忙しいところいらっしゃいませんが、何かございましたらご連絡ください。」
７、「本日はいらっしゃいませんが、心より感謝申し上げます。」
８、「先日はいらっしゃいませんでしたが、またお会いできる日を楽しみにしています。」
９、「この度はいらっしゃいませんが、貴重なお時間をいただき感謝いたします。」
１０、「本日はお忙しいところ、いらっしゃいませんが、誠にありがとうございました。」
１１、「いらっしゃいませんが、次回はぜひお越しいただければと思います。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。いらっしゃいませんが、またお待ちしております。」
１３、「本日はいらっしゃいませんが、どうぞお気を付けてお帰りください。」
１４、「先日はいらっしゃいませんでしたが、誠にありがとうございました。」
１５、「いらっしゃいませんが、またお会いできることを楽しみにしています。」
１６、「先日はいらっしゃいませんが、心より感謝申し上げます。」
１７、「いらっしゃいませんが、次回はぜひお越しいただければと思います。」
１８、「本日はいらっしゃいませんが、次回はお会いできることを楽しみにしています。」
１９、「本日は<強>いらっしゃいませんが、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。」
２０、「本日はいらっしゃいませんが、私たちのためにお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」
「いらっしゃいません」の類語表現
「いらっしゃいません」の
類語表現をあげておきます。
不在
「いらっしゃいません」の類語表現には
「不在」があります。
「不在」とは、
その場にいないことを示す言葉で、
主にビジネスシーンや日常会話で用いられます。
特に、訪問者に対して使われることが多いです。
例えば、
「申し訳ありませんが、現在不在です」
などと使います。
「後で来て欲しい」ことを伝える場合は、「不在のため、後ほどお越しいただければと思います」といった使い方になります。
留守
「いらっしゃいません」の類語には
「留守」も当てはまります。
「いらっしゃいません」と同じく、
その場にいないことを表す言葉です。
「本日は留守にしておりますので、またの機会にお越しください」といった表現になります。
「いらっしゃいません」のフレーズを営業マンが正しく使うために
丁寧な対応を表す
「いらっしゃいません」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様から
お電話をいただいた際の応対に
「いらっしゃいません」の一言を
添えることが多かったです。
「申し訳ございませんが、〇〇様は現在いらっしゃいません。」
「お戻り次第、必ずご連絡させていただきます。」
「これもお客様のご理解のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様への対応やフォローアップの際に、
「いらっしゃいません」を自然と使えると、
信頼感と丁寧さを持たれるでしょう。
是非、「いらっしゃいません」を使って
お客様に対する配慮を
伝えていきましょう。
丁寧な言葉遣いをすることで
あなたの印象が大きくアップします。
