かなりのお勧め文例20選とNG例
目次
「かなり」
物事の程度を強調する言葉と言えます。
自分の会社で行われたイベントに参加していただいた方々に対して
「かなりお忙しい中、弊社のイベントにお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「かなり」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「かなり」とは
「相当な程度」を意味し、
相手の状況に対する
理解と感謝を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日あるセミナーに参加したのですが
多くの方が忙しい中、集まってくださいました。
オープニングの挨拶で
「本日はかなりお忙しい中…」
で講義がスタートしていきました。
今日はこの
「かなり」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「かなり」の意味
程度や量が大きいことを示す言葉で、
何かが非常に多い、または強いことを表現します。
「かなり」という言葉には、
「相当な程度に達している」
との意味があります。
「かなりの量」というのは、
通常の範囲を超えた多さや強さを示しています。
特に、何かの状況や状態が
顕著であることを強調する際に、
その重要性や影響を強調するために使われる言葉が「かなり」です。
「かなり」の使い方
「かなり」という表現は、
程度や量を強調する際によく使われます。
先述しましたが、
「かなり」という言葉は、
「相当」や「非常に」といった意味合いを持ちます。
「物事の程度が高い、または量が多いことを示す」
というニュアンスを相手に伝える表現となっています。
「かなり」には具体的な数値を加える
「かなり」を使う場合、
「かなりの人数が集まりました」
など、
具体的な数値や状況と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「かなり」という表現は、
報告書やプレゼンテーション、会話など様々な場面で
使われています。
プロジェクトの進捗状況や、
売上の増加などを説明する際に「かなり」というフレーズを用います。
ビジネスシーンにおける
「かなり」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本年度の売上はかなり増加しました。」
・「プロジェクトの進捗はかなり順調です。」
・「お客様からの反響はかなり良好です。」
手紙
「かなり」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「かなり」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、かなりのご支援をいただき、ありがとうございます。」
・「このたびはかなりのご協力を賜り、誠にありがとうございました。」
ご来店
「かなり」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。
・「本日は、かなりの人数でご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、かなりの方々にご来店いただき、ありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず
また、かなりの距離を移動して弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「かなり」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「かなり…」
と送られてきた場合、労りに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「かなり」のNG例
本日はかなりのご多忙の中、お越しいただき誠にありがとうございます。
かなりのご多忙の中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
かなりのご多忙の中、おかげさまです。
かなりのご多忙の中、つかぬことをお伺いしますが…
今日はかなりのご多忙の中、お伺いいたしました。
先日はかなりのご多忙の中、貴社を訪問させていただき感謝です。
かなりのご多忙の中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「かなり」は、
相手の忙しさを強調する言葉ですが、
あまりにも強調しすぎると、
相手に負担をかけている印象を与えることがあります。
そのため、相手の状況を配慮し、
もう少し柔らかい表現を使った方が、
より良いコミュニケーションにつながる
ケースもあるので注意して下さい。
「かなり」のお勧め文例20選
「かなり」
お勧め文例を紹介します。
1、「かなりお待たせしてしまい申し訳ありません。お話を伺うのを楽しみにしておりました。」
2、「かなりのご支援をいただき、心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。」
3、「本日はかなりのご足労をいただき、誠にありがとうございます。」
4、「お忙しい中、かなりの時間を割いてお越しいただき感謝いたします。」
5、「遠方よりかなりの距離をお越しいただき、誠にありがとうございます。」
6、「本日はかなりの悪天候が予想されますが、どうぞお気を付けてお越しください。」
7、「先日はかなりのご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。」
8、「この度はかなりのご尽力をいただき、誠にありがとうございました。」
9、「本日はかなりのご多忙の中お越しいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
10、「お手数をおかけしましたが、かなりのご協力をいただき、感謝申し上げます。」
11、「かなりのご期待に応えられるよう、全力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせてしまい、かなり申し訳ありませんでした。」
13、「本日はかなりのご足労をいただき、誠にありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日はかなりのご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。」
15、「かなりの時間をいただき、現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日はかなりのご協力をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「本日はかなりのご足労をいただき、感謝の念に堪えません。」
18、「本日はかなりのご来社をいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、かなりの悪天候の中、葬儀にご参列いただきまして誠にありがとうございました。」
20、「本日はかなりのご配慮をいただき、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「かなり」の類語表現
「かなり」の
類語表現をあげておきます。
相当
「かなり」の類語表現には
「相当」があります。
「相当」とは、
程度や量が大きいことを示す言葉で、
主にビジネスシーンや日常会話で用いられます。
幅広い状況で使える表現です。
例えば、
「このプロジェクトには相当な時間がかかります」
などと使います。
「期待している」ことを伝えたい場合は、「相当な成果を期待しています」といった使い方になります。
非常に
「かなり」の類語には
「非常に」も当てはまります。
「非常に」と同じく、
強い程度を表す言葉です。
「この製品は非常に優れています」といった表現になります。
「かなり」のフレーズを営業マンが正しく使うために
強い感謝の気持ちを表す
「かなり」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様から
ご紹介をいただいた際のお礼状に
「かなり」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様をご紹介いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様のかなりのご尽力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「かなり」を自然と使えると、
誠実で礼儀正しい印象を持たれるでしょう。
是非、「かなり」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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