申し送り事項のお勧め文例20選とNG例
目次
「申し送り事項」
業務における重要な情報を伝える言葉と言えます。
プロジェクトの進行中にチームメンバーに対して
「申し送り事項として、次回の会議で確認しておきたい点を共有します。」
では、この「申し送り事項」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「申し送り事項」とは
「次に伝えるべき重要な情報」を意味し、
業務の円滑な進行を図るための
情報共有を促す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん
チームの一員として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日あるプロジェクトのミーティングに参加したのですが
重要なポイントがいくつかありました。
その際の進行役が
「本日は申し送り事項として…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「申し送り事項」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「申し送り事項」の意味
業務やプロジェクトにおいて
次の担当者や関係者に伝えるべき情報や注意点を
整理しておくことが重要です。
「申し送り事項」の「申し送り」には
「次に引き継ぐ」という意味があります。
「申し送り事項」とは、
特定の業務やプロジェクトにおいて、
必要な情報や指示を後任者に伝えるための
重要なポイントを示しています。
次の担当者がスムーズに業務を進められるように
配慮して、事前に情報を整理し、
円滑な引き継ぎを促すための言葉が「申し送り事項」です。
「申し送り事項」の使い方
「申し送り事項」という表現は、
ビジネスや日常のコミュニケーションにおいて、
重要な情報や指示を伝える際に使われます。
先述しましたが、
「申し送り事項」とは、
次の担当者や関係者に伝えるべき内容を指します。
「特に注意が必要な点や、引き継ぎが必要な情報を
しっかりと伝えるための表現」となっています。
「申し送り事項」には具体性を持たせる
「申し送り事項」を使う場合、
「次回の会議での議題として挙げておきます」
など、
具体的な内容と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「申し送り事項」という表現は、
メールや報告書、会議の議事録など、様々な場面で
使われています。
特に、業務の引き継ぎや、
プロジェクトの進行状況を共有する際に
「申し送り事項」というフレーズが活用されます。
ビジネスシーンにおける
「申し送り事項」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日の会議での申し送り事項をまとめましたので、ご確認ください。」
・「先日の打ち合わせでの申し送り事項について、改めてご連絡いたします。」
・「申し送り事項として、次回の進捗報告をお忘れなくお願いいたします。」
手紙
「申し送り事項」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「申し送り事項」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、申し送り事項についてご確認いただき、ありがとうございます。」
・「このたびは申し送り事項をお伝えする機会をいただき、誠にありがとうございました。」
会議
「申し送り事項」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「会議」があります。
・「本日は、申し送り事項を確認するための会議を開催いたします。」
・「先日の会議での申し送り事項について、再度確認させていただきます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
業務引き継ぎのメールです。
件名:業務引き継ぎの申し送り事項
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたび、業務の引き継ぎにあたり、
申し送り事項を以下にまとめましたので、ご確認ください。
1. 次回の会議日程について
2. 進行中のプロジェクトの状況
3. 特に注意が必要な顧客情報
何か不明点がございましたら、お気軽にお知らせください。
まずは申し送り事項のご確認をお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「申し送り事項」への
返事は確認を述べる
メールなどで「申し送り事項…」
と送られてきた場合、内容を確認した旨を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は申し送り事項をお送りいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「申し送り事項」のNG例
本日は申し送り事項をお伝えいただき誠にありがとうございます。
申し送り事項に関してお引き立てにあずかりまして光栄です。
申し送り事項のおかげさまです。
申し送り事項についてつかぬことをお伺いしますが…
今日は申し送り事項をお伺いいたしました。
先日は申し送り事項に関して貴社を訪問させていただき感謝です。
申し送り事項についてお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「申し送り事項」は、
業務上の重要な情報を伝える際に
相手に配慮を示す言葉です。
しかし、「申し送り」が「申し訳ない」という
意味を連想させるためか
不快に感じる人もいます。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「申し送り事項」のお勧め文例20選
「申し送り事項」
お勧め文例を紹介します。
1、「申し送り事項についてご確認いただけますと幸いです。」
2、「本日の会議では、申し送り事項をしっかりとお伝えいたします。」
3、「次回の打ち合わせに向けて、申し送り事項を整理しておきます。」
4、「お手数ですが、申し送り事項をご確認の上、ご意見をいただければと思います。」
5、「この度のプロジェクトに関する申し送り事項をお送りいたします。」
6、「次回のミーティングでは、申し送り事項を中心に進めていきますので、よろしくお願いいたします。」
7、「申し送り事項についてのご質問があれば、お気軽にお知らせください。」
8、「先日はお忙しい中、申し送り事項にご対応いただきありがとうございました。」
9、「この度は、申し送り事項に関してご協力いただき、心より感謝申し上げます。」
10、「本日は、申し送り事項をもとに進行させていただきます。」
11、「申し送り事項に関して、何か不明点があればお知らせください。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、申し送り事項にご留意いただきありがとうございます。」
13、「本日は、申し送り事項を踏まえてお話しできればと思います。」
14、「先日は、申し送り事項に関して貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。」
15、「申し送り事項について、今後の進め方を検討していきたいと思います。」
16、「先日は、申し送り事項に関してご足労いただき、心より感謝申し上げます。」
17、「申し送り事項をしっかりと把握し、次回に活かしていきたいと思います。」
18、「本日は、申し送り事項をもとに進行させていただきますので、よろしくお願いいたします。」
19、「この度は、申し送り事項にご参加いただき、誠にありがとうございました。」
20、「本日は、申し送り事項に関するお話をさせていただき、誠にありがとうございます。」
「申し送り事項」の類語表現
「申し送り事項」の
類語表現をあげておきます。
伝達事項
「申し送り事項」の類語表現には
「伝達事項」があります。
「伝達事項」とは、
特定の情報や指示を他者に伝えるための言葉で、
主にビジネスシーンやチーム内で用いられます。
情報の正確な引き継ぎが求められる場面で使われます。
例えば、
「次回の会議に向けて、伝達事項を整理しておきます」
などと使います。
「確認しておいてほしい」場合は、「伝達事項を確認していただけますか?」
という使い方になります。
引き継ぎ事項
「申し送り事項」の類語には
「引き継ぎ事項」も当てはまります。
「引き継ぎ事項」と同じく、
業務やプロジェクトの継続に必要な情報を指す言葉です。
「このプロジェクトの引き継ぎ事項をまとめておきました」
このような表現になります。
「申し送り事項」のフレーズを営業マンが正しく使うために
重要な情報を伝える
「申し送り事項」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、チーム内での情報共有の際に
「申し送り事項」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はプロジェクトの進捗について、申し送り事項をお伝えいたします。」
「おかげさまでお客様との関係が深まり、次のステップに進むことができました。」
「これも皆様の申し送り事項のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
業務の引き継ぎや新しいメンバーへの説明を行ったり、
お客様への報告を行ったり、
「申し送り事項」を自然と使えると、
信頼性が高く、丁寧な印象を持たれるでしょう。
是非、「申し送り事項」を使って
チームやお客様に
必要な情報をしっかりと伝えていきましょう。
情報を明確にすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。
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