又聞きのお勧め文例20選とNG例
目次
「又聞き」
情報の伝達における注意点を示す言葉と言えます。
他者からの情報を元に自分の意見を述べる際に
「又聞きで申し訳ありませんが、こちらの件についてお話しさせていただきます。」
では、この「又聞き」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「又聞き」とは
「他の人から聞いた話」を意味し、
情報の正確性や信頼性に対する
配慮を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
その場での発言が重要なテーマでした。
冒頭の挨拶で
「この件については又聞きですが…」
で議論が始まっていきました。
今日はこの
「又聞き」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「又聞き」の意味
他の人から聞いた話を
自分の言葉で伝えることを指します。
「又聞き」の「又」には
「再び聞く」という意味があります。
「又聞き」というのは、
直接の情報源ではなく、
他者を介して得た情報を示しています。
他人の言葉を通じて
情報を受け取った場合に対し、
その情報の信憑性や正確性を考慮しつつ
注意深く扱うべきことを示す言葉が「又聞き」です。
「又聞き」の使い方
「又聞き」という表現は、
情報を直接聞いたのではなく、他の人から聞いたことを指します。
先述しましたが、
また、「又聞き」という言葉は、
他者の言葉を通じて得た情報を意味します。
「直接の情報源ではないため、
その内容の正確性や信憑性が問われることがある」
という注意点を含む表現となっています。
「又聞き」には注意を加える
「又聞き」を使う場合、
「その情報は又聞きですが」といった
前置きをすることが一般的です。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「又聞き」という表現は、
会議や報告書、メールなど様々な場面で
使われています。
他の人からの情報を伝える際に、
その情報の出所を明確にするために「又聞き」と
言及することが重要です。
ビジネスシーンにおける
「又聞き」を使った
例文を紹介しておきます。
・「この件については、又聞きですが、○○の方が関与しているようです。」
・「先日、又聞きで○○の件を伺いましたが、詳細は不明です。」
・「この情報は又聞きですので、確認が必要です。」
手紙
「又聞き」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「又聞き」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、又聞きでお話を伺い、ありがとうございます。」
・「このたびは又聞きでの情報提供、誠に感謝申し上げます。」
ご報告
「又聞き」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご報告」があります。
・「本日は、又聞きの情報を基にご報告させていただきます。」
・「先日は、又聞きの件についてお話しできて良かったです。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
情報提供のメールです。
件名:情報提供の件
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたび、又聞きで○○の件についての情報を得ましたので、
お知らせいたします。
詳細については確認が必要ですが、
何かお役に立てれば幸いです。
まずは、又聞きの情報をお伝えいたします。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「又聞き」に対する返事は確認を求める
メールなどで「又聞き…」
と送られてきた場合、情報の正確性を
確認することが重要です。
例えば、
「先日は情報をいただき、誠にありがとうございました。
確認を進めます。」
などがあります。
「又聞き」のNG例
本日は又聞きの情報をいただき誠にありがとうございます。
又聞きの内容についてお引き立てにあずかりまして光栄です。
又聞きのおかげさまです。
又聞きの件でつかぬことをお伺いしますが…
今日は又聞きの件でお伺いいたしました。
先日は又聞きの情報をもとに貴社を訪問させていただき感謝です。
又聞きの件でお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「又聞き」は、
他人から聞いた話をそのまま伝えることを指しますが、
信憑性に欠ける情報として扱われることが多いです。
また、「又聞き」は
情報の出所が不明確であるため、
誤解を招く可能性が高い言葉です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので、
注意して使用してください。
「又聞き」のお勧め文例20選
「又聞き」
お勧め文例を紹介します。
1、「又聞きの情報をもとに、早速対応させていただきます。」
2、「又聞きでお聞きした件について、詳細をお伺いできればと思います。」
3、「又聞きの内容について、確認させていただきたいことがございます。」
4、「又聞きの情報をいただき、感謝申し上げます。早速調査に入ります。」
5、「遠方より又聞きでのご連絡、誠にありがとうございます。」
6、「本日は又聞きの件でお話しできることを楽しみにしております。」
7、「先日は又聞きの情報をお伝えいただき、ありがとうございました。」
8、「この度は又聞きの件について、貴重なご意見をいただき感謝いたします。」
9、「本日は又聞きの件でお越しいただき、心より感謝申し上げます。」
10、「お忙しい中、又聞きの情報をお持ちいただき、誠にありがとうございました。」
11、「又聞きの件について、詳しくお話を伺えればと思います。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は又聞きの件でお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は又聞きの情報をもとにお話しできることを嬉しく思います。」
14、「先日は又聞きの件でお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
15、「又聞きの情報をもとに、今後の方針を検討してまいります。」
16、「先日は又聞きの件で、貴重なお話をいただき心より感謝申し上げます。」
17、「又聞きの情報をお伝えいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
18、「本日は又聞きの件でお越しいただき恐縮です。次回は私からお伺いさせていただきます。」
19、「本日は、又聞きの件でお話を伺うことができ、誠にありがとうございました。」
20、「本日は又聞きの情報をお持ちいただき、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「又聞き」の類語表現
「又聞き」の
類語表現をあげておきます。
伝聞
「又聞き」の類語表現には
「伝聞」があります。
「伝聞」とは、
他の人から聞いた情報を
伝えることを指し、
主に情報の伝達に関する文脈で用いられます。
直接の体験ではなく、他者の言葉を通じて得た知識を示します。
例えば、
「彼の話は伝聞に過ぎないので、慎重に受け止めるべきです」
などと使います。
「情報を確認したい」場合は、「この件についての伝聞を教えていただけますか?」
という使い方になります。
噂
「又聞き」の類語には
「噂」も当てはまります。
「噂」と同じく、
他者からの情報を基にした話題を指す言葉です。
「最近の噂では、彼が転職を考えているそうです」
このような表現になります。
「又聞き」のフレーズを営業マンが正しく使うために
情報の信頼性を高める
「又聞き」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との会話の中で
他の方からの情報を伝える際に
「又聞き」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様からの情報を又聞きし、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで新たなビジネスチャンスを得ることができました。」
「これも石川様の又聞きのおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
他者の意見を尊重しつつ、自分の考えを伝えることで、
「又聞き」を自然と使えると、
信頼性のある印象を持たれるでしょう。
是非、「又聞き」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
【スポンサードリンク】