言付かりのお勧め文例20選とNG例




この記事を書いた人

使える「ビジネス敬語.com」編集チーム

月間40万PVを越えるビジネスパーソン向けメディア。日々のビジネスシーンなど、あらゆるシーンで、是非ともご活用ください。



「言付かり」
相手に伝えたいことを示す言葉と言えます。


大切なメッセージを伝えるために、
「言付かりをお願い申し上げます。」といった形で使われます。

では、この「言付かり」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「言付かり」とは
「伝言やメッセージを託すこと」を意味し、

相手に対する
信頼と敬意を表す言葉です。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日、友人に頼まれて
大切な用事を伝える場面がありました。

その際に「言付かりをお願いしたいのですが…」と
丁寧にお願いしたところ、
相手も快く引き受けてくれました。

今日はこの
「言付かり」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「言付かり」の意味

他の人に伝えたいことを
言葉で伝える行為を指します。

「言付かり」の「言」は
「言葉」や「伝えること」を意味し、
「付かり」は「付ける」や「届ける」といった意味があります。

「言付かり」というのは、
特定のメッセージや意図を
他者に伝えることを示しています。

大切な情報や思いを
わざわざ伝えに来てくれた相手に対し、

その行為の重要性と感謝を
表現した言葉が「言付かり」です。

「言付かり」の使い方

「言付かり」という表現は、
主に伝言やメッセージを伝える際に使われます。

先述しましたが、
「言付かり」とは、
誰かからの伝言や依頼を受け取ることを指します。

「他の人からのメッセージを受けて、
その内容を相手に伝える」という行為を
表す表現となっています。

「言付かり」には感謝の気持ちを加える

「言付かり」を使う場合、
「お伝えいただきましてありがとうございます」
など、
感謝の言葉と一緒に使われることが多いです。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「言付かり」という表現は、

メールや手紙、会話など様々な場面で
使われています。
他の人からのメッセージを受け取った際の
挨拶や、

そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「言付かり」というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「言付かり」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日は言付かりをいただきまして、大変恐縮です。」
・「先日は言付かりをいただき、○○の件についてお話しできて誠にありがとうございました。」
・「先日は言付かりをいただき、心より感謝申し上げます。」

手紙

「言付かり」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「言付かり」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、言付かりをいただきましてありがとうございます。」
・「このたびは言付かりをいただき、誠にありがとうございました。」

ご連絡

「言付かり」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご連絡」があります。

・「本日は、言付かりをいただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、言付かりをいただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
伝言のお礼のメールです。

件名:伝言のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

本日はご多忙にもかかわらず、
また、言付かりをいただき、誠にありがとうございます。

おかげさまで、貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。

中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。

まずは言付かりのお礼を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー

「言付かり」への
返事は感謝を述べる

メールなどで「言付かり…」
と送られてきた場合、伝言に対する感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「言付かり」のNG例

本日は言付かりをいただき誠にありがとうございます。
言付かりをいただきお引き立てにあずかりまして光栄です。
言付かりのおかげさまです。
言付かりの件でつかぬことをお伺いしますが…
今日は言付かりの件でお伺いいたしました。
先日は言付かりをいただき貴社を訪問させていただき感謝です。
言付かりの件でお待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「言付かり」は、
相手からの伝言や依頼を指す言葉ですが、
あまり一般的に使われる表現ではありません。

そのため、相手にとっては
意味が伝わりにくい場合もあります。

相手に不快な思いをさせないよう、
より分かりやすい言葉を選んだ方が
誤解を避けられるケースもあるので注意して下さい。

「言付かり」のお勧め文例20選

「言付かり」
お勧め文例を紹介します。

1、「言付かりいただき、誠にありがとうございます。お待ち申し上げておりました。」

2、「この度は言付かりをいただき、心より感謝申し上げます。」

3、「お忙しい中、言付かりをお伝えいただきありがとうございます。」

4、「先日は言付かりをいただき、誠にありがとうございました。」

5、「ご丁寧に言付かりをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。」

6、「本日は言付かりをお持ちいただき、重ねて御礼申し上げます。」

7、「お手数をおかけしましたが、言付かりをお伝えいただきありがとうございました。」

8、「この度のご配慮に対し、言付かりをいただき感謝申し上げます。」

9、「言付かりをいただき、心より感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。」

10、「先日は言付かりをお持ちいただき、誠にありがとうございました。」

11、「言付かりをいただき、感謝の意を表します。お待ち申し上げておりました。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、言付かりをいただきありがとうございます。」

13、「本日は言付かりをお持ちいただき、誠に恐縮です。おかげさまでスムーズに進行できました。」

14、「先日は言付かりをいただき、心より感謝申し上げます。」

15、「言付かりをいただき、こちらも安心いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。」

16、「先日は言付かりをお伝えいただき、誠にありがとうございました。」

17、「言付かりをいただき、感謝の念に堪えません。今後ともよろしくお願いいたします。」

18、「本日は言付かりをお持ちいただき、誠にありがとうございます。次回もお待ちしております。」

19、「この度は言付かりをいただき、心より感謝申し上げます。お陰様で無事に進行できました。」

20、「本日は言付かりをお持ちいただき、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「言付かり」の類語表現

