折衝のお勧め文例２０選とNG例
目次
「折衝」
ビジネスにおける重要な交渉を示す言葉と言えます。
取引先との関係を築くために行う交渉に対して
「折衝を重ねて、良い結果を得ることができました。」
では、この「折衝」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「折衝」とは
「交渉や調整を行うこと」を意味し、
ビジネスシーンにおける
重要なスキルを表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの進行にあたり
チーム内での「折衝」が必要でした。
会議の冒頭で
「本日は折衝を通じて…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「折衝」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「折衝」の意味
交渉や調整を行う中で、
意見や立場の違いを乗り越え、
合意を目指すプロセスを指します。
「折衝」の「折」は、
「折り合いをつける」という意味があり、
「衝」は「衝突」や「対立」を示しています。
「折衝」とは、
異なる意見や利害が対立する中で、
双方が納得できる解決策を見出すことを意味します。
困難な状況の中で、
相手と真摯に向き合い、
理解と妥協を通じて関係を築く姿勢が「折衝」です。
「折衝」の使い方
「折衝」という表現は、
主に交渉や調整の場面で使われます。
先述しましたが、
「折衝」とは、
異なる意見や立場を持つ者同士が、
意見を交わし合い、合意を目指す行為を指します。
「意見の相違を解消し、円滑な関係を築くための努力をする」
という意味合いが込められています。
「折衝」には相手への配慮を加える
「折衝」を行う場合、
「お互いの意見を尊重しながら進めていきましょう」
など、
相手への配慮の言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「折衝」という表現は、
会議や商談、メールなど様々な場面で
使われています。
特に、
契約内容の調整や条件の確認を行う際の
重要なプロセスとして位置づけられています。
ビジネスシーンにおける
「折衝」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日はお忙しい中、折衝の場にお越しいただき、誠にありがとうございます。」
・「先日は折衝の際に貴重なご意見をいただき、感謝申し上げます。」
・「折衝の結果、双方が納得できる形で合意に至りました。」
手紙
「折衝」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「折衝」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、折衝の場において貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。」
・「このたびは折衝にご協力いただき、誠に感謝申し上げます。」
ご提案
「折衝」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「本日は、折衝の場においてご提案いただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は、折衝の際にご提案いただき、心より感謝申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
折衝のお礼のメールです。
件名：折衝のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず、
また、折衝の場にお越しいただき、
誠にありがとうございます。
お話し合いの中で貴重な意見を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずは折衝のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「折衝」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「折衝…」
と送られてきた場合、相手の配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「折衝」のNG例
本日は折衝の場にお越しいただき誠にありがとうございます。
折衝の機会をいただきまして光栄です。
折衝のおかげさまで進展がありました。
今日は折衝の件でお伺いしますが…
先日は折衝のために貴社を訪問させていただき感謝です。
折衝の際にお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「折衝」は、
交渉や調整を行う際に用いる言葉ですが、
あまりにも形式的に使うと、
相手に冷たい印象を与えることがあります。
特にビジネスシーンでは、
「折衝」という言葉が堅苦しく感じられることもあり、
より柔らかい表現を用いることで、
相手との関係を円滑に保つことができる場合もありますので注意してください。
「折衝」のお勧め文例２０選
「折衝」
お勧め文例を紹介します。
１、「折衝の結果、良い方向に進展できることを願っております。」
２、「本日は折衝のためにお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
３、「今後の折衝に向けて、しっかりと準備を進めてまいります。」
４、「お忙しい中、折衝にご参加いただき感謝申し上げます。」
５、「この度の折衝が実を結ぶことを心より願っております。」
６、「次回の折衝では、より具体的な提案をさせていただきます。」
７、「本日は折衝にお越しいただき、誠にありがとうございました。」
８、「先日の折衝では貴重なご意見をいただき、感謝しております。」
９、「この度の折衝において、双方にとって有意義な結果が得られることを期待しています。」
１０、「本日はお忙しいところ、折衝にお越しいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「折衝の際には、ぜひ率直なご意見をお聞かせください。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は折衝にご参加いただきありがとうございます。」
１３、「本日は折衝にお越しいただき、心より感謝申し上げます。お気を付けてお帰りください。」
１４、「先日は折衝にお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
１５、「折衝の結果、今後の関係がより良好になることを期待しています。」
１６、「先日は折衝にお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「折衝の場でのご意見は、今後の参考にさせていただきます。」
１８、「本日は折衝にお越しいただき恐縮です。次回は弊社からお伺いさせていただきます。」
１９、「本日は、折衝にご参加いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で有意義な時間を過ごすことができました。」
２０、「本日は折衝のためにお越しいただき、私たちのために貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」
「折衝」の類語表現
「折衝」の
類語表現をあげておきます。
交渉
「折衝」の類語表現には
「交渉」があります。
「交渉」とは、
相手と条件や意見を調整するための
話し合いを指し、
主にビジネスシーンで用いられます。
様々な場面で使える言葉です。
例えば、
「この件については交渉が必要です」
などと使います。
「合意を目指す」場合は、「交渉を進めたいのですが」
という使い方になります。
調整
「折衝」の類語には
「調整」も当てはまります。
「調整」とは、
異なる意見や条件を整えることを指し、
「折衝」と同じく、合意形成を目指す際に使われる言葉です。
「このプロジェクトの進行にあたり、調整が必要です」
このような表現になります。
「折衝」のフレーズを営業マンが正しく使うために
効果的な交渉の重要性を表す
「折衝」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との契約を進める際に
「折衝」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様との折衝を重ねた結果、誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様の折衝のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様との関係を深めたり、
「折衝」を自然と使えると、
信頼性と誠実さを持たれるでしょう。
是非、「折衝」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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