「不退転の決意を持って」のお勧め文例２０選とNG例
目次
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「不退転の決意を持って」
来客に対する強い意志を示す言葉と言えます。
困難な状況の中、自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「不退転の決意を持って、弊社のプロジェクトに取り組んでまいります。」
では、この「不退転の決意を持って」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「不退転の決意を持って」とは
「後戻りしない強い意志」を意味し、
相手に対する
真剣な姿勢と覚悟を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日あるプロジェクトの会議に参加したのですが
厳しい状況の中、
オープニングの挨拶で
「本日は不退転の決意を持って…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「不退転の決意を持って」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「不退転の決意を持って」の意味
困難や逆境に直面した際に、
一歩も引かずに進むという強い意志を示します。
「不退転の決意を持って」の「不退転」には、
「後退せず、決して引き下がらない」
との意味があります。
「不退転の決意を持って」というのは、
どんな困難があっても、
自らの目標に向かって突き進む姿勢を示しています。
厳しい状況の中で、
その決意を持って行動することは、
相手に対する強い意志と覚悟を
表現した言葉が「不退転の決意を持って」です。
「不退転の決意を持って」の使い方
「不退転の決意を持って」という表現は、
強い意志や覚悟を示す際に使われます。
先述しましたが、
「不退転」とは、後戻りしない、
つまり、決意を固めて進むことを意味します。
「何があってもこの道を進む」という
強い意志を表す表現となっています。
「不退転の決意を持って」には目標を加える
「不退転の決意を持って」を使う場合、
「目標に向かって全力を尽くします」
など、
具体的な目標や意志と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「不退転の決意を持って」という表現は、
プロジェクトの開始や新たな挑戦に際して、
意気込みを伝える際に使われます。
特に、困難な状況に直面した際の
決意表明として「不退転の決意を持って」
というフレーズが用いられます。
ビジネスシーンにおける
「不退転の決意を持って」を使った
例文を紹介しておきます。
・「私たちは不退転の決意を持って、
新プロジェクトに取り組んでまいります。」
・「この困難を乗り越えるために、
不退転の決意を持って全力を尽くします。」
・「不退転の決意を持って、
お客様の期待に応えるサービスを提供します。」
手紙
「不退転の決意を持って」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「不退転の決意を持って」を
使った例文を紹介しておきます。
・「今後とも不退転の決意を持って、
業務に邁進してまいります。」
・「このたびは不退転の決意を持って、
新たな挑戦に臨む所存です。」
ご挨拶
「不退転の決意を持って」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご挨拶」があります。
・「本日は、不退転の決意を持ってご挨拶申し上げます。」
・「先日は、不退転の決意を持ってお話しさせていただきました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
新プロジェクト開始のメールです。
件名：新プロジェクト開始のご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたび、私たちは新たなプロジェクトを
開始する運びとなりました。
不退転の決意を持って、
全力で取り組んでまいりますので、
何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「不退転の決意を持って」への
返事は意気込みを述べる
メールなどで「不退転の決意を持って…」
と送られてきた場合、
その意気込みに対する応援の言葉を
返事として述べましょう。
例えば、
「新プロジェクトの成功を心より願っております。」
などがあります。
「不退転の決意を持って」のNG例
本日は不退転の決意を持ってお越しいただき誠にありがとうございます。
不退転の決意を持ってお引き立てにあずかりまして光栄です。
不退転の決意を持っておかげさまです。
不退転の決意を持ってつかぬことをお伺いしますが…
今日は不退転の決意を持ってお伺いいたしました。
先日は不退転の決意を持って貴社を訪問させていただき感謝です。
不退転の決意を持ってお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「不退転の決意を持って」は、
強い意志を持って行動することを表す言葉ですが、
日常の挨拶や感謝の場面で使うには
少々重すぎる表現です。
また、相手に対して「不退転の決意を持って」という言葉を使うことで、
相手にプレッシャーを与える可能性もあるため、
状況に応じて適切な言葉を選ぶことが重要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「不退転の決意を持って」のお勧め文例２０選
「不退転の決意を持って」
お勧め文例を紹介します。
１、「不退転の決意を持ってこのプロジェクトに取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「不退転の決意を持ってご支援いただきありがとうございます。さっそく作業を始めさせていただきます。」
３、「不退転の決意を持って進めてまいりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。」
４、「不退転の決意を持ってこの課題に取り組む所存ですので、引き続きご指導いただけますと幸いです。」
５、「遠方より不退転の決意を持ってお越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「本日は悪天候が予想されるため不退転の決意を持ってお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は不退転の決意を持ってご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日は不退転の決意を持って本当にありがとうございました。」
９、「この度は不退転の決意を持って弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また不退転の決意を持ってお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「不退転の決意を持ってご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は不退転の決意を持って弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は不退転の決意を持ってお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は不退転の決意を持って弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「不退転の決意を持ってこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は不退転の決意を持って、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「不退転の決意を持って弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は不退転の決意を持ってお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨で不退転の決意を持って父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は不退転の決意を持って、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「不退転の決意を持って」の類語表現
「不退転の決意を持って」の
類語表現をあげておきます。
覚悟を決めて
「不退転の決意を持って」の類語表現には
「覚悟を決めて」があります。
「覚悟を決めて」とは、
何かを成し遂げるために
心を固めることを意味し、
特に重要な決断をする際に用いられます。
例えば、
「覚悟を決めて挑戦します」といった形で使われます。
また、
「このプロジェクトに全力を尽くす覚悟を決めています」といった表現も可能です。
決意を新たに
「不退転の決意を持って」の類語には
「決意を新たに」も当てはまります。
「決意を新たに」とは、
再度強い意志を持つことを表し、
新たな目標に向かって進む際に使われる言葉です。
「この瞬間から決意を新たにして、全力で取り組みます」といった表現が考えられます。
「不退転の決意を持って」のフレーズを営業マンが正しく使うために
強い意志を表す
「不退転の決意を持って」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、目標達成に向けて
自分自身を鼓舞する際に
「不退転の決意を持って」の一言を
心に留めていました。
「この度は新たなプロジェクトに挑戦するにあたり、誠心誠意取り組む所存です。」
「お客様の期待に応えるために、不退転の決意を持って全力を尽くします。」
「これも皆様のご支援のおかげと心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
新たな挑戦や困難な状況に直面した際に、
「不退転の決意を持って」を自然と使えると、
信頼感や責任感を持たれるでしょう。
是非、「不退転の決意を持って」を使って
自分自身を奮い立たせ、
目標に向かって進んでいきましょう。
強い意志を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
