心身共にのお勧め文例20選とNG例

「心身共に」
来客に対する配慮を示す言葉と言えます。


心身共に疲れている中、自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「心身共にお疲れのところ、弊社にわざわざお越しいただきましてありがとうございます。」

では、この「心身共に」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「心身共に」とは
「心と体の両方を含む様子」を意味し、

来訪者に対する
感謝と労いを表す言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある勉強会に参加したのですが
あいにくの疲労感が漂う中。

オープニングの挨拶で
「本日は心身共にお疲れのところ…」
で講義がスタートしていきました。

今日はこの
「心身共に」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「心身共に」の意味

心や体の両方において
健康や状態が良いことを示します。

「心身共に」の「心身」には
「心と体が一体である」
との意味があります。

「心身共に良好」というのは、
精神的にも肉体的にも
バランスが取れている様子を示しています。

心と体の両方を大切にし、
日々の生活を充実させるために、

心身の健康を意識することが重要であることを
表現した言葉が「心身共に」です。

「心身共に」の使い方

「心身共に」という表現は、
よく健康や状態を表す際に使われます。

先述しましたが、
「心身共に」という表現は、
心と体の両方が健康であることを示します。

「精神的にも肉体的にも良好な状態である」という意味を
相手に伝えるための表現となっています。

「心身共に」には健康を加える

「心身共に」を使う場合、
「健康であることを願っております」
など、
健康に関する言葉と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「心身共に」という表現は、

メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
特に、相手の健康を気遣う際の
挨拶やメッセージで

後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「心身共に」
というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「心身共に」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日は心身共にお元気でお越しいただき、大変嬉しく思います。」
・「先日は心身共にお疲れのところ、○○の件でお越しいただき、誠にありがとうございました。」
・「先日は心身共にお忙しい中、ご来店いただきまして、心より感謝申し上げます。」

手紙

「心身共に」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「心身共に」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、心身共にお元気でお運びいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは心身共にお忙しい中、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」

ご来店

「心身共に」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。

・「本日は、心身共にお元気でご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、心身共にお疲れの中ご来店いただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。

件名:ご来社のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

本日はご多忙にもかかわらず
また、心身共にお元気で弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。

打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。

中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。

まずはご来社のお礼を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「心身共に」への
返事は健康を気遣う

メールなどで「心身共に…」
と送られてきた場合、相手の健康を気遣う言葉を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。心身共にお元気でお過ごしください。」
などがあります。

「心身共に」のNG例

本日は心身共にお疲れのところお越しいただき誠にありがとうございます。
心身共にお忙しい中お引き立てにあずかりまして光栄です。
心身共におかげさまです。
心身共にお伺いしますが…
今日は心身共にお越しいただきました。
先日は心身共にお疲れの中貴社を訪問させていただき感謝です。
心身共にお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「心身共に」は、
相手の健康や疲労を気遣う言葉ですが、
あまりにも直接的に使うと、
相手に不快感を与える可能性があります。

特に「心身共に」という表現は、
相手の状態を強調することで、
逆に気を使わせてしまうこともあります。

相手に配慮した言葉選びを心がけ、
より良いコミュニケーションを図ることが大切です。

「心身共に」のお勧め文例20選

「心身共に」
お勧め文例を紹介します。

1、「心身共にお疲れのところ、来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

2、「心身共にご多忙の中、ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」

3、「心身共にお疲れのところお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」

4、「心身共にご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」

5、「遠方より心身共にお越しいただき誠にありがとうございます。」

6、「当日は悪天候が予想されるため心身共にお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」

7、「本日は心身共にご足労いただきありがとうございました。」

8、「先日は心身共に本当にありがとうございました。」

9、「この度は心身共に弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、また心身共にお出かけいただき、誠にありがとうございました。」

11、「心身共にご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は心身共に弊社までお越しいただきありがとうございます。」

13、「本日は心身共にお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日は心身共に弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」

15、「心身共にこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」

16、「先日は心身共に、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「心身共に弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」

18、「本日は心身共にお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、雨で心身共にを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」

