引き継ぐのお勧め文例20選とNG例




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「引き継ぐ」
業務や責任を次の人に渡す際の重要な言葉と言えます。


プロジェクトの終了時にチームメンバーに対して
「このプロジェクトを引き継ぐにあたり、皆さんのご協力をお願い致します。」

では、この「引き継ぐ」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「引き継ぐ」とは
「前任者から次任者へ業務や責任を渡すこと」を意味し、

新しい担当者に対する
信頼と期待を表す言葉です。

ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日、あるプロジェクトの最終会議に参加したのですが
その際にリーダーが
「このプロジェクトを引き継ぐにあたり…」
で話を進めていきました。

今日はこの
「引き継ぐ」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「引き継ぐ」の意味

業務や責任、役割などを
次の人に渡すことを指します。

「引き継ぐ」の「引き」は
「持っているものを渡す」
との意味があります。

「引き継ぐ」というのは、
前任者が持っていたものを
後任者が受け取る様子を示しています。

新たな担当者がその役割を
しっかりと果たすために、

前任者の努力や知識を大切にしながら
次のステップへ進むことを表現した言葉が「引き継ぐ」です。

「引き継ぐ」の使い方

「引き継ぐ」という表現は、
業務や責任、役割などを次の人に渡す際に使われます。

先述しましたが、
「引き継ぐ」という言葉は、
ある人が持っていたものを次の人に受け渡すことを意味します。

「業務の内容や重要な情報を新しい担当者に伝え、
スムーズに業務を続けてもらうための行為」
という相手への配慮を
表す表現となっています。

「引き継ぐ」には具体的な内容を加える

「引き継ぐ」を使う場合、
「業務内容をしっかりとお伝えいたします」
など、
具体的な内容と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「引き継ぐ」という表現は、

会議やメール、報告書と様々な場面で
使われています。
特に、
業務の担当者が変わる際の
挨拶や報告であったり、

後日そのことへのフォローアップや連絡、
メールという形で「引き継ぐ」
というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「引き継ぐ」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日は、業務を引き継ぐにあたり、
必要な情報をお伝えさせていただきます。」
・「先日は、業務を引き継ぐ際に、
貴重なアドバイスをいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は、業務を引き継ぐために、
お時間をいただきまして、心より感謝申し上げます。」

手紙

「引き継ぐ」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「引き継ぐ」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、業務を引き継ぐにあたり、
お運びいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは、業務を引き継ぐために、
ご協力いただき誠にありがとうございました。」

ご挨拶

「引き継ぐ」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご挨拶」があります。

・「本日は、業務を引き継ぐにあたり、
ご挨拶させていただきます。」
・「先日は、業務を引き継ぐ際に、
ご挨拶をさせていただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
業務引き継ぎのメールです。

件名:業務引き継ぎのご連絡

株式会社○○
営業部 田中様

平素より大変お世話になっております。

このたび、業務を引き継ぐこととなりました。

引き継ぎに際し、必要な情報をしっかりとお伝えし、
スムーズに業務を進めていただけるよう努めます。

何かご不明点がございましたら、
お気軽にお知らせください。

まずは業務引き継ぎのご連絡を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「引き継ぐ」への
返事は感謝を述べる

メールなどで「引き継ぐ…」
と送られてきた場合、
その配慮に対する感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、
誠にありがとうございました。」
などがあります。

「引き継ぐ」のNG例

本日は引き継ぐことに関してお時間をいただき誠にありがとうございます。
引き継ぐことにあたりお引き立てにあずかりまして光栄です。
引き継ぐことにおかげさまです。
引き継ぐことについてつかぬことをお伺いしますが…
今日は引き継ぐことに関してお伺いいたしました。
先日は引き継ぐことに関して貴社を訪問させていただき感謝です。
引き継ぐことにお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「引き継ぐ」は、
業務や責任を次の人に渡す際の重要なプロセスを指します。

しかし、「引き継ぐ」という言葉が
あまりにも頻繁に使われると、
相手に負担を感じさせることもあります。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を工夫した方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。

「引き継ぐ」のお勧め文例20選

「引き継ぐ」
お勧め文例を紹介します。

1、「引き継ぐにあたり、何卒よろしくお願いいたします。」

2、「引き継ぐ際には、しっかりとサポートさせていただきますのでご安心ください。」

3、「この度の業務を引き継ぐことになりましたが、全力で取り組んでまいります。」

4、「新しい担当者に引き継ぐ際、必要な情報をしっかりとお伝えいたします。」

5、「遠方からのご依頼を引き継ぐことになり、誠にありがとうございます。」

6、「業務を引き継ぐにあたり、何かご不明点があればお気軽にお知らせください。」

7、「本日は業務を引き継ぐためにお時間をいただき、ありがとうございました。」

8、「先日は業務を引き継ぐ際にご協力いただき、本当にありがとうございました。」

9、「この度は業務を引き継ぐことになり、心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しい中、業務を引き継ぐためにお越しいただき、誠にありがとうございました。」

11、「引き継ぐにあたり、何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。業務を引き継ぐにあたり、感謝申し上げます。」

13、「本日は業務を引き継ぐためにお越しいただき、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」

14、「先日は業務を引き継ぐ際にご足労いただき、誠にありがとうございました。」

15、「引き継ぐにあたり、こちらまでお越しいただきお手数おかけしましたが、しっかりと引き継ぎを行います。」

16、「先日は業務を引き継ぐためにご足労いただき、心より感謝申し上げます。」

17、「引き継ぐにあたり、皆様のご協力に感謝の念に堪えません。」

18、「本日は業務を引き継ぐことになり恐縮です。次回は私からお伺いいたします。」

19、「本日は、業務を引き継ぐためにお越しいただきまして誠にありがとうございました。お陰様でスムーズに進めることができました。」

20、「本日は業務を引き継ぐためにお越しいただき、私たちのためにご尽力いただきまして誠にありがとうございます。」

「引き継ぐ」の類語表現

「引き継ぐ」の
類語表現をあげておきます。

承継

「引き継ぐ」の類語表現には
「承継」があります。

「承継」とは、
ある事柄や役割を次の人に受け渡すことを指し、

主にビジネスや法律の文脈で用いられます。
特に、会社の経営や資産の移転に関連して使われることが多いです。

例えば、
「このプロジェクトは次の担当者に承継されます」
などと使います。

「新しい役割を引き受ける」場合は、「この業務を承継していただきたいのですが」
という使い方になります。

継承

「引き継ぐ」の類語には
「継承」も当てはまります。

「継承」とは、
特に伝統や知識、技術などを次の世代に受け渡すことを意味します。

「この文化を継承するために、皆で努力しましょう」
このような表現になります。

「引き継ぐ」のフレーズを営業マンが正しく使うために

大切な思いを受け継ぐ
「引き継ぐ」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、後輩に業務を
引き継ぐ際の挨拶に

「引き継ぐ」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は〇〇さんに業務を引き継ぐことになりました。」
「おかげさまで、スムーズに進めることができました。」
「これも皆様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

新しいプロジェクトやチームの立ち上げの際に、
感謝の気持ちを込めて

「引き継ぐ」を自然と使えると、
信頼感や責任感を持たれるでしょう。

是非、「引き継ぐ」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。

思いを言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。



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