念押しのお勧め文例20選とNG例




この記事を書いた人

使える「ビジネス敬語.com」編集チーム

月間40万PVを越えるビジネスパーソン向けメディア。日々のビジネスシーンなど、あらゆるシーンで、是非ともご活用ください。



「念押し」
重要な確認を促す言葉と言えます。


大切な契約の前に相手に確認を求める際に
「念押しさせていただきますが、こちらの内容で間違いないでしょうか。」

では、この「念押し」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「念押し」とは
「再確認すること」を意味し、

相手に対する
配慮と責任感を表す言葉です。

ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある商談に参加したのですが
重要なポイントを確認する場面がありました。

その際に「念押しさせていただきますが…」
と話が進んでいきました。

今日はこの
「念押し」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「念押し」の意味

何かを再確認するために
強調して伝えることを指します。

「念押し」の「念」には
「心に留める」という意味があります。

「念押しをする」というのは、
重要なことを忘れないように
再度確認する様子を示しています。

特に大切な事柄について
相手にしっかりと伝えたい時に、

注意を促し、理解を深めるための言葉が「念押し」です。

「念押し」の使い方

「念押し」という表現は、
特に注意を促す際に使われます。

先述しましたが、
「念押し」とは、
重要なことを再確認するために、
相手に強調して伝えることを指します。

「特に大切な点を再度確認し、
誤解を避けるために念を押す」という
相手への配慮を表す表現となっています。

「念押し」には具体的な内容を加える

「念押し」を使う場合、
「この点については特にご注意ください」
など、
具体的な内容と一緒に使われます。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「念押し」という表現は、

メールや会話、プレゼンテーションなど、
様々な場面で使われています。
重要な締切や条件を再確認する際の
挨拶や、

後日そのことへのフォローアップとして
「念押し」というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「念押し」を使った
例文を紹介しておきます。

・「この件については念押しさせていただきますが、締切は来週の金曜日です。」
・「先日はお話しした内容について、念押しですが、○○の件でご確認をお願いいたします。」
・「このプロジェクトに関しては、念押しですが、全員の協力が必要です。」

手紙

「念押し」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「念押し」を
使った例文を紹介しておきます。

・「このたびは、念押しですが、資料の提出期限を再度ご確認ください。」
・「先日はお世話になりました。念押しですが、次回の会議の日程をお忘れなく。」

ご確認

「念押し」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご確認」があります。

・「本日は、念押しのためご確認いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、念押しのためご確認いただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
確認依頼のメールです。

件名:確認のお願い

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

このたびはご多忙のところ、
念押しですが、資料の提出期限について
再度ご確認いただけますと幸いです。

お手数をおかけしますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

まずは確認のお願いを申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「念押し」に対する返事は確認を述べる

メールなどで「念押し…」
と送られてきた場合、確認に対する返事を
述べましょう。

例えば、
「ご指摘いただき、誠にありがとうございます。確認いたしました。」
などがあります。

「念押し」のNG例

本日は念押しをいただき誠にありがとうございます。
念押しをいただきお引き立てにあずかりまして光栄です。
念押しのおかげさまです。
念押しをつかぬことをお伺いしますが…
今日は念押しをいただきお伺いいたしました。
先日は念押しをいただき貴社を訪問させていただき感謝です。
念押しをいただきお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「念押し」は、
相手の意図や確認を強調するための言葉ですが、
過度に使うと相手に不安感を与えることがあります。

特に、相手がすでに理解していることを
再度確認する形で使うと、
相手に対して不信感を抱かせる可能性があります。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので注意してください。

「念押し」のお勧め文例20選

「念押し」
お勧め文例を紹介します。

1、「念押しさせていただきますが、締切は今週末ですのでお早めにご対応ください。」

2、「念押しですが、資料の提出は必ず期限内にお願いいたします。」

3、「念押しになりますが、会議の時間を再度ご確認ください。」

4、「念押しさせていただきますが、重要なポイントをお忘れなくご確認ください。」

5、「お忙しいところ恐縮ですが、念押しのため再度ご連絡いたしました。」

6、「念押しになりますが、参加者のリストを早めにご提出いただけますと助かります。」

7、「本日はお忙しい中、念押しのご連絡をさせていただきました。」

8、「先日はお世話になりました。念押しですが、次回の打ち合わせ日程をお知らせください。」

9、「この度は念押しのご連絡をさせていただき、誠にありがとうございます。」

10、「本日はお忙しいところ、念押しの件でお時間をいただき、誠にありがとうございました。」

11、「念押しになりますが、こちらの件については必ずご確認ください。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。念押しですが、早めのご対応をお願いいたします。」

13、「本日は念押しの件でお越しいただき、ありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」

14、「先日は念押しの件でご足労いただき、誠にありがとうございました。」

15、「念押しになりますが、こちらの件は特に重要ですのでご注意ください。」

16、「先日は念押しの件でお時間をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「念押しのご連絡をさせていただきますが、何卒よろしくお願いいたします。」