20、「本日は心身共に、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「心身共に」の類語表現

「心身共に」の
類語表現をあげておきます。

心身ともに

「心身共に」の類語表現には
「心身ともに」があります。

「心身ともに」とは、
心と体の両方を指し、

健康や状態を表す際に用いられます。
日常会話やビジネスシーンで使われることが多いです。

例えば、
「心身ともに健康であることが大切です」
などと使います。

「心身ともに充実した日々を送りたい」といった表現も可能です。

身体と心

「心身共に」の類語には
「身体と心」も当てはまります。

「身体と心」と同じく、
心と体の両方の状態を強調する言葉です。

「身体と心の健康を保つために、定期的な運動が重要です」
このような表現になります。

「心身共に」のフレーズを営業マンが正しく使うために

深い感謝の気持ちを表す
「心身共に」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様との関係を深めるために
お礼の言葉として

「心身共に」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は〇〇様にお世話になりまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をいただく運びとなりました。」
「これも石川様の心身共にご尽力いただいたおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、

「心身共に」を自然と使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。

是非、「心身共に」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。

感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。



覚えるだけで出世するビジネス用語大辞典163選

あいにくいただいたお電話でおかげさまで
おさしつかえなければおっしゃることはわかりますがおほめにあずかりまして
お引き立てにあずかりましてお気持ちはありがたいのですがお言葉に甘えて
お言葉を返すようですがお呼び立てしてお口汚しに
お構いもできませんでお骨折りをいただきましてお持たせですが
お時間をいただきたいお耳に入れておきたいお手すきの折に
お手をわずらわせてお手数ですがお心づかいをいただき
お世話になりますお世話様ですお足元が悪い中
お待たせいたしましたお知恵を拝借したいお答えするほどのことでは
お納めくださいお忙しい中をお名残り惜しいのですが
お名前はかねがねお目にかかるお目通し
お役に立てず
かえって気づまりですからかしこまりましたごもっともでございますが
ご希望に沿えずご教授願いますご健勝
ご賢察ご指摘いただきましてご承知のとおり
ご清栄ご足労ご多用中申し訳ありませんが
ご迷惑とは存じますがご容赦くださいご要望にお応えできず
さっそく調べましてさようでございますかすでにお聞き及びのことと
せっかくの誘いですがそこをなんとかその節は
それはお困りでしょう
ただいまつかぬことをとおしゃいますと
とんでもございません謹んで
なにとぞ、あしからず
ひとかたならぬひとつ確認させていただきたいひらに
ぶしつけなお願いでほんの気持ちですが
一言もありませんが
まことに不本意で
やぶさかでないよけいなことかもしれませんがよろしければ
よんどころない事情で
私でよければ私どもの不手際で私の一存では
私の考え違いでしたら私事で恐縮ですが
恐縮ですが駆け出しですが空茶ですが・粗菓ですが
君だから言うのだけど君を見込んで口幅ったい
合わせる顔がないのですが今、よろしいでしょうか催促がましいようで
至りませんで時下ますます失礼ですが
釈然としないのですが取り込んでいますので承服
深謝申し遅れて拙宅
折り返し説明が足りませんで存じます
長居をいたしまして
二、三、質問してよろしいですか念のため
不行き届きで
不退転の決意
不調法ですみませんが
別の見方をしますと
本当は言いたくないのですが
無理を承知で
力不足で
老婆心ながら
僭越(せんえつ)ながら
忸怩(じくじ)たる思いで
慙愧(ざんき)に堪えず
油を売る
ご査収
ご快諾
如才ない
相殺
ささやかですが
重々承知
承知いたしました
善処します
ちなみに
当方
予めご了承ください
ご存知
ひとえに
衷心より
賜る
不徳といたすところ
ご推察のとおり
ご提示いただいた
光栄です
幸甚に存じます
申し上げます
お気になさらず
ご了承ください
すべからく
ご指導ご鞭撻
お力添えをいただき
ご指南
ご厚情
ご高配を賜り
ご配慮いただき
致し方ない
ご参照ください
ご所望でしたら
気の置けない
かたじけない
よろしくお伝えください
先立って
かねてより
微力ながら
またの機会に
これもひとえに
お取り計らい
ご用命いただき
お力添えをいただき
ご尽力をいただき
蓋然性が高い随時連絡します