若干のお勧め文例20選とNG例




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「若干」
微妙なニュアンスを含む言葉と言えます。


少しだけ変化があった状況に対して
「若干の変化が見られます。」と表現することができます。

では、この「若干」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「若干」とは
「少しだけ」という意味を持ち、

物事の程度や量を控えめに表現する言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある会議に参加したのですが
議題の進行が若干遅れていました。

その際の発言で
「進行が若干遅れているようです…」
と報告が行われました。

今日はこの
「若干」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「若干」の意味

少しだけ、またはほんの少しの量を示す言葉です。

「若干」という言葉には、
「数量や程度が少ない」という意味があります。

「若干の差」というのは、
大きな違いではなく、微細な違いを示しています。

少しの変化や影響を考慮する際に、

その微妙なニュアンスを伝えるために使われる言葉が「若干」です。

「若干」の使い方

「若干」という表現は、
数量や程度を示す際によく使われます。

先述しましたが、
「若干」という言葉は、
「少し」や「いくらか」という意味を持ちます。

「数量が少ないが、無視できない程度である」
というニュアンスを含んでおり、
相手に対して柔らかい印象を与える表現となっています。

「若干」には具体的な数値を加える

「若干」を使う場合、
「若干の変更がございます」
など、
具体的な数値や状況と一緒に使われることが多いです。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「若干」という表現は、

メールや報告書、会話など様々な場面で
使われています。
特に、
数量や進捗状況を伝える際に
「若干の遅れが生じております」といった形で使われます。

ビジネスシーンにおける
「若干」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日は若干の遅れが生じておりますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
・「先日は若干の変更がありましたが、無事に進行しております。」
・「若干の調整が必要ですが、プロジェクトは順調に進んでいます。」

手紙

「若干」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「若干」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、若干の変更がありましたが、無事にお越しいただきありがとうございました。」
・「このたびは若干の遅れがありましたが、無事に納品いたしました。」

ご来店

「若干」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。

・「本日は、若干の混雑が予想されますが、ご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、若干の待ち時間がありましたが、ご来店いただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。

件名:ご来社のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

本日はご多忙にもかかわらず
また、若干の遅れが生じておりましたが、弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。

打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。

中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。

まずはご来社のお礼を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「若干」に対する
返事は感謝を述べる

メールなどで「若干…」
と送られてきた場合、労りに対する感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「若干」のNG例

本日は若干のご都合をいただき誠にありがとうございます。
若干のご配慮をいただきまして光栄です。
若干のおかげさまです。
若干のことをお伺いしますが…
今日は若干のご都合でお伺いいたしました。
先日は若干のご都合で貴社を訪問させていただき感謝です。
若干のご都合でお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「若干」は、
少しの量や程度を表す言葉ですが、
相手に対して軽視している印象を与えることがあります。

特にビジネスシーンでは、
「若干」という表現が曖昧さを生むことがあり、
相手に不快な思いをさせる可能性もあるため、
より具体的な表現を用いた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。

「若干」のお勧め文例20選

「若干」
お勧め文例を紹介します。

1、「若干お待たせいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

2、「若干お時間をいただきますが、さっそくお手続きを始めさせていただきます。」

3、「若干お手数をおかけしますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」

4、「若干のご足労をいただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」

5、「遠方より若干お越しいただき誠にありがとうございます。」

6、「当日は混雑が予想されるため若干お待ちいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」

7、「本日は若干お待たせいたしましたが、ご足労いただきありがとうございました。」

8、「先日は若干お時間をいただき、本当にありがとうございました。」

9、「この度は若干お手数をおかけいたしました。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、また若干お待たせいただき、誠にありがとうございました。」

11、「若干お手間をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は若干お時間をいただきありがとうございます。」

13、「本日は若干お待たせいたしましたが、お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日は若干お時間をいただき、誠にありがとうございました。」

15、「若干お手数をおかけしましたが、現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」

16、「先日は若干のご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「若干の時間をいただき、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」

18、「本日は若干お待たせいたしました。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、若干お待たせいたしましたが、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」

20、「本日は若干お待たせいたしましたが、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「若干」の類語表現

「若干」の
類語表現をあげておきます。

少々

「若干」の類語表現には
「少々」があります。

「少々」とは、
数量や程度がわずかであることを示す言葉で、

主に日常会話やビジネスシーンで用いられます。
カジュアルな場面でも使いやすい表現です。

例えば、
「少々お待ちいただけますか?」
などと使います。

「少しだけ」というニュアンスを強調したい場合は、「少々お手数をおかけしますが」といった使い方になります。

わずか

「若干」の類語には
「わずか」も当てはまります。

「わずか」と同じく、
数量や程度が非常に少ないことを表す言葉です。

「このプロジェクトにはわずかなお時間をいただければと思います」
このような表現になります。

「若干」のフレーズを営業マンが正しく使うために

微妙なニュアンスを伝える
「若干」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様とのやり取りで
商品の特性を説明する際に

「若干」の一言を
添えることが多かったです。

「この商品は若干のサイズ調整が可能です。」
「お客様のご要望に応じて、若干の変更を加えることができます。」
「これもお客様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

提案書やプレゼンテーションで
お客様にわかりやすく伝えたり、

「若干」を自然と使えると、
柔軟で配慮のある印象を持たれるでしょう。

是非、「若干」を使って
お客様に対して
丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。

微妙なニュアンスを言葉にすることで
あなたの信頼感が大きくアップします。



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