気負うことなくのお勧め文例20選とNG例
目次
「気負うことなく」
リラックスした心持ちを示す言葉と言えます。
自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「気負うことなく、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「気負うことなく」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「気負うことなく」とは
「無理をせず、自然体でいる様子」を意味し、
来訪者に対する
リラックスした雰囲気を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある勉強会に参加したのですが
あいにくの緊張感が漂う場面。
オープニングの挨拶で
「本日は気負うことなく…」
で講義がスタートしていきました。
今日はこの
「気負うことなく」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「気負うことなく」の意味
何かに取り組む際に、
過度な緊張やプレッシャーを感じずに
自然体で臨むことを指します。
「気負うことなく」の「気負う」には、
「無理に力を入れる」
との意味があります。
「気負うことなく」というのは、
自分を過剰に意識せず、
リラックスした状態で行動する様子を示しています。
緊張感のある場面でも、
自分らしさを大切にして臨む相手に対し、
その姿勢を称賛し、励ます言葉が「気負うことなく」です。
「気負うことなく」の使い方
「気負うことなく」という表現は、
リラックスした状態で物事に取り組むことを意味します。
先述しましたが、
「気負う」という言葉は、
過度に緊張したり、プレッシャーを感じたりすることを指します。
「無理をせず、自然体で臨んでください」という
相手への励ましの気持ちを
表す表現となっています。
「気負うことなく」にはリラックスを促す
「気負うことなく」を使う場合、
「リラックスして臨んでください」
など、
相手を安心させる言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「気負うことなく」という表現は、
会議やプレゼンテーション、面接など様々な場面で
使われています。
特に、緊張しやすい場面での
挨拶やアドバイスとして
「気負うことなく」というフレーズが用いられます。
ビジネスシーンにおける
「気負うことなく」を使った
例文を紹介しておきます。
・「本日は気負うことなく、リラックスしてお話しください。」
・「先日は気負うことなく、面接に臨んでいただき、誠にありがとうございました。」
・「本日は気負うことなく、自由にご意見をお聞かせください。」
手紙
「気負うことなく」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「気負うことなく」を
使った例文を紹介しておきます。
・「先日は、気負うことなくお越しいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは気負うことなく、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」
ご来社
「気負うことなく」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来社」があります。
・「本日は、気負うことなくご来社いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、気負うことなくご来社いただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
本日はご多忙にもかかわらず、
気負うことなく弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「気負うことなく」への
返事はリラックスを促す
メールなどで「気負うことなく…」
と送られてきた場合、相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。
「気負うことなく」のNG例
本日は気負うことなくお越しいただき誠にありがとうございます。
気負うことなくお引き立てにあずかりまして光栄です。
気負うことなくおかげさまです。
気負うことなくつかぬことをお伺いしますが…
今日は気負うことなくお伺いいたしました。
先日は気負うことなく貴社を訪問させていただき感謝です。
気負うことなくお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「気負うことなく」は、
相手に対して気を使わずに来てほしいという
意図を持った言葉ですが、
相手にプレッシャーを与える可能性があります。
「気負う」という言葉が、
「気を使う」や「緊張する」という意味を含むため、
相手に不安を与えることもあります。
相手にリラックスしてもらうためには、
別の表現を用いることで、
より良いコミュニケーションが図れる
ケースもあるので注意して下さい。
「気負うことなく」のお勧め文例20選
「気負うことなく」
お勧め文例を紹介します。
1、「気負うことなくお越しいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「気負うことなくご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「気負うことなくお運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「気負うことなくご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方より気負うことなくお越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「当日は悪天候が予想されるため気負うことなくお越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は気負うことなくご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日は気負うことなく本当にありがとうございました。」
9、「この度は気負うことなく弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また気負うことなくお出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「気負うことなくご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は気負うことなく弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は気負うことなくお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は気負うことなく弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「気負うことなくこちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は気負うことなく、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「気負うことなく弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は気負うことなくお越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、雨で気負うことなくを、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は気負うことなく、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「気負うことなく」の類語表現
「気負うことなく」の
類語表現をあげておきます。
自然体
「気負うことなく」の類語表現には
「自然体」があります。
「自然体」とは、
無理をせず、自分らしくいることを意味し、
主に日常生活や人間関係で用いられます。
特に、リラックスした状態で接する際に使われます。
例えば、
「彼とは自然体で話せるので、いつも楽しいです」
などと使います。
「無理をせずに接してほしい」という場合は、「自然体でいてください」と
いう使い方になります。
リラックス
「気負うことなく」の類語には
「リラックス」も当てはまります。
「気負うことなく」と同じく、
心を落ち着けている状態で使われる言葉です。
「会議ではリラックスして意見を言ってください」
このような表現になります。
「気負うことなく」のフレーズを営業マンが正しく使うために
自然体で臨む姿勢を表す
「気負うことなく」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、プレゼンテーションの際に
お客様にリラックスしていただくために
「気負うことなく」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
「ご提案内容について、気負うことなくご意見をお聞かせください。」
「これも皆様の気負うことなくのご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
お客様とのコミュニケーションを円滑にしたり、
信頼関係を築くために、
「気負うことなく」を自然と使えると、
安心感を与える印象を持たれるでしょう。
是非、「気負うことなく」を使って
お客様との関係を深めていきましょう。
リラックスした雰囲気を作ることで
あなたの印象が大きくアップします。
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