仲夏の候のお勧め文例２０選とNG例
目次
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「仲夏の候」
季節の移り変わりを感じさせる言葉と言えます。
暑い夏の真っ只中に自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「仲夏の候、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「仲夏の候」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「仲夏の候」とは
「夏の中頃」を意味し、
季節の変化に対する
敬意と感謝を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある勉強会に参加したのですが
まさに夏真っ盛りの時期でした。
オープニングの挨拶で
「本日は仲夏の候…」
で講義がスタートしていきました。
今日はこの
「仲夏の候」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「仲夏の候」の意味
夏の真ん中に差し掛かる時期に、
暑さが一層厳しくなり、
自然の景色が豊かに色づく頃を指します。
「仲夏の候」の「仲夏」には、
「夏の中間の時期」という意味があります。
「仲夏」という言葉は、
夏の盛りを表し、
生命力あふれる季節を示しています。
この時期に訪れる人々に対し、
季節の移り変わりを感じながら、
その存在を大切に思う気持ちを表現した言葉が「仲夏の候」です。
「仲夏の候」の使い方
「仲夏の候」という表現は、
季節の挨拶言葉としてよく使われます。
この表現は、
夏の真ん中の時期を指し、
「暑さが厳しい時期に差し掛かっている」という意味合いを持っています。
「夏の盛りにあたるこの時期に、
お元気でお過ごしでしょうか」という相手への気遣いを
表す表現となっています。
「仲夏の候」には健康を気遣う言葉を加える
「仲夏の候」を使う場合、
「お変わりなくお過ごしでしょうか」
など、
健康を気遣う言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「仲夏の候」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
特に、夏の暑さが厳しい中での
挨拶やお礼の言葉として用いられます。
ビジネスシーンにおける
「仲夏の候」を使った
例文を紹介しておきます。
・「仲夏の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
・「仲夏の候、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。」
・「仲夏の候、暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。」
手紙
「仲夏の候」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「仲夏の候」を
使った例文を紹介しておきます。
・「仲夏の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
・「仲夏の候、貴殿のご活躍を心よりお祈り申し上げます。」
ご挨拶
「仲夏の候」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご挨拶」があります。
・「仲夏の候、皆様にご挨拶申し上げます。」
・「仲夏の候、貴社にお伺いできることを楽しみにしております。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
ご挨拶のメールです。
件名：ご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
仲夏の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
この度はお忙しい中、貴社とのお取引を進めることができ、
心より感謝申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
まずはご挨拶まで。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「仲夏の候」への
返事は健康を気遣う
メールなどで「仲夏の候…」
と送られてきた場合、相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「仲夏の候、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「仲夏の候」のNG例
本日は仲夏の候、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
仲夏の候、お引き立てにあずかりまして光栄です。
仲夏の候、おかげさまです。
仲夏の候、つかぬことをお伺いしますが…
今日は仲夏の候、お伺いいたしました。
先日は仲夏の候、貴社を訪問させていただき感謝です。
仲夏の候、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「仲夏の候」は、
夏の真ん中の時期に相手に対して
季節の挨拶をする言葉です。
しかし、「候」という言葉が古風であるため、
堅苦しい印象を与えることがあります。
相手にリラックスした印象を与えるためには、
もう少しカジュアルな表現を選んだ方が
良い場合もあるので注意して下さい。
「仲夏の候」のお勧め文例２０選
「仲夏の候」
お勧め文例を紹介します。
１、「仲夏の候、お忙しい中お越しいただきありがとうございます。」
２、「仲夏の候、ご来店いただき感謝申し上げます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「仲夏の候、お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「仲夏の候、ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方より仲夏の候お越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は暑さが予想されるため仲夏の候お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は仲夏の候ご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日は仲夏の候本当にありがとうございました。」
９、「この度は仲夏の候弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また仲夏の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「仲夏の候ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は仲夏の候弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は仲夏の候お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は仲夏の候弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「仲夏の候こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は仲夏の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「仲夏の候弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は仲夏の候お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、暑さの中仲夏の候を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は仲夏の候、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「仲夏の候」の類語表現
「仲夏の候」の
類語表現をあげておきます。
盛夏の折
「仲夏の候」の類語表現には
「盛夏の折」があります。
「盛夏の折」とは、
夏の真っ盛りの時期を指し、
主に挨拶文やビジネスシーンで用いられます。
暑さが厳しい時期に使われる表現です。
例えば、
「盛夏の折、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」
などと使います。
「この時期にお体に気をつけてください」という意味合いを込める場合は、「盛夏の折、どうぞご自愛ください」といった使い方になります。
夏の盛り
「仲夏の候」の類語には
「夏の盛り」も当てはまります。
「夏の盛り」と同じく、
夏の最も暑い時期を表す言葉です。
「夏の盛りにあたり、皆様のご健康をお祈り申し上げます」
このような表現になります。
「仲夏の候」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
季節の挨拶を表す
「仲夏の候」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマン時代、取引先への
季節の挨拶状を送る際に
「仲夏の候」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はお世話になっております。」
「仲夏の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
ビジネスの場で季節感を大切にし、
相手への配慮を示すことで、
「仲夏の候」を自然と使えると、
信頼感や親しみを持たれるでしょう。
是非、「仲夏の候」を使って
お世話になった人に
季節の挨拶を伝えていきましょう。
挨拶を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
