「空茶ですが」「粗菓ですが」のNG例とお勧め文例

「空茶ですが」「粗菓ですが」

お茶やお菓子をすすめるときに
使われる言葉です。

あまり使われる言葉では
ないかもしれませんが
知っておくべきフレーズです。

もうかれこれ
20年近くになるでしょうか。

年に一回だけ
訪問させていただく方がいます。

年配のかなりきちんとした
まだ現役バリバリの女性経営者様です。

ご自宅にお伺いすると
いつも「空茶ですが…」「粗菓ですが…」

とに言葉と共に
お茶やお菓子をすすめてくださいます。

大変品のある礼儀正しい方だなと常々感じ
このお宅にお伺いするたびに

自分ももっと品格を持ち
礼儀正しくあらねばと思うくらいです。

普段あまり聞きなれない
「空茶ですが…」「粗菓ですが…」

今日はこの言葉を記事にしてみました。

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」の意味

「空茶」「粗菓」の
意味から見ていきましょう。

「空茶」は「からちゃ」と読みます。
意味は茶菓子がなく茶だけを出す事です。

「粗菓」は「そか」と読み
意味は粗末な菓子。

人に菓子をすすめるとき
などに謙遜して言う語。

辞書を引いてみると
このような記載になっています。

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」使い方

ビジネスシーンにおいてもときとして、
「空茶ですが…」「粗菓ですが…」
が使われることがあります。

訪問先などで
「空茶ですが…」「粗菓ですが…」
とすすめられたことはありませんか。

言うまでもなく
「空茶ですが…」は
お茶をお召し上がりください。

もしくは茶菓子がなくお茶だけで
申し訳ありません。

「粗菓ですが…」は
お菓子をお召し上がりください。

お茶やお菓子を
すすめることを意味しています。

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」のNG例



あのお宅はいつお邪魔しても空茶だけだ。
粗菓ですがと言われ出されたが本当に粗菓だった。
そんな粗菓は口にする気にもなれない。
お招きいただいたのに空茶だけとは。
期待はしていなかったがやはり粗菓だった。
忙しいものですから空茶も粗菓もいりません。
せっかくの空茶、粗菓ですがあいにくお茶を飲んできたばかりで。

このような使い方は誤りです。

粗菓は粗末な菓子、
取り上げるほどでもない品
という意味なのですが、

人様に勧めたりお贈りしたりするとき
へりくだって使う言葉です。

本当に粗末なお菓子を
勧めているわけではありません。

あくまでも謙遜です。

それに対して

「結構なものを頂戴しました」
「身に余るものを頂きました」

という気持ちをその場で返します。
もしくは手紙などでお返しします。

相手が粗菓と言っているからといって、
頂戴する側の自分も粗末と言う言葉を
その品に対して使ってはいけません。

言うまでもなく、
それは大変に失礼に当たります。

念のため例文をあげておきましょう。

・「空茶で失礼ですが。」
・「粗菓ですがお召し上がりください。」
・「粗菓ですがお口に会えば良いのですが。」

などと使います。

「粗菓ですが…」と言われて
茶菓子を出された際は
必ずお礼の言葉を添えましょう。

私は素直に「美味しいです」
と言うことにしています。

もしくは、
「珍しいものを頂きありがとうございました。」

お礼の表現としては、

・「賞味させていただきました。」
・「結構なお品を頂きありがとうございました。」

かしこまった席では
このような表現になるのでしょう。

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」の類語表現

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」
の類語表現を紹介しておきます。
知っておくと何かと便利でしょう。

つまらないものですが

差し上げるものを謙遜している言葉です。
ビジネスシーン、日常生活を問わず
使われる機会は多いです。

・「以前に海の物が大好きだとお聞きしておりましたので、能登へ出張がありましたのでカニみそを手に入れてきました。
つまらないものですがご家族で召し上がってください。

お納めください

この「お納めください」も
ビジネスシーン、日常生活、
双方で良く使われる表現です。

・「本日はお忙しいところ私共の設立記念日での講演をしていただきまして誠にありがとうございました。無償での講演ということでお言葉に甘えようと思っていたのですが、お車代くらいはと思いまして少しですが包ませていただきました。是非ともお納めくださいませ。」

粗品


粗菓と使われ方は同じです。

・「本日はご来場いただきましてありがとうございました。わざわざ遠くから足をお運び頂きまして本田様には心より感謝しております
こちら粗品になりますがご笑納ください。これからの季節にお役立ていただけるアイテムになるかと存じます。」

召し上がれ

召し上がるという言葉は
食べるの尊敬語になります。

食事を提供する場合において
相手方に対して使うことが多い言葉です。

・「本日は暑い季節にぴったりのかき氷を用意いたしました。あちらに移動して頂き、準備ができた方から是非召し上がってください
。」

ご笑納ください

贈り物の際、
相手にへりくだった表現です。

ビジネス文書の場合は
ある程度親しい間柄で
使うのが良いでしょう。

・「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。こちらは長野県の名産で「シナノゴールド」というリンゴになります。ご笑納いただければ幸いです。」

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」まとめ

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」
はお伝えしてきたとおり、
謙遜して言う言葉です。

お茶やお菓子を勧める言葉でした。

粗末なものと言う意味でないのは
ご承知のとおりです。

ただ、最近は何かを贈る場面で
自分を謙るケースも少なくなって
きているのではないでしょうか。

贈り贈られる場面では、
人間性がことのほか出ると
言われています。

「空茶ですが…」「粗菓ですが…」
の背景には、
相手の事を大切に扱おうとしている。

この思いがあります。

大切に扱っていただいている
ことがわかったら、それ以上に
相手の事を大切にしましょう。

言葉遣いは心遣いの表れです。

人を大切に出来る人の周りには
自然と人が集まります。

人が集まるところは繁栄します。

そうでないひとの周りには
そうでない人が集まるのでしょう。

是非、さらなる発展のために、
言葉遣い。心遣いを
見直してみてください。



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