雨水の候のお勧め文例20選とNG例

公開: 2026-09-21 00:31:14 更新: 2026-09-21 00:31:14
「雨水の候」
季節の移り変わりを感じさせる季語のひとつと言えます。

春の訪れを感じるこの時期に挨拶状やメールで用いられることが多く、
「雨水の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

では、この「雨水の候」は
どのような意味をもち、
どんな場面で使われる言葉なのでしょうか。

「雨水の候」とは
雪が雨に変わり氷が解け始める時期を表し、

季節の便りとして
相手の健康や繁栄を願う気持ちを伝える言葉です。

ビジネスシーンはもちろん、
日常的な挨拶や礼状でも使うことができる、
知っておきたい表現の一つです。

先日いただいたお礼状にも
「雨水の候、貴台ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
という書き出しがありました。

今日はこの
「雨水の候」の意味と使い方、
例文や類義語を詳しく解説いたします。
目次 [非表示]
  1. 1 「雨水の候」の意味
  2. 2 「雨水の候」の使い方
  3. 2.1 「雨水の候」には季節の挨拶を添えて
  4. 2.2 ビジネスシーン
  5. 2.3 手紙
  6. 2.4 ご案内
  7. 2.5 メール
  8. 3 「雨水の候」のNG例
  9. 4 「雨水の候」のお勧め文例20選
  10. 5 「雨水の候」の類語表現
  11. 5.1 初春の候
  12. 5.2 早春の折

「雨水の候」の意味


雨や雪が解けて水が流れ始める時期を
指す季節の言葉です。

「雨水の候」の「候」には
「季節のうつろい」や
「時節を表す言葉」という意味があります。

「雨水の候」とは、
冬の厳しさから春の兆しへと変わる、
自然の移ろいを示す言葉です。

季節の変化を感じ取り、
挨拶文などで季節感を表現するための言葉が「雨水の候」です。

「雨水の候」の使い方


「雨水の候」という表現は、
季節の挨拶としてよく使われます。

先にも触れましたが、
「雨水の候」とは、
二十四節気の一つ「雨水」を指し、
雪が雨に変わり、氷が溶け始める頃の季節を意味します。

「春の訪れを感じさせる頃」
という意味合いが込められており、
挨拶文で季節感を表す際の
言葉として用いられています。

「雨水の候」には季節の挨拶を添えて


「雨水の候」を使う場合、
「貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」
など、
季節の挨拶や相手の健康・繁栄を願う言葉と共に用いられます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「雨水の候」という表現は、

メールや手紙、挨拶文など、
様々な場面で活用されています。
季節感を持たせた丁寧な言い回しとして、
取引先や顧客とのコミュニケーションに用いられます。

ビジネスシーンにおける
「雨水の候」を使った
例文を紹介します。

・「雨水の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。」
・「雨水の候、皆様におかれましては益々ご健勝のことと存じます。」
・「雨水の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」

手紙


「雨水の候」というフレーズは
文章面での季節の挨拶として一般的に使われますが、

特に手紙やメールの冒頭で使われることが多い表現です。

手紙における「雨水の候」を使った例文を紹介します。

・「雨水の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
・「雨水の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。」

ご案内


「雨水の候」のフレーズと一緒に使われる言葉に「ご案内」があります。

・「雨水の候、平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。ここに○○のご案内を申し上げます。」
・「雨水の候、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。さて、○○についてご案内申し上げます。」

メール


メールでの文例をあげておきます。
季節の挨拶を添えたビジネスメール例です。

件名:新製品のご案内


株式会社○○
営業部 山田様

平素より大変お世話になっております。

雨水の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたび、新製品○○を発売いたしましたので、
ご案内申し上げます。
詳細については添付の資料をご覧いただければ幸いです。

ご不明点等ございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「雨水の候」への
返事は季節の挨拶や感謝を述べる

メールなどで「雨水の候…」
と書かれてきた場合、
季節の移ろいや相手の健康を気遣う言葉に
感謝や返礼の言葉を添えて返答しましょう。

例えば、
「このたびはご丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。」
などがあります。

「雨水の候」のNG例


本日は雨水の候にもかかわらずお気遣いをいただき誠にありがとうございます。
雨水の候にも関わらずお引き立てにあずかりまして光栄です。
雨水の候にもかかわらずおかげさまです。
雨水の候に際しつかぬことをお伺いしますが…
今日は雨水の候にもかかわらずお伺いいたしました。
先日は雨水の候にもかかわらず貴社を訪問させていただき感謝です。
雨水の候にもかかわらずお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「雨水の候」は、
二十四節気の季節を表す言葉であり、
時候の挨拶や季節感を示す表現です。

しかし、「雨水の候」に「にもかかわらず」などの
逆接や相手の労をいたわる意味合いを含む表現を組み合わせるのは不適切です。

季節の挨拶として意味を正しく理解し、
相手に誤解や違和感を与えないよう使い分けることが大切です。

「雨水の候」のお勧め文例20選


「雨水の候」
お勧め文例を紹介します。

1、「雨水の候来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

2、「雨水の候ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」

3、「雨水の候お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」

4、「雨水の候ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」

5、「遠方より雨水の候お越しいただき誠にありがとうございます。」

6、「当日は天候の変わりやすい雨水の候お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」

7、「本日は雨水の候ご足労いただきありがとうございました。」

8、「先日は雨水の候本当にありがとうございました。」

9、「この度は雨水の候弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、また雨水の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」

11、「雨水の候ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は雨水の候弊社までお越しいただきありがとうございます。」

13、「本日は雨水の候お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日は雨水の候弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」

15、「雨水の候こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」

16、「先日は雨水の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「雨水の候弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」

18、「本日は雨水の候お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、雨水の候を迎え、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」

20、「本日は雨水の候、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「雨水の候」の類語表現


「雨水の候」の
類語表現をあげておきます。

初春の候


「雨水の候」の類語表現には
「初春の候」があります。

「初春の候」とは、
春の始まりを表す時期の挨拶で、

主にビジネスや季節の挨拶状で使われます。
穏やかな春の訪れを感じさせる表現です。

例えば、
「初春の候、皆様にはますますご健勝のことと存じます」
などと使います。

季節感を大切にしたい場合に適した表現です。

早春の折


「雨水の候」の類語には
「早春の折」も当てはまります。

「雨水の候」と同じく、
春の訪れを告げる時候の挨拶です。

「早春の折、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます」
このような表現になります。