工面するのお勧め文例20選とNG例
目次
「工面する」
資金や時間を調整することを示す言葉と言えます。
プロジェクトのために必要な資金を集める際に
「工面することができて、本当に助かりました。」
では、この「工面する」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「工面する」とは
「必要なものを調達すること」を意味し、
資金やリソースを確保するための
努力や工夫を表す言葉です。
ビジネスマンとしてだけでなく
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの会議に参加したのですが
予算が厳しい中、
「私たちが工面することで…」
という話が出てきました。
今日はこの
「工面する」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「工面する」の意味
必要な資金や物を
調達するために努力することを指します。
「工面する」の「工面」には
「工夫して面倒を解決する」
との意味があります。
「工面する」というのは、
限られたリソースの中で
必要なものを手に入れる様子を示しています。
困難な状況の中で
何とかして資金を集めようとする姿勢に対し、
その努力と創意工夫を称賛する言葉が「工面する」です。
「工面する」の使い方
「工面する」という表現は、
資金や時間を調整して捻出することを指します。
先述しましたが、
「工面する」という言葉は、
必要なものを得るために努力して準備することを意味します。
「限られたリソースの中で、何とかして必要なものを手に入れるために」
という相手への理解や感謝の気持ちを
表す表現となっています。
「工面する」には感謝を加える
「工面する」を使う場合、
「ご配慮いただきまして感謝申し上げます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「工面する」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
特に、限られた時間や予算の中で
相手に協力してもらった場合の
挨拶やお礼として「工面する」というフレーズが用いられます。
ビジネスシーンにおける
「工面する」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日はお忙しい中、時間を工面していただきまして大変恐縮です。」
・「先日はお時間を工面していただき、○○の件でお話しできたこと、誠にありがとうございました。」
・「先日はお忙しい中、工面してご来店いただきまして、心より感謝申し上げます。」
手紙
「工面する」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「工面する」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、工面してお越しいただきましてありがとうございます。」
・「このたびはお忙しい中、時間を工面して弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」
ご来店
「工面する」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。
・「本日は、工面してご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、工面してご来店いただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず、
また、時間を工面して弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「工面する」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「工面していただき…」
と送られてきた場合、労りに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「工面する」のNG例
本日は工面する時間をいただき誠にありがとうございます。
工面するご配慮にあずかりまして光栄です。
工面するおかげさまです。
工面することをお伺いしますが…
今日は工面するためにお伺いいたしました。
先日は工面する時間をいただき感謝です。
工面するのにお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「工面する」は、
何かを準備するために時間や労力をかけることを指しますが、
相手に対して使う際には注意が必要です。
特に、相手の時間や労力を軽視しているように受け取られることがあるため、
誤解を招く可能性があります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので注意してください。
「工面する」のお勧め文例20選
「工面する」
お勧め文例を紹介します。
1、「工面していただき、誠にありがとうございます。おかげさまでスムーズに進行できました。」
2、「工面していただき、心より感謝申し上げます。お手数をおかけしました。」
3、「この度は、工面していただき、大変助かりました。おかげで無事に完了しました。」
4、「工面していただき、本当に感謝しております。おかげで良い結果が得られました。」
5、「遠方より工面していただき、誠にありがとうございます。お会いできて嬉しかったです。」
6、「当日は急なお願いにもかかわらず工面していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」
7、「本日は工面していただき、お忙しい中お越しいただきありがとうございました。」
8、「先日は工面していただき、本当にありがとうございました。おかげで助かりました。」
9、「この度は工面していただき、心より感謝申し上げます。お手数をおかけしました。」
10、「本日はお忙しいところ、また工面していただき、誠にありがとうございました。」
11、「工面していただき、お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は工面していただき、誠にありがとうございます。」
13、「本日は工面していただき、お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は工面していただき、誠にありがとうございました。おかげで良い時間を過ごせました。」
15、「工面していただき、お手数おかけしましたが、貴重なご意見を伺えて良かったです。」
16、「先日は工面していただき、心より感謝申し上げます。おかげで有意義な時間となりました。」
17、「工面していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。次回もよろしくお願いいたします。」
18、「本日は工面していただき、恐縮です。次回は私からお伺いさせていただきます。」
19、「本日は、急なお願いにもかかわらず工面していただき、誠にありがとうございました。おかげで無事に進行できました。」
20、「本日は工面していただき、私達のためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「工面する」の類語表現
「工面する」の
類語表現をあげておきます。
調達する
「工面する」の類語表現には
「調達する」があります。
「調達する」とは、
必要なものを集めたり、手に入れたりすることを指し、
主にビジネスやプロジェクトの文脈で用いられます。
資金や資源を集める際に使われることが多いです。
例えば、
「プロジェクトのために資金を調達する必要があります」
などと使います。
「必要なものを集めたい」場合は、「資金を調達したいのですが」
という使い方になります。
捻出する
「工面する」の類語には
「捻出する」も当てはまります。
「捻出する」とは、
限られた資源や時間の中から、
必要なものを生み出すことを意味します。
「予算を捻出するために、他の経費を見直す必要があります」
このような表現になります。
「工面する」のフレーズを営業マンが正しく使うために
資金や時間を調整することを表す
「工面する」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、プロジェクトのために
必要なリソースを工面する際に
「工面する」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇のために必要な資金を工面することができました。」
「おかげさまで、プロジェクトが順調に進行しております。」
「これも皆様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
新しいプロジェクトの提案や、
お客様への進捗報告を行う際に、
「工面する」を自然と使えると、
信頼感や誠実さを持たれるでしょう。
是非、「工面する」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
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