向春の候のお勧め文例２０選とNG例
目次
「向春の候」
春の訪れを感じさせる言葉と言えます。
寒い冬を乗り越え、少しずつ暖かくなってきたこの時期に、
「向春の候、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「向春の候」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「向春の候」とは
「春が近づいている様子」を意味し、
新しい季節の到来に対する
期待と感謝を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
春の兆しを感じる心地よい日でした。
オープニングの挨拶で
「向春の候、皆様にお集まりいただき…」
で会議がスタートしていきました。
今日はこの
「向春の候」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「向春の候」の意味
春が近づくこの時期は、
寒さが和らぎ、暖かい日差しが感じられます。
「向春の候」の「向春」には、
「春に向かっている」という意味があります。
「候」という言葉は、
その時期や季節を表すもので、
春の訪れを待ち望む気持ちを示しています。
この時期に、
新しい始まりや希望を感じる人々に対し、
春の訪れを共に喜び、期待を込めた挨拶が「向春の候」です。
「向春の候」の使い方
「向春の候」という表現は、
季節の挨拶としてよく使われます。
この表現は、
春が近づいていることを示し、
新しい季節の訪れを感じさせる言葉です。
「寒さが和らぎ、暖かい日差しが感じられる時期に、
相手の健康や幸せを願う気持ちを表す」
という意味合いを持っています。
「向春の候」にはお祝いの気持ちを加える
「向春の候」を使う場合、
「ご健康をお祈り申し上げます」
など、
お祝いの言葉と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて、
「向春の候」という表現は、
メールや手紙、挨拶など様々な場面で
使われています。
春の訪れを感じる時期に、
相手への感謝やお祝いの気持ちを伝える際に
用いられます。
ビジネスシーンにおける
「向春の候」を使った
例文を紹介しておきます。
・「向春の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
・「向春の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。」
・「向春の候、心より感謝申し上げます。」
手紙
「向春の候」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「向春の候」を
使った例文を紹介しておきます。
・「向春の候、貴方様のご健康をお祈り申し上げます。」
・「向春の候、いつもお世話になっております。」
ご挨拶
「向春の候」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご挨拶」があります。
・「向春の候、心よりご挨拶申し上げます。」
・「向春の候、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
春のご挨拶のメールです。
件名：春のご挨拶
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
向春の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
このたびは貴重なお時間をいただき、
心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
まずは春のご挨拶を申し上げます。
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署名
ーーーーーーー
「向春の候」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「向春の候…」
と送られてきた場合、
その気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「向春の候、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「向春の候」のNG例
本日は向春の候、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
向春の候、お引き立てにあずかりまして光栄です。
向春の候、おかげさまです。
向春の候、つかぬことをお伺いしますが…
今日は向春の候、お伺いいたしました。
先日は向春の候、貴社を訪問させていただき感謝です。
向春の候、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「向春の候」は、
春の訪れを感じる時期に
相手に感謝の意を表す言葉です。
しかし、「候」という言葉が
古風で堅苦しい印象を与えるため、
使い方に注意が必要です。
相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を選ぶことが大切ですので、
適切な表現を心がけましょう。
「向春の候」のお勧め文例２０選
「向春の候」
お勧め文例を紹介します。
１、「向春の候、新たな季節の訪れを感じる今日この頃、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「向春の候、ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
３、「向春の候、お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
４、「向春の候、ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
５、「遠方より向春の候お越しいただき誠にありがとうございます。」
６、「本日は春の訪れを感じる中、向春の候お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
７、「本日は向春の候ご足労いただきありがとうございました。」
８、「先日は向春の候本当にありがとうございました。」
９、「この度は向春の候弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また向春の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「向春の候ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は向春の候弊社までお越しいただきありがとうございます。」
１３、「本日は向春の候お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
１４、「先日は向春の候弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
１５、「向春の候こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
１６、「先日は向春の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「向春の候弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は向春の候お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、春の訪れを感じる中、向春の候を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
２０、「本日は向春の候、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「向春の候」の類語表現
「向春の候」の
類語表現をあげておきます。
春の訪れ
「向春の候」の類語表現には
「春の訪れ」があります。
「春の訪れ」とは、
春が近づいてきたことを表現する言葉で、
主に季節の挨拶やビジネスシーンで用いられます。
新しい始まりを感じさせる表現です。
例えば、
「春の訪れを感じる今日この頃、よろしくお願いいたします」
などと使います。
「春を迎える準備が整いました」という場合は、「春の訪れを待ち望んでいます」といった使い方になります。
春の兆し
「向春の候」の類語には
「春の兆し」も当てはまります。
「春の兆し」と同じく、
春の到来を感じさせる言葉です。
「最近は春の兆しが見え始め、心が躍ります」といった表現になります。
「向春の候」のフレーズを営業マンが正しく使うために
春の訪れを感じさせる言葉を表す
「向春の候」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様への
季節の挨拶をする際に
「向春の候」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はお世話になっております。」
「向春の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
「これからもどうぞよろしくお願い申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
新年度のご挨拶やお礼のメールを送ったり、
お客様へ季節感を込めたり、
「向春の候」を自然と使えると、
丁寧で心遣いのある印象を持たれるでしょう。
是非、「向春の候」を使って
お世話になった人に
季節の挨拶を伝えていきましょう。
挨拶を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。
