委ねるのお勧め文例２０選とNG例
目次
「委ねる」
信頼を示す重要な言葉と言えます。
自分のプロジェクトを他のメンバーに任せる際に
「このプロジェクトは皆さんに委ねます。」と伝えることで、
チームメンバーに対する
信頼と期待を表現することができます。
では、この「委ねる」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「委ねる」とは
「他者に任せること」を意味し、
相手に対する
信頼と責任の共有を表す言葉です。
ビジネスマンとしてだけでなく
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの会議に参加したのですが
メンバーが集まる中、
リーダーがオープニングの挨拶で
「このプロジェクトは皆さんに委ねます…」
と話し始めました。
今日はこの
「委ねる」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「委ねる」の意味
自分の意志や責任を他者に
託すことを指します。
「委ねる」という言葉には、
「自分の判断を他の人に任せる」
との意味があります。
「委ねる」という行為は、
信頼や期待を込めて、
他者に任せる様子を示しています。
自分の選択を他の人に
託すことで、相手の能力や
判断を尊重する姿勢が表れ、
信頼と感謝を込めた言葉が「委ねる」です。
「委ねる」の使い方
「委ねる」という表現は、
自分の意志や責任を他者に託すことを意味します。
先述しましたが、
「委ねる」という言葉は、
自分の判断や行動を他者に任せることを示しています。
「自分の意見や選択を他の人に託すことで、
その人の判断に任せる」という意味合いがあり、
信頼や期待を込めた表現となっています。
「委ねる」には信頼を加える
「委ねる」を使う場合、
「お任せいたします」といった言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「委ねる」という表現は、
プロジェクトや業務の進行において、
責任を他のメンバーに託す際に使われます。
特に、重要な決定を他者に任せる場合や、
その結果に対して信頼を寄せる際に、
「委ねる」というフレーズが用いられます。
ビジネスシーンにおける
「委ねる」を使った例文を紹介しておきます。
・「このプロジェクトの進行は、○○さんに委ねます。」
・「今後の方針については、皆さんに委ねることにします。」
・「この件に関しては、あなたに委ねることにしました。」
手紙
「委ねる」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった文章としても使用されます。
手紙における「委ねる」を
使った例文を紹介しておきます。
・「この件については、あなたに委ねることにいたします。」
・「今後の進め方については、あなたに委ねさせていただきます。」
ご提案
「委ねる」というフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「このプロジェクトの進行については、あなたのご提案に委ねます。」
・「今後の方針については、皆さんのご提案に委ねることにします。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
件名：プロジェクトの進行について
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
この度のプロジェクトに関しまして、
進行方法については田中様に委ねることにいたします。
田中様のご判断を信頼しておりますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
まずはご連絡まで。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「委ねる」への返事は信頼を述べる
メールなどで「委ねる…」と送られてきた場合、
その信頼に対する感謝を返事として述べましょう。
例えば、
「この度はお任せいただき、誠にありがとうございます。」
などがあります。
「委ねる」のNG例
本日は委ねることに関してお気遣いをいただき誠にありがとうございます。
委ねることにあずかりまして光栄です。
委ねることにおかげさまです。
委ねることについてつかぬことをお伺いしますが…
今日は委ねることに関してお伺いいたしました。
先日は委ねることについて貴社を訪問させていただき感謝です。
委ねることに関してお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「委ねる」は、
相手に信頼して任せることを表す言葉ですが、
あまりにも頻繁に使うと、
相手に負担をかけている印象を与えることがあります。
特に、相手がその責任を感じる場合、
「委ねる」という言葉が重く響くこともあるため、
相手の気持ちを考慮した言葉選びが重要です。
「委ねる」のお勧め文例２０選
「委ねる」
お勧め文例を紹介します。
１、「委ねることになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「委ねる形となりますが、さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「委ねることになりますが、ご都合のよろしい時にお越しくださいませ。」
４、「委ねることになりますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方より委ねる形となりますが、誠にありがとうございます。」
６、「当日は状況が変わる可能性があるため委ねることになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は委ねる形となりましたが、ありがとうございました。」
８、「先日は委ねることになり、本当にありがとうございました。」
９、「この度は委ねる形となり恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また委ねることになり、誠にありがとうございました。」
１１、「委ねることになりご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は委ねる形となりありがとうございます。」
１３、「本日は委ねることになりましたが、ありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は委ねる形となり、誠にありがとうございました。」
１５、「委ねることになりお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は委ねる形となり、心より感謝申し上げます。」
１７、「委ねる形となり、感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は委ねることになり恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、委ねる形となり、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は委ねる形となり、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「委ねる」の類語表現
「委ねる」の
類語表現をあげておきます。
託す
「委ねる」の類語表現には
「託す」があります。
「託す」とは、
信頼して任せることを意味し、
主にビジネスや人間関係で用いられます。
相手に責任を持たせるニュアンスがあります。
例えば、
「このプロジェクトはあなたに託します」
などと使います。
「信頼して任せたい」場合は、「この件を託させていただきたいのですが」
という使い方になります。
任せる
「委ねる」の類語には
「任せる」も当てはまります。
「委ねる」と同じく、
相手に責任を持たせる状況で使われる言葉です。
「この仕事はあなたに任せます」
このような表現になります。
「委ねる」のフレーズを営業マンが正しく使うために
信頼を表す言葉を伝える
「委ねる」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様に
プロジェクトをお任せいただいた際の
お礼状に
「委ねる」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様にプロジェクトを委ねていただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、無事に進行する運びとなりました。」
「これも石川様の委ねてくださったおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
信頼関係を築くためのメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「委ねる」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「委ねる」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
信頼を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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