「新秋の候」のお勧め文例２０選とNG例
目次
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「新秋の候」
季節の移り変わりを感じさせる言葉と言えます。
涼しさが増してきたこの時期に、取引先に対して
「新秋の候、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「新秋の候」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「新秋の候」とは
「新しい秋の訪れ」を意味し、
季節の変化に対する
感謝と敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
心地よい秋風が吹く中、
オープニングの挨拶で
「本日は新秋の候…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「新秋の候」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「新秋の候」の意味
秋の訪れを感じるこの時期、
木々の葉が色づき、
涼しい風が吹き始めます。
「新秋の候」の「新秋」には、
「新しい秋の季節がやってきた」
との意味があります。
「新秋の候」というのは、
秋の深まりとともに、
自然の変化を感じる様子を示しています。
この時期に、
新たな季節の到来を共に喜び、
感謝の気持ちを込めて
相手に伝える言葉が「新秋の候」です。
「新秋の候」の使い方
「新秋の候」という表現は、
季節の挨拶としてよく使われます。
この表現は、
秋の訪れを感じさせる時期に、
「新しい秋の季節がやってきた」という意味を含んでいます。
「涼しさが増し、秋の気配が漂う中で、
相手の健康や繁栄を願う気持ちを表す」
という意味合いを持つ表現となっています。
「新秋の候」には相手を気遣う言葉を加える
「新秋の候」を使う場合、
「お元気でお過ごしでしょうか」
など、
相手を気遣う言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「新秋の候」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で
使われています。
秋の訪れを感じる時期に、
相手の健康を気遣う挨拶として「新秋の候」
というフレーズを用いることが一般的です。
ビジネスシーンにおける
「新秋の候」を使った
例文を紹介しておきます。
・「新秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
・「新秋の候、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。」
・「新秋の候、皆様のご健康をお祈り申し上げます。」
手紙
「新秋の候」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「新秋の候」を
使った例文を紹介しておきます。
・「新秋の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
・「新秋の候、貴方様のご多幸をお祈り申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
ビジネスの挨拶メールです。
件名：ご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
新秋の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずはご挨拶まで。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「新秋の候」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「新秋の候…」
と送られてきた場合、
相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「新秋の候、温かいお言葉をいただき、誠にありがとうございます。」
などがあります。
「新秋の候」のNG例
本日は新秋の候、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
新秋の候、お引き立てにあずかりまして光栄です。
新秋の候、おかげさまです。
新秋の候、つかぬことをお伺いしますが…
今日は新秋の候、お伺いいたしました。
先日は新秋の候、貴社を訪問させていただき感謝です。
新秋の候、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「新秋の候」は、
秋の訪れを感じる時期に相手に対して
季節の挨拶をする言葉です。
しかし、「候」という言葉が古風であるため、
堅苦しく感じる人もいます。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「新秋の候」のお勧め文例２０選
「新秋の候」
お勧め文例を紹介します。
１、「新秋の候、ご来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「新秋の候、ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「新秋の候、お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「新秋の候、ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方より新秋の候お越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は悪天候が予想されるため新秋の候お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は新秋の候ご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日は新秋の候本当にありがとうございました。」
９、「この度は新秋の候弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また新秋の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「新秋の候ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は新秋の候弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は新秋の候お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は新秋の候弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「新秋の候こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は新秋の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「新秋の候弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は新秋の候お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨で新秋の候を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は新秋の候、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「新秋の候」の類語表現
「新秋の候」の
類語表現をあげておきます。
秋の訪れ
「新秋の候」の類語表現には
「秋の訪れ」があります。
「秋の訪れ」とは、
秋がやってきたことを表現する言葉で、
主に季節の挨拶や手紙などで用いられます。
心地よい気候を感じる時期に使われることが多いです。
例えば、
「秋の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか」
などと使います。
「秋の気配を感じる」ことを伝えたい場合は、「秋の訪れを感じておりますが」
という使い方になります。
実りの秋
「新秋の候」の類語には
「実りの秋」も当てはまります。
「実りの秋」と同じく、
秋の豊かさや収穫の時期を表現する言葉です。
「実りの秋を迎え、心豊かな日々をお過ごしください」
このような表現になります。
「新秋の候」のフレーズを営業マンが正しく使うために
季節の移り変わりを感じさせる言葉
「新秋の候」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様へのご挨拶状に
「新秋の候」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はお世話になっております。」
「新秋の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
「これからも何卒よろしくお願い申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
季節の挨拶を通じてお客様との距離を縮めたり、
感謝の気持ちを込めたり、
「新秋の候」を自然と使えると、
心温まる印象を持たれるでしょう。
是非、「新秋の候」を使って
お世話になった人に
季節のご挨拶を伝えていきましょう。
挨拶を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