18、「本日は念押しの件でお越しいただき恐縮です。次回は私からご連絡いたします。」

19、「本日は、念押しの件でお時間をいただきまして誠にありがとうございました。」

20、「本日は念押しのためにお越しいただき、私たちのためにお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」

「念押し」の類語表現

「念押し」の
類語表現をあげておきます。

再確認

「念押し」の類語表現には
「再確認」があります。

「再確認」とは、
すでに確認したことを再度確認することを指し、

主にビジネスシーンや重要な場面で用いられます。
特に、相手に対して重要な事項を強調したい時に使われます。

例えば、
「この件については再確認させていただきます」
などと使います。

「確認してほしい」ことを伝える場合は、「再確認していただけますか?」
という使い方になります。

強調

「念押し」の類語には
「強調」も当てはまります。

「念押し」と同じく、
特定のポイントを際立たせるために使われる言葉です。

「この点については強調しておきたいと思います」
このような表現になります。

「念押し」のフレーズを営業マンが正しく使うために

重要な確認の意図を表す
「念押し」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様との契約内容を
確認する際に

「念押し」の一言を
添えることが多かったです。

「この度はご契約いただきまして誠にありがとうございました。」
「おけげさまを持ちましてご契約が成立いたしました。」
「これもお客様の念押しのおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

契約書の確認やお客様へのフォローアップを行ったり、

「念押し」を自然と使えると、
信頼性が高く、丁寧な印象を持たれるでしょう。

是非、「念押し」を使って
お客様とのコミュニケーションを
円滑に進めていきましょう。

確認を言葉にすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。



【スポンサードリンク】



覚えるだけで出世するビジネス用語大辞典163選

あいにくいただいたお電話でおかげさまで
おさしつかえなければおっしゃることはわかりますがおほめにあずかりまして
お引き立てにあずかりましてお気持ちはありがたいのですがお言葉に甘えて
お言葉を返すようですがお呼び立てしてお口汚しに
お構いもできませんでお骨折りをいただきましてお持たせですが
お時間をいただきたいお耳に入れておきたいお手すきの折に
お手をわずらわせてお手数ですがお心づかいをいただき
お世話になりますお世話様ですお足元が悪い中
お待たせいたしましたお知恵を拝借したいお答えするほどのことでは
お納めくださいお忙しい中をお名残り惜しいのですが
お名前はかねがねお目にかかるお目通し
お役に立てず
かえって気づまりですからかしこまりましたごもっともでございますが
ご希望に沿えずご教授願いますご健勝
ご賢察ご指摘いただきましてご承知のとおり
ご清栄ご足労ご多用中申し訳ありませんが
ご迷惑とは存じますがご容赦くださいご要望にお応えできず
さっそく調べましてさようでございますかすでにお聞き及びのことと
せっかくの誘いですがそこをなんとかその節は
それはお困りでしょう
ただいまつかぬことをとおしゃいますと
とんでもございません謹んで
なにとぞ、あしからず
ひとかたならぬひとつ確認させていただきたいひらに
ぶしつけなお願いでほんの気持ちですが
一言もありませんが
まことに不本意で
やぶさかでないよけいなことかもしれませんがよろしければ
よんどころない事情で
私でよければ私どもの不手際で私の一存では
私の考え違いでしたら私事で恐縮ですが
恐縮ですが駆け出しですが空茶ですが・粗菓ですが
君だから言うのだけど君を見込んで口幅ったい
合わせる顔がないのですが今、よろしいでしょうか催促がましいようで
至りませんで時下ますます失礼ですが
釈然としないのですが取り込んでいますので承服
深謝申し遅れて拙宅
折り返し説明が足りませんで存じます
長居をいたしまして
二、三、質問してよろしいですか念のため
不行き届きで
不退転の決意
不調法ですみませんが
別の見方をしますと
本当は言いたくないのですが
無理を承知で
力不足で
老婆心ながら
僭越(せんえつ)ながら
忸怩(じくじ)たる思いで
慙愧(ざんき)に堪えず
油を売る
ご査収
ご快諾
如才ない
相殺
ささやかですが
重々承知
承知いたしました
善処します
ちなみに
当方
予めご了承ください
ご存知
ひとえに
衷心より
賜る
不徳といたすところ
ご推察のとおり
ご提示いただいた
光栄です
幸甚に存じます
申し上げます
お気になさらず
ご了承ください
すべからく
ご指導ご鞭撻
お力添えをいただき
ご指南
ご厚情
ご高配を賜り
ご配慮いただき
致し方ない
ご参照ください
ご所望でしたら
気の置けない
かたじけない
よろしくお伝えください
先立って
かねてより
微力ながら
またの機会に
これもひとえに
お取り計らい
ご用命いただき
お力添えをいただき
ご尽力をいただき
蓋然性が高い随時連絡します