その実のお勧め文例２０選とNG例
目次
「その実」
物事の本質を示す言葉と言えます。
表面的な情報だけではなく、深い理解を求める際に
「その実、私たちのプロジェクトは大きな成果を上げています。」
では、この「その実」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「その実」とは
「実際のところ」を意味し、
物事の真実や核心に迫る
表現です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
議題が多岐にわたる中、
プレゼンテーションの冒頭で
「その実、私たちの取り組みは…」
で話が進んでいきました。
今日はこの
「その実」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「その実」の意味
実際のところ、
物事の真実や本質を指す言葉です。
「その実」の「実」には、
「真実」や「実体」という意味があります。
「その実」というのは、
表面的な情報や印象とは異なる、
より深い理解を示しています。
表面的な事象の裏にある
真実を知ることが重要であり、
物事の本質を見極めるための言葉が「その実」です。
「その実」の使い方
「その実」という表現は、
特に説明や理由を述べる際に使われます。
先述しましたが、
また、「その実」という表現は、
実際の事実や真実を指し示す言葉です。
「ある事柄の背後にある真実や実態を明らかにする」
という意味合いを持ち、
相手に対して理解を促す表現となっています。
「その実」には具体例を加える
「その実」を使う場合、
「具体的には○○です」といった
具体例を一緒に使うことが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「その実」という表現は、
プレゼンテーションや報告書、会議など様々な場面で
使われています。
特に、データや結果を示す際に
「その実、売上は前年比で○○%増加しました」といった形で
具体的な事実を伝えるために用いられます。
ビジネスシーンにおける
「その実」を使った
例文を紹介しておきます。
・「その実、我々の取り組みが功を奏し、顧客満足度が向上しました。」
・「その実、昨年度の業績は予想を上回る結果となりました。」
・「その実、プロジェクトの進捗は順調で、予定通りに進んでいます。」
報告書
「その実」というフレーズは
報告書やプレゼンテーションなどの文書で
使われることが多いですが、
口頭での説明にも適しています。
報告書における「その実」を
使った例文を紹介しておきます。
・「その実、調査結果は予想以上に良好でした。」
・「その実、顧客からのフィードバックは非常にポジティブでした。」
会議
「その実」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「報告」があります。
・「本日の会議では、その実、各部門の進捗状況を報告いたします。」
・「その実、今後の戦略についても議論を深めていきたいと思います。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
進捗報告のメールです。
件名：進捗報告
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたびは、プロジェクトの進捗についてご報告いたします。
その実、現在の進捗状況は順調であり、
予定通りのスケジュールで進行しています。
今後とも引き続き、進捗を報告させていただきますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
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署名
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「その実」への
返事は具体的なフィードバックを
メールなどで「その実…」と送られてきた場合、
その内容に対する具体的なフィードバックを
返事として述べましょう。
例えば、
「その実、進捗が順調とのことで安心しました。引き続きよろしくお願いいたします。」
などがあります。
「その実」のNG例
本日はその実お越しいただき誠にありがとうございます。
その実お引き立てにあずかりまして光栄です。
その実おかげさまです。
その実つかぬことをお伺いしますが…
今日はその実お伺いいたしました。
先日はその実貴社を訪問させていただき感謝です。
その実お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「その実」は、
実際のところや真実を示す言葉ですが、
文脈によっては不自然に感じられることがあります。
特に、相手に対して感謝や敬意を表す場面では、
「その実」が唐突に感じられ、
会話の流れを損なう可能性があります。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが重要ですので、
注意して使用することをお勧めします。
「その実」のお勧め文例２０選
「その実」
お勧め文例を紹介します。
１、「その実お忙しい中、来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「その実ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「その実お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「その実ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方よりその実お越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「当日は悪天候が予想されるためその実お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日はその実ご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日はその実本当にありがとうございました。」
９、「この度はその実弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、またその実お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「その実ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はその実弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日はその実お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日はその実弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「その実こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日はその実、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「その実弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日はその実お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、雨でその実を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日はその実、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「その実」の類語表現
「その実」の
類語表現をあげておきます。
実際
「その実」の類語表現には
「実際」があります。
「実際」とは、
物事の真実や現実を指し、
主に具体的な状況や事例を示す際に用いられます。
抽象的な議論を避け、具体性を持たせるために使われることが多いです。
例えば、
「実際に行ってみると、思ったよりも難しかった」
などと使います。
「実際のところ」を使うことで、
より具体的な情報を提供することができます。
真実
「その実」の類語には
「真実」も当てはまります。
「真実」とは、
事実や現実の本質を表す言葉で、
物事の本当の姿を示す際に使われます。
「真実を知ることが大切です」といった表現が考えられます。
「その実」のフレーズを営業マンが正しく使うために
深い感謝の気持ちを表す
「その実」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様から
ご紹介をいただいた際のお礼状に
「その実」の一言を
添えることが多かったです。
「この度は〇〇様をご紹介いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様のその実のお力添えのおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「その実」を自然と使えると、
律儀で礼儀正しい印象を持たれるでしょう。
是非、「その実」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。
感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
