割とのお勧め文例20選とNG例
目次
「割と」
物事の程度や状況を示す言葉と言えます。
自分の意見や感想を述べる際に
「割と良い評価をいただいています。」
では、この「割と」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「割と」とは
「比較的」という意味を持ち、
物事の程度や状況を柔らかく表現する言葉です。
ビジネスマンというより
日常会話でも是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日友人と食事をしたのですが
料理が思ったより美味しかった。
その時に「この料理、割と美味しいね。」
と感想を述べました。
今日はこの
「割と」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「割と」の意味
「割と」という言葉は、
ある事柄が予想以上に良い、または悪くないことを示します。
「割と」の「割」は、
「割合」や「分ける」という意味を持ち、
「と」はその程度を示しています。
「割と良い」というのは、
期待していたよりも満足できる様子を表しています。
何かを評価する際に、
その結果が思ったよりも良かったことに対して、
軽い驚きや肯定的な感情を込めて使われる言葉が「割と」です。
「割と」の使い方
「割と」という表現は、
日常会話や文章でよく使われる言葉です。
先述しましたが、
「割と」は、
ある事柄が予想以上に良い、または悪くないことを示す表現です。
「思ったよりも良い結果が得られた」
というニュアンスを含んでおり、
相手に対して意外性を伝える際に使われます。
「割と」には程度を示す意味がある
「割と」を使う場合、
「割と良い」といった形で、
その事柄の程度を示すことが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「割と」という表現は、
会議やプレゼンテーション、メールなど様々な場面で
使われています。
予想以上の成果が出た場合の
報告や、
プロジェクトの進捗状況を伝える際に「割と」
というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「割と」を使った
例文を紹介しておきます。
・「今回のプロジェクトは、割と順調に進んでいます。」
・「この製品は、割と好評をいただいており、売上も伸びています。」
・「先日の会議では、割と建設的な意見が出ました。」
手紙
「割と」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「割と」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、割と良いお話を伺い、ありがとうございました。」
・「このたびは割と良い結果が出て、嬉しく思っております。」
ご報告
「割と」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご報告」があります。
・「本日は、割と良い進捗をご報告できることを嬉しく思います。」
・「先日は、割と良い結果をご報告できて、安心しました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
プロジェクト進捗の報告メールです。
件名:プロジェクト進捗のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
今回のプロジェクトについて、
割と順調に進んでいることをご報告いたします。
特に、先週のミーティングでの意見交換が
非常に有意義で、今後の方針が明確になりました。
心より感謝申し上げます。
引き続き、進捗状況をお知らせいたしますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「割と」に対する返事は感謝を述べる
メールなどで「割と順調です…」
と送られてきた場合、その報告に対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「割と」のNG例
本日は割とお忙しい中お越しいただき誠にありがとうございます。
割とお手数をおかけしまして光栄です。
割とおかげさまで助かりました。
割とつかぬことをお伺いしますが…
今日は割とお時間をいただきました。
先日は割と貴社を訪問させていただき感謝です。
割とお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「割と」は、
相手の行動や状況を軽視するニュアンスを含むことがあり、
相手に対して失礼にあたる場合があります。
特にビジネスシーンでは、
相手の時間や労力を軽んじる印象を与えることがあるため、
より丁寧な表現を選ぶことが望ましいです。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので注意してください。
「割と」のお勧め文例20選
「割と」
お勧め文例を紹介します。
1、「割とお忙しい中、来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「割とご多忙の中、ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「割とお手数をおかけしますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「割とご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方より割とお越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「当日は急なご連絡となり割とお手数をおかけしますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は割とお忙しいところ、足を運んでいただきありがとうございました。」
8、「先日は割とお時間をいただき、本当にありがとうございました。」
9、「この度は割とお手間をおかけしましたが、弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また割とお手数をおかけし、誠にありがとうございました。」
11、「割とご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は割とお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は割とお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は割とお手数をおかけし、誠にありがとうございました。」
15、「割とこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は割とお忙しい中、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「割と弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は割とお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、急なご連絡で割とお手数をおかけしましたが、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は割と、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「割と」の類語表現
「割と」の
類語表現をあげておきます。
比較的
「割と」の類語表現には
「比較的」があります。
「比較的」とは、
他のものと比べて、ある程度の程度や状態を示す言葉で、
主に日常会話やビジネスシーンで用いられます。
幅広い状況で使える表現です。
例えば、
「このプロジェクトは比較的順調に進んでいます」
などと使います。
「思ったよりも良い結果が出た」という場合は、「比較的良い結果が出ました」と
いう使い方になります。
かなり
「割と」の類語には
「かなり」も当てはまります。
「かなり」と同じく、
程度が高いことを示す言葉です。
「この映画はかなり面白かったです」
このような表現になります。
「割と」のフレーズを営業マンが正しく使うために
柔軟な表現を示す
「割と」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、商談の際に
お客様のニーズに応じた提案をする時に
「割と」の一言を
添えることが多かったです。
「この商品は割とお手頃な価格で、機能も充実しています。」
「お客様のご要望に割とマッチしたプランをご用意しました。」
「これもお客様の割と高いご期待にお応えするための努力の賜物です… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
提案書やプレゼンテーションで
お客様に安心感を与えたり、
「割と」を自然と使えると、
親しみやすく、信頼される印象を持たれるでしょう。
是非、「割と」を使って
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。
柔軟な表現をすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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