別個のお勧め文例２０選とNG例
目次
「別個」
物事を区別する際に使われる言葉と言えます。
異なる意見や立場を持つ人々に対して
「別個の視点を持つことは大切です。」
では、この「別個」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「別個」とは
「それぞれ独立している様子」を意味し、
異なる考え方や状況を尊重する姿勢を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
参加者それぞれの意見が飛び交う中、
司会者が「ここでは別個の意見を尊重し…」
で議論が進められていきました。
今日はこの
「別個」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「別個」の意味
異なるものや独立したものが
それぞれ存在することを指します。
「別個」という言葉には
「他とは異なる」という意味が含まれています。
「別個である」というのは、
それぞれが独立している様子を示しています。
異なる要素がそれぞれの役割を持ちながら
共存している状況に対し、
その独自性を尊重し、理解を示す言葉が「別個」です。
「別個」の使い方
「別個」という表現は、
特定の事柄や物事を分けて考える際に使われます。
先述しましたが、
また、「別個」という表現は、
それぞれの要素が独立していることを示します。
「異なるものとして扱う必要がある」という意味合いを
相手に伝えるための表現となっています。
「別個」には具体性を加える
「別個」を使う場合、
「それぞれの事情を考慮しまして」
など、
具体的な説明と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「別個」という表現は、
会議やプレゼンテーション、報告書など様々な場面で
使われています。
異なるプロジェクトや部門の状況を
説明する際に、
後日そのことへの理解を促すために「別個」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「別個」を使った
例文を紹介しておきます。
・「この件は別個に検討する必要があります。」
・「先日は別個のプロジェクトについてお話しでき、誠にありがとうございました。」
・「各部門の報告は別個にまとめてお送りいたします。」
手紙
「別個」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「別個」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは、別個の件についてご連絡いただき、ありがとうございます。」
・「先日は別個のご提案をいただき、誠にありがとうございました。」
会議
「別個」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「議題」があります。
・「本日の会議では、別個の議題についても話し合いたいと思います。」
・「先日は、別個の議題についてご意見をいただき、ありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
報告書送付のメールです。
件名：報告書の送付
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
このたびはご多忙の中、
また、別個の案件についてご指摘いただき
誠にありがとうございます。
添付の報告書には、各プロジェクトの進捗状況を
別個にまとめておりますので、ご確認いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「別個」への
返事は理解を示す
メールなどで「別個…」
と送られてきた場合、内容に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「別個」のNG例
本日は別個のご配慮をいただき誠にありがとうございます。
別個のご支援にあずかりまして光栄です。
別個のおかげさまです。
別個のことをお伺いしますが…
今日は別個の件でお伺いいたしました。
先日は別個のご案内をいただき感謝です。
別個のご対応にお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「別個」は、
特定の事柄や物事を分けて考える際に使われる言葉ですが、
相手に対して無関心や冷淡な印象を与えることがあります。
特に、相手の努力や配慮を軽視しているように受け取られることがあるため、
より丁寧な表現を選ぶことが望ましいです。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶ際には注意が必要です。
「別個」のお勧め文例２０選
「別個」
お勧め文例を紹介します。
１、「別個のご案内をさせていただきますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「別個の手続きが必要となりますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
３、「別個のご依頼をいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にお知らせくださいませ。」
４、「別個のご提案をさせていただきますが、ぜひご検討いただければ幸いです。」
５、「遠方より別個のご依頼をいただき、誠にありがとうございます。」
６、「当日は別個の準備が必要となりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は別個のご依頼をいただき、ありがとうございました。」
８、「先日は別個のご案内をいただき、本当にありがとうございました。」
９、「この度は別個のご依頼をいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また別個のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「別個のご依頼をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は別個のご依頼をいただきありがとうございます。」
１３、「本日は別個のご依頼をいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は別個のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。」
１５、「別個のご依頼をいただきお手数おかけしました。しかし、貴重なご意見を伺えて良かったと感じています。」
１６、「先日は別個のご依頼をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「別個のご依頼をいただき、感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は別個のご依頼をいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、別個のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進めることができました。」
２０、「本日は別個のご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。」
「別個」の類語表現
「別個」の
類語表現をあげておきます。
個別
「別個」の類語表現には
「個別」があります。
「個別」とは、
それぞれのものを独立して扱うことを指し、
主にビジネスや教育の場面で用いられます。
特定の対象に焦点を当てる際に使われます。
例えば、
「各案件は個別に検討する必要があります」
などと使います。
「特定のケースについては、個別に対応させていただきます」
という使い方も可能です。
独立
「別個」の類語には
「独立」も当てはまります。
「別個」と同じく、
他のものから分かれている状態を示す言葉です。
「このプロジェクトは独立して進められます」
このような表現になります。
「別個」のフレーズを営業マンが正しく使うために
特別な配慮を示す
「別個」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との契約内容を
明確にする際に
「別個」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様との契約に関しまして、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、別個の条件でご提案させていただく運びとなりました。」
「これも石川様の別個のご配慮のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
契約書の説明やお客様への提案を行う際に、
「別個」を自然と使えると、
信頼性が高く、丁寧な印象を持たれるでしょう。
是非、「別個」を使って
お世話になった人に
特別な配慮を伝えていきましょう。
配慮を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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