「言付かり」の
類語表現をあげておきます。

伝言

「言付かり」の類語表現には
「伝言」があります。

「伝言」とは、
他の人に伝えるためのメッセージや情報を指し、

日常会話やビジネスシーンで広く使われます。
特に、相手に何かを伝えたい時に便利です。

例えば、
「彼に伝言をお願いできますか?」
などと使います。

「何かを伝えたい」場合は、「伝言を残しておきたいのですが」
という使い方になります。

メッセージ

「言付かり」の類語には
「メッセージ」も当てはまります。

「言付かり」と同じく、
情報を他の人に伝える手段として使われる言葉です。

「このメッセージを彼に伝えてもらえますか?」
このような表現になります。

「言付かり」のフレーズを営業マンが正しく使うために

深い感謝の気持ちを伝える
「言付かり」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

営業マン時代、お客様から
大切なメッセージを預かった際のお礼状に

「言付かり」の一言を
添えることが多かったです。

「この度は〇〇様からの言付かりをいただき、誠にありがとうございました。」
「おかげさまでご契約をお預かりする運びとなりました。」
「これも石川様の言付かりのおかげと厚くお礼申し上げます… …」

なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、

部署移動や退職のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、

「言付かり」を自然と使えると、
律儀で礼儀正しい印象を持たれるでしょう。

是非、「言付かり」を使って
お世話になった人に
感謝の気持ちを伝えていきましょう。

感謝を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。



【スポンサードリンク】



覚えるだけで出世するビジネス用語大辞典163選

あいにくいただいたお電話でおかげさまで
おさしつかえなければおっしゃることはわかりますがおほめにあずかりまして
お引き立てにあずかりましてお気持ちはありがたいのですがお言葉に甘えて
お言葉を返すようですがお呼び立てしてお口汚しに
お構いもできませんでお骨折りをいただきましてお持たせですが
お時間をいただきたいお耳に入れておきたいお手すきの折に
お手をわずらわせてお手数ですがお心づかいをいただき
お世話になりますお世話様ですお足元が悪い中
お待たせいたしましたお知恵を拝借したいお答えするほどのことでは
お納めくださいお忙しい中をお名残り惜しいのですが
お名前はかねがねお目にかかるお目通し
お役に立てず
かえって気づまりですからかしこまりましたごもっともでございますが
ご希望に沿えずご教授願いますご健勝
ご賢察ご指摘いただきましてご承知のとおり
ご清栄ご足労ご多用中申し訳ありませんが
ご迷惑とは存じますがご容赦くださいご要望にお応えできず
さっそく調べましてさようでございますかすでにお聞き及びのことと
せっかくの誘いですがそこをなんとかその節は
それはお困りでしょう
ただいまつかぬことをとおしゃいますと
とんでもございません謹んで
なにとぞ、あしからず
ひとかたならぬひとつ確認させていただきたいひらに
ぶしつけなお願いでほんの気持ちですが
一言もありませんが
まことに不本意で
やぶさかでないよけいなことかもしれませんがよろしければ
よんどころない事情で
私でよければ私どもの不手際で私の一存では
私の考え違いでしたら私事で恐縮ですが
恐縮ですが駆け出しですが空茶ですが・粗菓ですが
君だから言うのだけど君を見込んで口幅ったい
合わせる顔がないのですが今、よろしいでしょうか催促がましいようで
至りませんで時下ますます失礼ですが
釈然としないのですが取り込んでいますので承服
深謝申し遅れて拙宅
折り返し説明が足りませんで存じます
長居をいたしまして
二、三、質問してよろしいですか念のため
不行き届きで
不退転の決意
不調法ですみませんが
別の見方をしますと
本当は言いたくないのですが
無理を承知で
力不足で
老婆心ながら
僭越(せんえつ)ながら
忸怩(じくじ)たる思いで
慙愧(ざんき)に堪えず
油を売る
ご査収
ご快諾
如才ない
相殺
ささやかですが
重々承知
承知いたしました
善処します
ちなみに
当方
予めご了承ください
ご存知
ひとえに
衷心より
賜る
不徳といたすところ
ご推察のとおり
ご提示いただいた
光栄です
幸甚に存じます
申し上げます
お気になさらず
ご了承ください
すべからく
ご指導ご鞭撻
お力添えをいただき
ご指南
ご厚情
ご高配を賜り
ご配慮いただき
致し方ない
ご参照ください
ご所望でしたら
気の置けない
かたじけない
よろしくお伝えください
先立って
かねてより
微力ながら
またの機会に
これもひとえに
お取り計らい
ご用命いただき
お力添えをいただき
ご尽力をいただき
蓋然性が高い随時連絡します