公式見解のお勧め文例２０選とNG例
目次
「公式見解」
ビジネスにおける重要なコミュニケーションの一環と言えます。
企業が発表する公式な立場や意見に対して
「公式見解をお聞かせいただき、ありがとうございます。」
では、この「公式見解」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「公式見解」とは
「正式な意見や立場」を意味し、
特定の事象に対する
企業や団体の姿勢を示す言葉です。
ビジネスマンとしてはもちろん、
社会人としても是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日、ある記者会見に参加したのですが
多くのメディアが集まる中、
冒頭の挨拶で
「本日は公式見解をお伝えする場です…」
で会がスタートしていきました。
今日はこの
「公式見解」の意味と使い方、
例文や関連用語を記事にしました。
「公式見解」の意味
公的な機関や団体が
特定の事柄について示す見解や意見を指します。
「公式見解」の「公式」には
「正式な、認められた」という意味があります。
「見解」というのは、
物事に対する考えや判断を示しています。
公的な立場から発表された見解は、
その内容が信頼性を持ち、
広く受け入れられることが期待されます。
特定の問題に対して、
公式に発表された意見を通じて、
関係者や一般の人々に対し、
情報を提供し、理解を促す言葉が「公式見解」です。
「公式見解」の使い方
「公式見解」という表現は、
特定の組織や団体が発表する正式な意見や立場を示す際に使われます。
先述しましたが、
また、「公式見解」という表現は、
その組織の信頼性や透明性を示す重要な要素となります。
「特定の問題に対する組織の立場を明確にし、
関係者や一般の人々に理解を促すための発表」として、
その意義が強調されます。
「公式見解」には信頼性を加える
「公式見解」を使う場合、
「このたびの件について、公式見解を発表いたします」
など、
信頼性を強調する言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「公式見解」という表現は、
プレスリリースや社内文書、会議など様々な場面で
使われています。
特に、
重要な決定や方針変更に関する発表の際に、
その内容を明確にするために「公式見解」として
発表されることが多いです。
ビジネスシーンにおける
「公式見解」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日、当社の公式見解を発表いたします。」
・「先日は、公式見解に関するご質問をいただき、誠にありがとうございました。」
・「このたびの問題に関して、公式見解をお伝えいたします。」
手紙
「公式見解」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「公式見解」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびの件について、公式見解をお知らせいたします。」
・「先日は、公式見解に関するご意見をいただき、誠にありがとうございました。」
プレスリリース
「公式見解」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「プレスリリース」があります。
・「本日は、公式見解を含むプレスリリースを発表いたします。」
・「先日は、公式見解に基づくプレスリリースをお送りいたしました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
公式見解に関するお知らせのメールです。
件名：公式見解のお知らせ
株式会社○○
広報部 田中様
平素より大変お世話になっております。
このたび、当社の公式見解を発表いたします。
今回の件に関しては、
関係者の皆様にご理解いただけるよう、
詳細を記載いたしましたのでご確認ください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「公式見解」への
返事は理解を示す
メールなどで「公式見解…」
と送られてきた場合、その内容に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「公式見解を拝見し、内容を理解いたしました。ありがとうございます。」
などがあります。
「公式見解」のNG例
本日は公式見解をいただき誠にありがとうございます。
公式見解をお聞きできて光栄です。
公式見解のおかげさまです。
公式見解についてお伺いしますが…
今日は公式見解をお伺いいたしました。
先日は公式見解をいただき感謝です。
公式見解をお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「公式見解」は、
正式な立場や意見を示す言葉ですが、
その使い方には注意が必要です。
特に、公式見解を軽々しく使うことで、
相手に対して不適切な印象を与えることがあります。
相手に誤解を与えないよう、
言葉の選び方には十分に配慮することが大切です。
「公式見解」のお勧め文例２０選
「公式見解」
お勧め文例を紹介します。
１、「公式見解をお伝えすることになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
２、「公式見解をご確認いただきありがとうございます。さっそくご説明を始めさせていただきます。」
３、「公式見解をお知らせすることになりますが、ご都合のよろしい時にご確認くださいませ。」
４、「公式見解をお伝えすることになりますが、弊社の方針をご理解いただけますと幸いです。」
５、「遠方より公式見解をお求めいただき誠にありがとうございます。」
６、「本日は重要な発表がございますので、公式見解をお聞きいただけますようお願いいたします。」
７、「本日は公式見解をお伝えする機会をいただき、ありがとうございました。」
８、「先日は公式見解に関するご質問をいただき、本当にありがとうございました。」
９、「この度は公式見解をお届けすることができ、心より感謝申し上げます。」
１０、「本日はお忙しいところ、また公式見解をお聞きいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「公式見解をお伝えするにあたり、ご不明点があればお知らせください。本日はよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は公式見解をお聞きいただきありがとうございます。」
１３、「本日は公式見解をお伝えする機会をいただき、ありがとうございました。ご意見をお待ちしております。」
１４、「先日は公式見解に関するご意見をいただき、誠にありがとうございました。」
１５、「公式見解をお伝えすることになりお手数をおかけしましたが、皆様のご理解を得られたことを嬉しく思います。」
１６、「先日は公式見解に関して、関係者の皆様にはご協力をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「公式見解をお伝えするためにお越しいただき感謝の念に堪えません。」
１８、「本日は公式見解をお伝えする機会をいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
１９、「本日は、公式見解に関する重要な発表にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく進行できました。」
２０、「本日は公式見解をお聞きいただき、私達のためにお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」
「公式見解」の類語表現
「公式見解」の
類語表現をあげておきます。
公的声明
「公式見解」の類語表現には
「公的声明」があります。
「公的声明」とは、
政府や組織が公式に発表する意見や立場を示す言葉で、
主にメディアや公の場で用いられます。
信頼性が高い情報源として扱われることが多いです。
例えば、
「本日の公的声明に基づき、今後の方針をお知らせいたします」
などと使います。
「意見を求める」場合は、「公的声明を参考にさせていただきます」といった使い方になります。
公式発表
「公式見解」の類語には
「公式発表」も当てはまります。
「公式発表」と同じく、
特定の事柄についての正式な情報を伝える言葉です。
「本日は公式発表により、重要な決定事項をお知らせいたします」
このような表現になります。
「公式見解」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
明確な立場を示す
「公式見解」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマン時代、社内外のコミュニケーションにおいて
重要な情報を伝える際に
「公式見解」の一言を
添えることが多かったです。
「この度の件については、弊社の公式見解として以下の通りです。」
「お客様にご安心いただけるよう、私たちの立場を明確にいたします。」
「これも皆様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
社内会議やプレスリリースを行ったり、
お客様への説明を行う際に、
「公式見解」を自然と使えると、
信頼性が高く、プロフェッショナルな印象を持たれるでしょう。
是非、「公式見解」を使って
重要な情報を正確に伝えていきましょう。
明確なコミュニケーションを行うことで
あなたの信頼度が大きくアップします。
