再三のお勧め文例20選とNG例
目次
「再三」
繰り返しの重要性を示す言葉と言えます。
何度もお願いをしている取引先に対して
「再三のお願いとなりますが、何卒ご確認いただけますようお願い申し上げます。」
では、この「再三」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「再三」とは
「何度も繰り返すこと」を意味し、
相手に対する
強い要望や重要性を表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの進捗確認のために
何度も連絡を取ったのですが、
最終的にメールで
「再三のご連絡となりますが…」
と記載して送信しました。
今日はこの
「再三」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「再三」の意味
何度も繰り返し行うことを指し、
同じことを数回行う様子を表します。
「再三」の「再」には
「再び」という意味があり、
「三」は回数を示しています。
「再三」というのは、
同じ行動や事柄が繰り返されることを示しています。
何度もお願いをしたり、
注意を促したりする際に、
その行動の頻度を強調する言葉が「再三」です。
「再三」の使い方
「再三」という表現は、
頻繁に、または何度もという意味で使われます。
先述しましたが、
「再三」という言葉は、
同じことを繰り返し行うことを示しています。
「何度もお願いしたり、確認したりした結果、」
という相手への配慮や理解を
表す表現となっています。
「再三」には丁寧さを加える
「再三」を使う場合
「ご確認いただきましてありがとうございます」
など、
丁寧な言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「再三」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
何度も依頼をした場合の
挨拶であったり、
後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「再三」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「再三」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は再三のお願いにもかかわらず、お越しいただきまして大変恐縮です。」
・「先日は再三のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は再三のご確認をいただきまして、心より感謝申し上げます。」
手紙
「再三」とのフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「再三」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、再三のご連絡をいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは再三のお願いにお応えいただき、誠にありがとうございました。」
ご依頼
「再三」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご依頼」があります。
・「本日は、再三のご依頼にもかかわらずお越しいただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、再三のご依頼をいただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
依頼のお礼のメールです。
件名:ご依頼のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日は再三のご依頼にもかかわらず、
また、お越しいただき誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご依頼のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「再三」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「再三…」
と送られてきた場合、労りに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「再三」のNG例
本日は再三のご連絡をいただき誠にありがとうございます。
再三のご指摘に感謝申し上げます。
再三のご配慮におかげさまです。
再三お伺いしますが…
今日は再三のご依頼を受けてお伺いいたしました。
先日は再三のご案内をいただき感謝です。
再三お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「再三」は、
何度も繰り返し行うことを表す言葉ですが、
相手に対してしつこい印象を与えることがあります。
特にビジネスシーンでは、
「再三」という表現が相手に負担をかけていると受け取られることもあるため、
より丁寧な言い回しを選ぶことが望ましいです。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を工夫した方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「再三」のお勧め文例20選
「再三」
お勧め文例を紹介します。
1、「再三のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。」
2、「再三のご確認をお願い申し上げます。」
3、「再三のご依頼にお応えできず申し訳ありません。」
4、「再三のご指摘、心より感謝申し上げます。」
5、「再三のご案内をお送りいたしましたが、いかがでしょうか。」
6、「再三のご提案について、ぜひご検討ください。」
7、「本日は再三のご足労をいただき、ありがとうございました。」
8、「先日は再三のご訪問、誠にありがとうございました。」
9、「この度は再三のご依頼をいただき、恐縮です。」
10、「本日はお忙しいところ、また再三のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。」
11、「再三のご確認をおかけして申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は再三のご来社、ありがとうございます。」
13、「本日は再三のご訪問、誠にありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は再三のご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
15、「再三のご依頼にお応えできて良かったと感じています。」
16、「先日は再三のご指摘をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「再三のご連絡に感謝の念に堪えません。」
18、「本日は再三のご訪問、恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、再三のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進めることができました。」
20、「本日は再三のご依頼にお応えいただき、誠にありがとうございます。」
「再三」の類語表現
「再三」の
類語表現をあげておきます。
たびたび
「再三」の類語表現には
「たびたび」があります。
「たびたび」とは、
何度も繰り返し行われることを示す言葉で、
主に日常会話やビジネスシーンで用いられます。
頻度を強調する際に使われます。
例えば、
「たびたびご連絡いただき、ありがとうございます」
などと使います。
「再度お願いしたい」場合は、「たびたびお願い申し上げます」といった使い方になります。
繰り返し
「再三」の類語には
「繰り返し」も当てはまります。
「再三」と同じく、
何度も同じことが行われる状況で使われる言葉です。
「繰り返しご確認いただき、感謝申し上げます」
このような表現になります。
「再三」のフレーズを営業マンが正しく使うために
繰り返しの感謝の意を表す
「再三」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様に
何度もお礼を申し上げる際に
「再三」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様に何度もお力添えいただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様の再三のご支援のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「再三」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「再三」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
【スポンサードリンク】