目処が立たないのお勧め文例20選とNG例
目次
「目処が立たない」
物事の進行状況を示す言葉と言えます。
プロジェクトの進捗が不透明な中、関係者に対して
「目処が立たない状況ですが、引き続きご協力をお願い申し上げます。」
では、この「目処が立たない」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「目処が立たない」とは
「物事の見通しが立たない様子」を意味し、
状況の不確実性に対する
理解と協力を求める言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
進行が遅れているとのこと。
冒頭の挨拶で
「現在、目処が立たない状況ですが…」
で議論が始まりました。
今日はこの
「目処が立たない」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「目処が立たない」の意味
物事の進展や解決の見通しが
全く見えない状態を指します。
「目処が立たない」の「目処」には
「物事の方向性や見通しが定まっていない」
との意味があります。
「目処が立たない」というのは、
状況が不透明で、先が見えない様子を示しています。
不確実な状況の中で、何かを進めようとする相手に対し、
その困難さを理解し、共感を文字通りの言葉で
表現した言葉が「目処が立たない」です。
「目処が立たない」の使い方
「目処が立たない」という表現は、
状況や物事の進展が見えないことを示す言葉としてよく使われます。
先述しましたが、
「目処が立たない」というのは、
物事の進行や解決の見通しが立たない状態を意味します。
「具体的な計画や結果が見えず、
不安や焦りを感じる状況」を表す表現となっています。
「目処が立たない」には状況説明を加える
「目処が立たない」を使う場合、
「現状では具体的な進展が見込めず、
ご迷惑をおかけしております」
など、
状況説明と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「目処が立たない」という表現は、
プロジェクトの進捗報告や、
顧客への説明など、様々な場面で使われています。
進捗が遅れている場合の
報告や、
今後の見通しについての説明の際に「目処が立たない」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「目処が立たない」を使った
例文を紹介しておきます。
・「現在の状況では、目処が立たないため、
進捗については改めてご報告いたします。」
・「申し訳ありませんが、
この件については目処が立たない状況です。」
・「目処が立たないため、
今後の対応についてご相談させていただきたいと思います。」
手紙
「目処が立たない」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「目処が立たない」を
使った例文を紹介しておきます。
・「現在の状況では、目処が立たないため、
ご迷惑をおかけしております。」
・「このたびは目処が立たない件について、
ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
進捗報告のメールです。
件名:進捗状況のご報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
現在進行中のプロジェクトについてですが、
残念ながら目処が立たない状況が続いております。
進捗が遅れていることに関して、
ご迷惑をおかけしており申し訳ありません。
今後の見通しについては、
引き続き状況を注視し、
改めてご報告させていただきます。
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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署名
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「目処が立たない」への
返事は状況を理解する
メールなどで「目処が立たない…」
と送られてきた場合、状況を理解し、
相手の努力を労う言葉を返しましょう。
例えば、
「ご多忙の中、進捗状況をお知らせいただき、
誠にありがとうございます。」
などがあります。
「目処が立たない」のNG例
本日は目処が立たない中、お時間をいただき誠にありがとうございます。
目処が立たない中、お引き立てにあずかりまして光栄です。
目処が立たない中、おかげさまです。
目処が立たない中、つかぬことをお伺いしますが…
今日は目処が立たない中、お伺いいたしました。
先日は目処が立たない中、貴社を訪問させていただき感謝です。
目処が立たない中、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「目処が立たない」は、
物事の進展や解決の見通しが立たないことを表す言葉です。
しかし、相手に対して不安や不満を感じさせる可能性があるため、
あまり好意的に受け取られないことがあります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。
「目処が立たない」のお勧め文例20選
「目処が立たない」
お勧め文例を紹介します。
1、「目処が立たない状況ではありますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
2、「目処が立たない中、引き続きご協力いただきありがとうございます。進捗があり次第ご連絡いたします。」
3、「現在、目処が立たない状況ですが、最善を尽くしてまいりますので、今しばらくお待ちください。」
4、「目処が立たないため、今後の予定については改めてご連絡いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
5、「この度は、目処が立たない中でのご対応に感謝申し上げます。」
6、「現時点では<強>目処が立たないため、進捗があり次第お知らせいたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
7、「目処が立たない状況においても、引き続きご支援いただき感謝しております。」
8、「先日は目処が立たない中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。」
9、「この度は目処が立たない状況でのご協力、心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また目処が立たない中お越しいただき、誠にありがとうございました。」
11、「目処が立たない中でのご足労、誠に申し訳ありません。お待ち申し上げておりました。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。現在目処が立たない状況ですが、何卒ご理解ください。」
13、「本日は目処が立たない中お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
14、「先日は目処が立たない中、貴社までお越しいただき、誠にありがとうございました。」
15、「目処が立たない状況ではありますが、皆様のご意見を伺えて良かったと感じています。」
16、「先日は目処が立たない中、貴重なお時間をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「目処が立たない中、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は目処が立たない中お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、目処が立たない中、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございました。」
20、「本日は目処が立たない中、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「目処が立たない」の類語表現
「目処が立たない」の
類語表現をあげておきます。
見通しが立たない
「目処が立たない」の類語表現には
「見通しが立たない」があります。
「見通しが立たない」とは、
物事の進展や結果が予測できない状態を指し、
主にビジネスやプロジェクトの進行状況において使われます。
例えば、
「現状では見通しが立たないため、今後の対応を検討中です」
などと使います。
「状況が改善することを期待する」場合は、「早く見通しが立つことを願っています」といった使い方になります。
不透明な状況
「目処が立たない」の類語には
「不透明な状況」も当てはまります。
「目処が立たない」と同じく、
物事の進行や結果が不明確な状態で使われる言葉です。
「現在は不透明な状況にあり、今後の方針を見直す必要があります」
このような表現になります。
「目処が立たない」のフレーズを営業マンが正しく使うために
不安や困難な状況を表す
「目処が立たない」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、プロジェクトの進捗が
思うように進まない際に
「目処が立たない」という言葉を
使うことが多かったです。
「現在の状況では、〇〇の件については
目処が立たない状態です。」
「お客様にはご迷惑をおかけしますが、
進捗があり次第、すぐにご連絡いたします。」
「これも私たちの準備不足が原因であり、
心よりお詫び申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
状況を正直に伝えることで、
お客様との信頼関係を築くことができ、
「目処が立たない」を適切に使えると、
誠実で信頼できる印象を持たれるでしょう。
是非、「目処が立たない」を使って
状況を正確に伝え、
お客様とのコミュニケーションを大切にしていきましょう。
誠実な言葉を使うことで
あなたの信頼度が大きくアップします。