「分不相応なことですので」のお勧め文例20選とNG例
目次
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「分不相応なことですので」
自分の立場をわきまえた謙虚な表現と言えます。
自分の能力や状況に対して過剰な期待を持たれた際に
「分不相応なことですので、恐縮ですがお受けできません。」
では、この「分不相応なことですので」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「分不相応なことですので」とは
「自分の能力や状況に対して過剰な要求であること」を意味し、
相手に対する
誠実さと謙虚さを表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの提案を受けたのですが
自分の力量を考えると、
「分不相応なことですので…」
とお断りすることにしました。
今日はこの
「分不相応なことですので」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「分不相応なことですので」の意味
自分の能力や立場に対して
過剰な要求や期待をすることは、
時に不適切な状況を生むことがあります。
「分不相応なこと」の「分不相応」には
「自分の実力や状況に見合っていない」
との意味があります。
「分不相応なこと」とは、
自分の身の丈に合わない行動や要求を示しています。
自分の限界を超えたことを
無理に行おうとすることは、
慎重さや自己認識を欠いた行動を
表現した言葉が「分不相応なことですので」です。
「分不相応なことですので」の使い方
「分不相応なことですので」という表現は、
自分の立場や状況に対して謙遜の意を示す際に使われます。
この表現は、
自分が受ける恩恵や評価が、自分の実力や地位に見合わないことを示しています。
「自分には過ぎたことであり、恐縮しています」という気持ちを
相手に伝えるための表現となっています。
「分不相応なことですので」には感謝を加える
「分不相応なことですので」を使う場合、
「このようなご配慮をいただき、心より感謝申し上げます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「分不相応なことですので」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で
使われています。
特に、
自分が受けた評価や待遇に対して
謙遜の意を表す際に用いられます。
ビジネスシーンにおける
「分不相応なことですので」を使った
例文を紹介しておきます。
・「このたびは、分不相応なことですので、恐縮しております。」
・「先日は、分不相応なことですので、心より感謝申し上げます。」
・「このようなご配慮をいただき、分不相応なことですので、感謝の気持ちでいっぱいです。」
手紙
「分不相応なことですので」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「分不相応なことですので」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは、分不相応なことですので、心より感謝申し上げます。」
・「先日は、分不相応なことですので、貴重なお時間をいただきありがとうございました。」
ご提案
「分不相応なことですので」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「このたびは、分不相応なことですので、貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は、分不相応なことですので、素晴らしいご提案をいただき感謝しております。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
お礼のメールです。
件名:お礼のご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびは、分不相応なことですので、
心より感謝申し上げます。
お話しさせていただいた内容は、
今後の業務に大いに役立つものでした。
改めてお礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「分不相応なことですので」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「分不相応なことですので…」
と送られてきた場合、
その謙遜に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「分不相応なことですので」のNG例
本日は分不相応なことですのでお気遣いをいただき誠にありがとうございます。
分不相応なことですのでお引き立てにあずかりまして光栄です。
分不相応なことですのでおかげさまです。
分不相応なことですのでつかぬことをお伺いしますが…
今日は分不相応なことですのでお伺いいたしました。
先日は分不相応なことですので貴社を訪問させていただき感謝です。
分不相応なことですのでお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「分不相応なことですので」は、
自分の立場や状況に対して
過剰な感謝や恐縮を表す言葉です。
しかし、「分不相応」が「自分には不釣り合い」
という意味を強調しすぎるため、
相手に対してネガティブな印象を与えることがあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「分不相応なことですので」のお勧め文例20選
「分不相応なことですので」
お勧め文例を紹介します。
1、「分不相応なことですので、このようなご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。」
2、「分不相応なことですので、お手数をおかけして申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。」
3、「分不相応なことですので、恐縮ではございますが、ぜひお力添えをいただければ幸いです。」
4、「分不相応なことですので、このような機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
5、「遠方より分不相応なことですのでお越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「本日は分不相応なことですので、お越しいただくことになりますが、何卒ご容赦ください。」
7、「本日は分不相応なことですので、お時間をいただきありがとうございました。」
8、「先日は分不相応なことですので、本当にありがとうございました。」
9、「この度は分不相応なことですので、お手数をおかけし恐縮しております。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また分不相応なことですのでお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「分不相応なことですので、ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は分不相応なことですのでお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は分不相応なことですので、お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は分不相応なことですので、ご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「分不相応なことですので、こちらまでお出かけいただきお手数おかけしましたが、良いお話ができたと感じています。」
16、「先日は分不相応なことですので、皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「分不相応なことですので、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は分不相応なことですので、お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で分不相応なことですので、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。」
20、「本日は分不相応なことですので、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「分不相応なことですので」の類語表現
「分不相応なことですので」の
類語表現をあげておきます。
身の丈に合わない
「分不相応なことですので」の類語表現には
「身の丈に合わない」があります。
「身の丈に合わない」とは、
自分の能力や状況に対して、
過剰な要求や期待をすることを指します。
例えば、
「身の丈に合わないお願いをしてしまい、申し訳ありません」
などと使います。
「自分の立場を考慮する」ことを強調したい場合は、「身の丈に合った範囲でお願いしたいのですが」
という使い方になります。
過剰な期待
「分不相応なことですので」の類語には
「過剰な期待」も当てはまります。
「過剰な期待」とは、
実際の能力や状況を超えた期待をすることを意味します。
「私の能力を考慮せず、過剰な期待をされるのは困ります」
このような表現になります。
「分不相応なことですので」のフレーズを営業マンが正しく使うために
謙虚な気持ちを表す
「分不相応なことですので」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様から
大きなご支援をいただいた際のお礼状に
「分不相応なことですので」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様からのご支援を賜り、誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をいただく運びとなりました。」
「これも〇〇様の分不相応なことですので、心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「分不相応なことですので」を自然と使えると、
謙虚で礼儀正しい印象を持たれるでしょう。
是非、「分不相応なことですので」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。