中秋の候のお勧め文例２０選とNG例
目次
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「中秋の候」
季節の移り変わりを感じさせる言葉と言えます。
秋の訪れを感じるこの時期に、取引先に対して
「中秋の候、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「中秋の候」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「中秋の候」とは
「秋の真ん中の時期」を意味し、
季節の変化に対する
感謝と敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
心地よい秋晴れの中、
オープニングの挨拶で
「本日は中秋の候…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「中秋の候」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「中秋の候」の意味
秋の深まりを感じるこの時期、
月が美しく輝く中で、
自然の恵みを実感します。
「中秋の候」の「中秋」には、
「秋の真ん中」という意味があり、
この時期に満月を迎えることを示しています。
「候」という言葉は、
季節の移り変わりや、
その時期の特徴を表現しています。
美しい月を眺めながら、
豊かな実りに感謝する気持ちを込めて、
この時期の風情を大切にし、
心を豊かにする言葉が「中秋の候」です。
「中秋の候」の使い方
「中秋の候」という表現は、
季節の挨拶としてよく使われます。
この表現は、
秋の中頃、特に中秋の名月を迎える時期を指し、
「秋の深まりを感じる時期において」という意味合いを持っています。
「月が美しく、秋の気配が漂うこの時期に、
相手の健康や幸せを願う気持ちを表す」
という意味で使われることが多いです。
「中秋の候」には相手を気遣う言葉を加える
「中秋の候」を使う場合、
「お元気でお過ごしでしょうか」
など、
相手を気遣う言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「中秋の候」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で
使われています。
特に、秋の季節における挨拶として、
相手の健康を気遣う言葉や、
感謝の気持ちを伝える際に「中秋の候」
というフレーズを用います。
ビジネスシーンにおける
「中秋の候」を使った
例文を紹介しておきます。
・「中秋の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
・「中秋の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。」
・「中秋の候、いつもお世話になっております。」
手紙
「中秋の候」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「中秋の候」を
使った例文を紹介しておきます。
・「中秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
・「このたびは中秋の候、心温まるお便りをいただき、誠にありがとうございました。」
ご挨拶
「中秋の候」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご挨拶」があります。
・「中秋の候、皆様にご挨拶申し上げます。」
・「中秋の候、心より感謝の意を表します。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
季節の挨拶のメールです。
件名：季節のご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
中秋の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
この時期、月が美しく、秋の深まりを感じることができる季節です。
お忙しい中、どうぞご自愛ください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「中秋の候」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「中秋の候…」
と送られてきた場合、相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「中秋の候、温かいお言葉をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「中秋の候」のNG例
本日は中秋の候にお越しいただき誠にありがとうございます。
中秋の候にお引き立てにあずかりまして光栄です。
中秋の候におかげさまです。
中秋の候につかぬことをお伺いしますが…
今日は中秋の候にお伺いいたしました。
先日は中秋の候に貴社を訪問させていただき感謝です。
中秋の候にお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「中秋の候」は、
秋の訪れを感じる時期に相手を気遣う言葉です。
しかし、「候」という言葉が古風であるため、
堅苦しく感じる人もいます。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「中秋の候」のお勧め文例２０選
「中秋の候」
お勧め文例を紹介します。
１、「中秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
２、「中秋の候、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。」
３、「中秋の候、お忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございます。」
４、「中秋の候、この時期にお会いできることを楽しみにしておりました。」
５、「遠方より中秋の候お越しいただき、心より感謝申し上げます。」
６、「本日は中秋の候、お天気も良く、素晴らしい日となりました。」
７、「中秋の候、お忙しいところお越しいただき、ありがとうございました。」
８、「先日は中秋の候、お世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。」
９、「この度は中秋の候、弊社までお運びいただき、誠にありがとうございます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また中秋の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「中秋の候、ご足労をおかけして申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。中秋の候、お越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は中秋の候、お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
１４、「先日は中秋の候、弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「中秋の候、こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。お話できて良かったです。」
１６、「先日は中秋の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「中秋の候、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は中秋の候、お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、中秋の候を迎え、皆様にお集まりいただきまして誠にありがとうございました。」
２０、「本日は中秋の候、私達のためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「中秋の候」の類語表現
「中秋の候」の
類語表現をあげておきます。
秋の気配
「中秋の候」の類語表現には
「秋の気配」があります。
「秋の気配」とは、
秋の訪れを感じさせる言葉で、
主に季節の挨拶や詩的な表現で用いられます。
自然の変化を感じる時期に使われることが多いです。
例えば、
「秋の気配が漂う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか」
などと使います。
「秋の訪れを感じる」ことを表現する場合は、「秋の気配を感じる季節となりました」といった使い方になります。
実りの秋
「中秋の候」の類語には
「実りの秋」も当てはまります。
「実りの秋」と同じく、
秋の豊かさや収穫を表す言葉です。
「実りの秋を迎え、心豊かな日々をお過ごしください」といった表現になります。
「中秋の候」のフレーズを営業マンが正しく使うために
季節の移り変わりを感じさせる言葉
「中秋の候」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様への
季節の挨拶をする際に
「中秋の候」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はお世話になっております。中秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
「おかげさまで、今期も順調に進んでおります。」
「これも皆様のご支援のおかげと心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
季節の挨拶を通じてお客様との距離を縮めたり、
感謝の気持ちを込めたり、
「中秋の候」を自然と使えると、
丁寧で心配りのある印象を持たれるでしょう。
是非、「中秋の候」を使って
お世話になった人に
季節のご挨拶を伝えていきましょう。
挨拶を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
