念頭においてのお勧め文例20選とNG例
目次
「念頭において」
来客に対する配慮を示す言葉と言えます。
自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「念頭において、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「念頭において」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「念頭において」とは
「心に留めておくこと」を意味し、
来訪者に対する
敬意と感謝を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある勉強会に参加したのですが
その際に講師が
「本日は念頭において…」
で講義がスタートしていきました。
今日はこの
「念頭において」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「念頭において」の意味
何かを考える際に
心の中に留めておくことを指します。
「念頭において」の「念頭」には
「心の中に思い浮かべる」
との意味があります。
「念頭に置く」というのは、
重要なことを意識し続ける様子を示しています。
大切な決定をする際に
その事柄を常に考慮している相手に対し、
配慮と敬意を言葉で
表現した言葉が「念頭において」です。
「念頭において」の使い方
「念頭において」という表現は、
よくビジネスや日常会話で使われます。
先述しましたが、
「念頭において」という表現は、
心の中に留めておく、または考慮するという意味を持ちます。
「何かを考える際に、その事柄を意識しておくこと」
という相手への配慮や思慮深さを
表す表現となっています。
「念頭において」には具体的な内容を加える
「念頭において」を使う場合、
「ご提案いただいた内容を念頭において進めます」
など、
具体的な内容と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「念頭において」という表現は、
メールや会議、報告書など様々な場面で
使われています。
特に、プロジェクトの進行や
提案に対する返答の際に「念頭において」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「念頭において」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日の会議では、皆様の意見を念頭において進めてまいります。」
・「先日は貴重なご提案をいただき、念頭において検討させていただきます。」
・「今後の方針について、皆様のご意見を念頭において決定いたします。」
手紙
「念頭において」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「念頭において」を
使った例文を紹介しておきます。
・「ご提案いただきました内容を念頭において、今後の方針を検討いたします。」
・「このたびは貴重なご意見を念頭において、弊社の改善に努めます。」
会議
「念頭において」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「会議」があります。
・「本日の会議では、皆様の意見を念頭において進めさせていただきます。」
・「先日の会議でのご意見を念頭において、次回の議題を考えます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
提案に対する返答のメールです。
件名:ご提案へのお礼
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
先日は貴重なご提案をいただき、
また、その内容を念頭において社内で検討させていただきます。
ご提案の内容は非常に参考になり、
今後の方針に活かしていきたいと考えております。
心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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署名
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「念頭において」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「念頭において…」
と送られてきた場合、相手の配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「念頭において」のNG例
本日は念頭においてご配慮いただき誠にありがとうございます。
念頭においてお引き立てにあずかりまして光栄です。
念頭においておかげさまです。
念頭においてつかぬことをお伺いしますが…
今日は念頭においてお伺いいたしました。
先日は念頭において貴社を訪問させていただき感謝です。
念頭においてお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「念頭において」は、
相手の気持ちや状況を考慮していることを示す言葉ですが、
あまりにも形式的に使うと、
相手に冷たい印象を与えることがあります。
また、あまり頻繁に使うと、
言葉の重みが薄れてしまうこともあるため、
適切な場面での使用を心掛けることが重要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉の選び方には注意が必要です。
「念頭において」のお勧め文例20選
「念頭において」
お勧め文例を紹介します。
1、「念頭においてご提案いただき、誠にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」
2、「念頭においてお話しさせていただきますが、何かご不明点があればお知らせください。」
3、「念頭においてお客様のご要望を最優先に考え、対応させていただきます。」
4、「念頭においてお客様のご意見を反映し、サービス向上に努めてまいります。」
5、「この度は、念頭において貴重なご意見をいただき、心より感謝申し上げます。」
6、「今後のプロジェクトにおいては、念頭において皆様のご期待に応えられるよう努力いたします。」
7、「本日は、念頭においてお越しいただき、誠にありがとうございました。」
8、「先日は、念頭において貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」
9、「この度は、念頭において弊社の提案をお考えいただき、恐縮です。」
10、「本日はお忙しい中、念頭においてお越しいただき、誠にありがとうございました。」
11、「念頭においてお話しさせていただきますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、念頭においてお越しいただき、感謝申し上げます。」
13、「本日は、念頭においてお越しいただき、誠にありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は、念頭において貴社までお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
15、「念頭においてこちらまでお越しいただき、お手数をおかけしましたが、良いお話ができたと感じています。」
16、「先日は、念頭においてお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
17、「念頭において弊社まで足を運んでいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
18、「本日は、念頭においてお越しいただき、恐縮です。次回は弊社からお伺いさせていただきます。」
19、「本日は、念頭において私たちのためにお越しいただき、誠にありがとうございました。」
20、「本日は、念頭においてお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
「念頭において」の類語表現
「念頭において」の
類語表現をあげておきます。
心に留めて
「念頭において」の類語表現には
「心に留めて」があります。
「心に留めて」とは、
何かを意識し、忘れないようにすることを意味し、
主にビジネスや日常会話で用いられます。
特定の事柄を考慮する際に使われます。
例えば、
「このプロジェクトを進めるにあたり、心に留めておくべき点があります」
などと使います。
「注意を払う」ことを強調したい場合は、「心に留めておいていただければ幸いです」といった使い方になります。
考慮に入れて
「念頭において」の類語には
「考慮に入れて」も当てはまります。
「考慮に入れて」と同じく、
何かを判断する際に重要な要素として扱う言葉です。
「この件については、考慮に入れておく必要があります」といった表現になります。
「念頭において」のフレーズを営業マンが正しく使うために
重要な配慮を示す言葉
「念頭において」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との打ち合わせの際に
提案内容を明確にするために
「念頭において」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご提案の機会をいただき、誠にありがとうございます。」
「お客様のニーズを念頭において、最適なプランをご用意いたしました。」
「これもお客様のご意見を念頭においての結果と心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
提案書や報告書を作成する際に、
お客様の期待に応える姿勢を示すために、
「念頭において」を自然と使えると、
信頼感や誠実さを持たれるでしょう。
是非、「念頭において」を使って
お客様とのコミュニケーションを
より円滑に進めていきましょう。
配慮を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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