年内のお勧め文例20選とNG例
目次
「年内」
ビジネスにおける重要な期限を示す言葉と言えます。
プロジェクトの進行状況を確認する際に
「年内に完了させるために、皆さんのご協力をお願いします。」
では、この「年内」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「年内」とは
「その年のうちに」という意味で、
業務や計画に対する
締切や目標を表す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、あるプロジェクトの会議に参加したのですが
進捗報告の際に
「年内に目標を達成するために…」
で話が進んでいきました。
今日はこの
「年内」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「年内」の意味
一年の終わりに近づく中で、
様々な計画や目標を達成するための
時間が限られています。
「年内」の「年」には、
「12ヶ月の周期を持つ期間」
との意味があります。
「年内」というのは、
その年の終わりまでの期間を示しています。
残りの時間を有効に活用し、
目標に向かって進むことが求められる中で、
達成感や充実感を得るための
努力を促す言葉が「年内」です。
「年内」の使い方
「年内」という表現は、
特定の期間を指す際によく使われます。
先述しましたが、
「年内」という表現は、
その年の残りの期間を意味します。
「年末までの期間に何かを行う」という意図を
相手に伝えるための表現となっています。
「年内」には締切を加える
「年内」を使う場合、
「年内にご対応いただけますと幸いです」
など、
具体的な締切やお願いの言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「年内」という表現は、
メールや手紙、会話と様々な場面で
使われています。
年内にプロジェクトを完了させる必要がある場合の
コミュニケーションや、
年内のスケジュール調整に関するやり取りで
「年内」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「年内」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本件は年内にご対応いただけますと幸いです。」
・「先日は年内のご提案をいただき、誠にありがとうございました。」
・「年内にお伺いできる日程をお知らせいただければと思います。」
手紙
「年内」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「年内」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは年内にお越しいただき、ありがとうございます。」
・「年内にお返事をいただけますと幸いです。」
ご提案
「年内」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご提案」があります。
・「年内にご提案いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「年内にお伺いできることを楽しみにしております。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
年内のご依頼に関するメールです。
件名:年内のご依頼について
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
このたびは年内にご対応いただき、
誠にありがとうございます。
ご提案いただいた内容について、
社内で検討し、年内中にお返事をさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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署名
ーーーーーーー
「年内」への
返事は具体的な日程を述べる
メールなどで「年内…」
と送られてきた場合、
具体的な日程や対応について
返事として述べましょう。
例えば、
「年内にお返事をいただけるとのことで、誠にありがとうございます。」
などがあります。
「年内」のNG例
本日は年内のご多忙の中お気遣いをいただき誠にありがとうございます。
年内のご多忙の中お引き立てにあずかりまして光栄です。
年内のご多忙の中おかげさまです。
年内のご多忙の中つかぬことをお伺いしますが…
今日は年内のご多忙の中お伺いいたしました。
先日は年内のご多忙の中貴社を訪問させていただき感謝です。
年内のご多忙の中お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「年内」は、
年末の忙しい時期にわざわざ来ていただいた
相手の労を労う言葉として使われることがあります。
しかし、「年内のご多忙」が
相手に負担をかけている印象を与えることもあり、
不快に思う方もいるかもしれません。
相手に配慮した言葉遣いを心がけることで、
誤解を避けることができる場合もあるので注意してください。
「年内」のお勧め文例20選
「年内」
お勧め文例を紹介します。
1、「年内にお越しいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「年内のご来店、誠にありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「年内にお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「年内にご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方より年内にお越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「本日は悪天候が予想されるため年内にお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は年内にご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日は年内に本当にありがとうございました。」
9、「この度は年内に弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また年内にお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「年内にご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は年内に弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は年内にお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は年内に弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「年内にこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は年内に、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「年内に弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は年内にお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で年内を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は年内に、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「年内」の類語表現
「年内」の
類語表現をあげておきます。
今年中
「年内」の類語表現には
「今年中」があります。
「今年中」とは、
その年のうちに何かを行うことを指し、
主にビジネスシーンやプライベートで用いられます。
特に締切や目標に関連して使われることが多いです。
例えば、
「このプロジェクトは今年中に完了させる予定です」
などと使います。
「早めに終わらせたい」場合は、「今年中に終わらせたいのですが」
という使い方になります。
年内締切
「年内」の類語には
「年内締切」も当てはまります。
「年内締切」とは、
その年のうちに締切が設定されていることを示す言葉です。
「この書類は年内締切で提出してください」
このような表現になります。
「年内」のフレーズを営業マンが正しく使うために
締切を意識する言葉を表す
「年内」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様との契約や納品の際に
「年内」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご契約いただきまして誠にありがとうございました。」
「おかげさまで、年内に納品を進める運びとなりました。」
「これも皆様のご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
年末の挨拶やお客様への進捗報告を行ったり、
「年内」を自然と使えると、
信頼感や誠実さを持たれるでしょう。
是非、「年内」を使って
お世話になった人に
進捗や感謝の気持ちを伝えていきましょう。
明確な期限を示すことで
あなたの信頼性が大きくアップします。