どうしてのお勧め文例２０選とNG例
目次
「どうして」
疑問を投げかける言葉と言えます。
何かの理由や背景を尋ねる際に
「どうしてそのような決定をされたのか、お聞かせいただけますか？」
では、この「どうして」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「どうして」とは
「理由を尋ねること」を意味し、
相手の考えや意図を理解するための
重要なコミュニケーションの一部です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
議題が進む中、
参加者の一人が
「どうしてこの方針が選ばれたのか…」
と質問を投げかけていました。
今日はこの
「どうして」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「どうして」の意味
理由や原因を尋ねる際に
使われる言葉が「どうして」です。
「どうして」の「どう」は
「どのように」という意味を持ち、
「して」は「する」の連用形です。
「どうして」は、
何かの事象や行動の背後にある理由を
尋ねる表現を示しています。
疑問を持つ相手に対し、
その理由や背景を知りたいという
気持ちを素直に表現した言葉が「どうして」です。
「どうして」の使い方
「どうして」という表現は、
よく疑問を表す言葉として使われます。
先述しましたが、
また、「どうして」という表現は、
理由や原因を尋ねる際に用いられます。
「なぜそのような行動を取ったのか、理由を知りたい」という
相手への関心を表す表現となっています。
「どうして」には理由を求めるニュアンスがある
「どうして」を使う場合、
「その理由を教えていただけますか？」
など、
理由を尋ねる言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「どうして」という表現は、
会議や打ち合わせ、メールなど様々な場面で
使われています。
相手の意見や行動の背景を理解するための
質問として用いられることが多いです。
ビジネスシーンにおける
「どうして」を使った
例文を紹介しておきます。
・「このプロジェクトの進行が遅れているのは、どうしてですか？」
・「先日の提案について、どうしてそのような結論に至ったのか教えていただけますか？」
・「この決定に至った理由は、どうしてなのでしょうか？」
手紙
「どうして」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「どうして」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日はお世話になりました。ところで、どうしてそのようなご提案をされたのかお聞かせいただけますか？」
・「このたびのご決定について、どうしてそのような判断をされたのかお伺いしたいと思います。」
ご意見
「どうして」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご意見」があります。
・「本日は、どうしてそのような意見をお持ちなのかお聞かせいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は、どうしてそのような考えに至ったのかお話しいただき、感謝申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
意見を求めるメールです。
件名：ご意見のお願い
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
このたびはご多忙のところ、
また、どうしてそのようなご提案をされたのかお聞かせいただき、
誠にありがとうございます。
お話を伺う中で、貴重な視点を得ることができ、
今後の参考にさせていただきます。
心より感謝申し上げます。
中山様のご意見を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご意見のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「どうして」への
返事は理由を述べる
メールなどで「どうして…」
と送られてきた場合、理由に対する説明を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。私の考えはこうです。」
などがあります。
「どうして」のNG例
本日はどうしてお越しいただいたのか、感謝申し上げます。
どうしてお引き立てにあずかりまして光栄です。
どうしておかげさまです。
どうしてつかぬことをお伺いしますが…
今日はどうしてお伺いいたしました。
先日はどうして貴社を訪問させていただき感謝です。
どうしてお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「どうして」は、
相手の行動や意図を尋ねる言葉ですが、
不必要に疑問を呈することで、
相手に不快感を与える可能性があります。
特に、相手の行動に対して「どうして」と問いかけることは、
相手の選択を否定するように受け取られることもあるため、
注意が必要です。
相手に配慮した言葉遣いを心がけ、
誤解を避けるために適切な表現を選ぶことが大切です。
「どうして」のお勧め文例２０選
「どうして」
お勧め文例を紹介します。
１、「どうしてお越しいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「どうしてご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「どうしてお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「どうしてご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方よりどうしてお越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は悪天候が予想されるためどうしてお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日はどうしてご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日はどうして本当にありがとうございました。」
９、「この度はどうして弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、またどうしてお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「どうしてご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はどうして弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日はどうしてお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日はどうして弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「どうしてこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日はどうして、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「どうして弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日はどうしてお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨でどうしてを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日はどうして、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「どうして」の類語表現
「どうして」の
類語表現をあげておきます。
なぜ
「どうして」の類語表現には
「なぜ」があります。
「なぜ」とは、
理由や原因を尋ねる言葉で、
日常会話やビジネスシーンで広く使われます。
特に疑問を強調したい時に適しています。
例えば、
「なぜこのプロジェクトが重要なのか、教えていただけますか？」
などと使います。
「理由を知りたい」場合は、「なぜそう思ったのか、教えていただけますか？」
という使い方になります。
理由
「どうして」の類語には
「理由」も当てはまります。
「理由」とは、
物事の背景や根拠を示す言葉で、
具体的な説明を求める際に使われます。
「この決定の理由を教えていただけますか？」
このような表現になります。
「どうして」のフレーズを営業マンが正しく使うために
深い疑問を表す
「どうして」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様とのコミュニケーションで
疑問を投げかける際に
「どうして」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご契約いただきまして誠にありがとうございました。」
「お客様のニーズをより深く理解するために、どうしてこの商品を選ばれたのかお伺いしたいです。」
「これもお客様のどうしてを教えていただけたおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様の意見を尊重し、理解を深めるために
「どうして」を自然と使えると、
信頼される営業マンとしての印象を持たれるでしょう。
是非、「どうして」を使って
お客様との関係を深めていきましょう。
疑問を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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