という点は否めませんがのお勧め文例２０選とNG例
目次
「という点は否めませんが」
意見を述べる際の前置きとして使われる言葉と言えます。
議論の中で自分の意見を述べる際に
「という点は否めませんが、私の考えは…」といった形で使われます。
では、この「という点は否めませんが」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「という点は否めませんが」とは
「その事実を認めつつも」という意味で、
相手の意見を尊重しつつ
自分の意見を述べる際に使う表現です。
ビジネスマンというより
コミュニケーション能力を高めるために
是非とも押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
議題が白熱する中、
発言の際に
「という点は否めませんが…」
と前置きをして意見を述べていました。
今日はこの
「という点は否めませんが」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「という点は否めませんが」の意味
何かしらの事実や状況が存在する中で、
その事実を否定することができないという意味を持ちます。
「という点は否めませんが」の「点」には、
「特定の事実や状況」を指す意味があります。
「否めません」というのは、
その事実を認めざるを得ない様子を示しています。
何かを主張する際に、
相手の意見や状況を考慮しつつ、
自分の意見を述べるための前置きとして使われる言葉が「という点は否めませんが」です。
「という点は否めませんが」の使い方
「という点は否めませんが」という表現は、
意見や主張を述べる際に使われるフレーズです。
先述しましたが、
この表現は、
ある事実や状況を認めつつも、
その後に続く意見や反論を強調するために用いられます。
「その点については確かにそうだが、他の視点も考慮すべきだ」
というニュアンスを含んでいます。
「という点は否めませんが」には意見を続ける
「という点は否めませんが」を使う場合、
その後に自分の意見や反論を続けることが一般的です。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて、
「という点は否めませんが」という表現は、
会議やプレゼンテーション、メールなど様々な場面で
使われています。
相手の意見を尊重しつつ、自分の考えを述べる際に
このフレーズを用いることが多いです。
ビジネスシーンにおける
「という点は否めませんが」を使った
例文を紹介しておきます。
・「その提案には賛成です。という点は否めませんが、もう少し具体的な計画が必要だと思います。」
・「おっしゃる通りです。という点は否めませんが、他の選択肢も検討する価値があります。」
・「その意見には一理あります。という点は否めませんが、私たちの視点も考慮していただきたいです。」
手紙
「という点は否めませんが」というフレーズは、
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「という点は否めませんが」を
使った例文を紹介しておきます。
・「ご意見には賛同いたします。という点は否めませんが、私たちの立場もご理解いただければ幸いです。」
・「貴重なご指摘ありがとうございます。という点は否めませんが、今後の改善に向けて努力いたします。」
会議
「という点は否めませんが」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「意見」があります。
・「その点については、という点は否めませんが、私たちのアプローチも考慮していただきたいです。」
・「おっしゃることは理解できます。という点は否めませんが、他の視点も重要です。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
意見交換のメールです。
件名：ご意見について
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
ご提案いただきました内容について、
「という点は否めませんが」、
私たちの視点も考慮していただければと思います。
今後の進め方について、
ぜひお話しできればと考えております。
まずはご意見へのお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「という点は否めませんが」への
返事は理解を示す
メールなどで「という点は否めませんが…」
と送られてきた場合、相手の意見に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「ご指摘いただき、ありがとうございます。理解いたしました。」
などがあります。
「という点は否めませんが」のNG例
本日はという点は否めませんが、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
という点は否めませんが、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
という点は否めませんが、皆様のおかげで成り立っております。
という点は否めませんが、少々お伺いしたいことがございます。
今日はという点は否めませんが、こちらにお伺いさせていただきました。
先日はという点は否めませんが、貴社にお邪魔させていただき感謝申し上げます。
という点は否めませんが、お待たせいたしました。
このような使い方は誤りです。
「という点は否めませんが」は、
相手の意見や状況を認めつつも、
自分の意見を述べる際に使われる表現です。
しかし、相手の意見を否定するニュアンスが強く、
不快感を与える可能性があるため、
使い方には注意が必要です。
相手に配慮した言葉選びを心掛け、
より円滑なコミュニケーションを図ることが大切です。
「という点は否めませんが」のお勧め文例２０選
「という点は否めませんが」
お勧め文例を紹介します。
１、「という点は否めませんが、私たちの提案をぜひご検討いただければと思います。」
２、「という点は否めませんが、お客様のご意見を大切にし、改善に努めてまいります。」
３、「という点は否めませんが、今後の展望についてお話しできる機会を楽しみにしています。」
４、「という点は否めませんが、私たちのサービスが少しでもお役に立てれば幸いです。」
５、「お忙しい中、という点は否めませんがお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
６、「本日は、という点は否めませんが、お話しできることを嬉しく思っております。」
７、「という点は否めませんが、私たちの努力が実を結ぶことを願っています。」
８、「先日は、という点は否めませんが貴重なお時間をいただき、感謝申し上げます。」
９、「この度は、という点は否めませんがお力添えいただき、心より感謝いたします。」
１０、「本日はお忙しいところ、という点は否めませんがお越しいただき、誠にありがとうございました。」
１１、「という点は否めませんが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」
１２、「皆様にはお手間を取らせて失礼しましたが、という点は否めませんがご理解いただければ幸いです。」
１３、「本日は、という点は否めませんがお越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰りください。」
１４、「先日は、という点は否めませんがお忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございました。」
１５、「という点は否めませんが、私たちの取り組みを見守っていただければ嬉しいです。」
１６、「先日は、という点は否めませんが、貴重なご意見をいただき、心より感謝申し上げます。」
１７、「という点は否めませんが、私たちの成長を見守っていただければ幸いです。」
１８、「本日は、という点は否めませんがお越しいただき恐縮です。次回はより良いご提案をさせていただきます。」
１９、「本日は、という点は否めませんが、私たちのためにお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
２０、「本日は、という点は否めませんが、私たちのためにお越しいただきまして誠にありがとうございます。」
「という点は否めませんが」の類語表現
「という点は否めませんが」の
類語表現をあげておきます。
確かに
「という点は否めませんが」の類語表現には
「確かに」があります。
「確かに」とは、
相手の意見や事実を認める言葉で、
主に議論やディスカッションの場で用いられます。
その後に自分の意見を続ける際に使われることが多いです。
例えば、
「確かにその点は重要ですが、他にも考慮すべき点があります」
などと使います。
認めざるを得ません
「という点は否めませんが」の類語には
「認めざるを得ません」も当てはまります。
「認めざるを得ません」とは、
相手の主張を受け入れざるを得ない状況を示す言葉です。
「その意見には一理あると認めざるを得ませんが、私の考えも大切です」
このような表現になります。
「という点は否めませんが」のフレーズをビジネスマンが正しく使うために
意見の相違を和らげる表現
「という点は否めませんが」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
ビジネスマンとして、会議やプレゼンテーションの際に
「という点は否めませんが」の一言を
添えることが多かったです。
「この提案には多くの利点がありますが、」
「その一方で、という点は否めませんが、」
「私たちのアプローチには改善の余地があると考えています… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
意見を述べる際に相手の意見を尊重しつつ、
自分の考えを伝えることで、
「という点は否めませんが」を自然と使えると、
柔軟で理解のある印象を持たれるでしょう。
是非、「という点は否めませんが」を使って
建設的な議論を進めていきましょう。
相手の意見を受け入れることで
あなたの信頼が大きくアップします。
