「お足元の悪い中」のNG例とお勧め文例20選




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「お足元の悪い中」

来客に歓迎の心を示す言葉と言えます。

雨の中自分の会社に来ていただいた
取引先に対して
お足元の悪い中、弊社にわざわざお越しいただきましてありがとうございます。」

このように使ったりしますね。

では、この「お足元の悪い中」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。

「お足元の悪い中」とは
「歩きにくい様子」を意味し、

来訪者に対する
感謝と労いを表す言葉です。

「お足元の悪い中ご来店」や
「お足元の悪い中、お越しいただき誠に恐れ入ります」

のように使い、
結婚式や葬儀の挨拶でも使われます。

ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。

先日ある勉強会に参加したのですが
あいにくの雨天。

オープニングの挨拶で
「本日はお足元が悪い中…」
で講義がスタートしていきました。

今日はこの
「お足元の悪い中」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「お足元の悪い中」の意味

雨や雪、泥などで
道や道路の状態が悪い中
歩くと足元が汚れます。

「お足元が悪い中」の「足元」には
「地面に足がついている」
との意味があります。

「足元が悪い」というのは、
地面がぬかるんでいたり、
歩きづらい様子を示しています。

悪路の中をわざわざ
出向いてくれた相手に対し、

労いと感謝を文字通りの言葉で
表現した言葉が「お足元が悪い中」です。

「お足元が悪い中」の使い方

「お足元が悪い中」という表現は、
よく挨拶言葉として使われます。

先述しましたが、
また、「足元が悪い」という表現は、
足がついている地面が悪い。

「地面がぬかるんでいたり、濡れている悪条件のもと来てくれて」
という相手への感謝の気持ちを
表す表現となっています。

「お足元の悪い中」にはお礼を加える

「お足元の悪い中」を使う場合
「お運びいただきまして恐れ入ります」

など、
お礼のと言葉と一緒に使われます。

「お運び頂きまして誠に恐れ入ります」
とは、

「足を運んでくれたことに対してとても恐縮している様子」
を表します。
目上に対して感謝する状況で使われます。

また、
「お運び頂きまして誠に恐れ入ります」
の他に

「お集りいただきありがとうございます」
「ご出席いただきありがとうございます」
などの言葉もあります。

相手やシーンによって使い分けましょう。

例文をあげておきましょう。

・「本日は、お足元の悪い中お越しいただきまして、誠にありがとうございます。」
・「この度はお足元の悪い中、遠方より参加いただきまして、ありがとうございます。」
・「お足元の悪い中、お運びいただきまして大変恐縮です。」





「お運びいただきまして」とは
「足を運ぶ」から来た表現です。

先に「お足元」と「足」という言葉を
使っている為「運ぶ」の前に「足」という
言葉を入れるのを省略しています。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおいて
「お足元の悪い中」という表現は、

メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。

悪天候の中来社してもらった場合の
挨拶であったり、

後日そのことへのお礼や手紙、
メールという形で「お足元の悪い中」
というフレーズを使います。

ビジネスシーンにおける
「お足元の悪い中」を使った
例文を紹介しておきます。

・「本日はお足元の悪い中、お越しいただきまして大変恐縮です。」
・「先日はお足元の悪い中、○○の件でご来社いただき、誠にありがとうございました。」
・「先日はお足元の悪い中、ご来店いただきまして、心より感謝申し上げます。」

手紙

「お足元の悪い中」とのフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、

メールや手紙といった
文章としても使用されます。

手紙における「お足元の悪い中」を
使った例文を紹介しておきます。

・「先日は、お足元の悪い中、お運びいただきましてありがとうございます。」
・「このたびはお足元の悪い中、弊社までお越しいただき誠にありがとうございました。」

ご来店

「お足元の悪い中」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。

・「本日は、お足元の悪い中ご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「先日は、お足元の悪い中ご来店いただきありがとうございました。」

メール

メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。


件名:ご来社のお礼

株式会社○○
営業部 中山様

平素より大変お世話になっております。

本日はご多忙にもかかわらず
また、お足元の悪い中、弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。

打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。

中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。

まずはご来社のお礼を申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


「お足元の悪い中」への
返事は感謝を述べる

メールなどで「お足元の悪い中…」
と送られてきた場合、労りに対する感謝を
返事として述べましょう。

例えば、
「先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「お足元の悪い中」のNG例

本日はお足元の悪い中お気遣いをいただき誠にありがとうございます。
お足元の悪い中お引き立てにあずかりまして光栄です。
お足元の悪い中おかげさまです。
お足元の悪い中つかぬことをお伺いしますが…
今日はお足元の悪い中お伺いいたしました。
先日はお足元の悪い中貴社を訪問させていただき感謝です。
お足元の悪い中お待たせしました。

このような使い方は誤りです。

「お足元の悪い中」は、
天気が悪い時にわざわざ来ていただいた
相手の労を労う言葉です。

しかし、「足元が悪い」が「足が悪い」
という意味を連想させるためか
差別的用語と考える人もいます。

相手に不快な思いをさせないよう、
言葉を変えた方が誤解を避けられる
ケースもあるので注意して下さい。

「お足元の悪い中」のお勧め文例20選

「お足元に悪い中」
お勧め文例を紹介します。

1、「お足元の悪い中来社いただくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

2、「お足元の悪い中ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」

3、「お足元の悪い中お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」

4、「お足元の悪い中ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」

5、「遠方よりお足元の悪い中お越しいただき誠にありがとうございます。」

6、「当日は悪天候が予想されるためお足元に悪い中お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」

7、「本日はお足元の悪い中ご足労いただきありがとうございました。」

8、「先日はお足元の悪い中本当にありがとうございました。」

9、「この度はお足元の悪い中弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」

10、「本日はお忙しいところ、またお足元の悪い中お出かけいただき、誠にありがとうございました。」

11、「お足元の悪い中ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」

12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日はお足元の悪い中弊社までお越しいただきありがとうございます。」

13、「本日はお足元の悪い中お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」

14、「先日はお足元の悪い中弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」

15、「お足元の悪い中こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」

16、「先日はお足元の悪い中、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」

17、「お足元悪い中弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」

18、「本日はお足元の悪い中お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」

19、「本日は、雨でお足元の悪い中を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」

20、「本日はお足元の悪い中、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「お足元の悪い中」の類語表現

「お足元の悪い中」の
類語表現をあげておきます。

ご足労

「お足元の悪い中」の類語表現には
「ご足労」があります。

「ご足労」とは、
わざわざ足を運んでくれる
相手を労う言葉で、

主にビジネスシーンで用いられます。
天候に関係なく使えます。

例えば、
「お忙しい中ご足労いただき、ありがとうございます」
などと使います。

「来て欲しい」ことを願う場合は、「ご足労いただきたいのですが」
という使い方になります。

悪天候

「お足元の悪い中」の類語には
「悪天候」も当てはまります

「お足元の悪い中」と同じく、
天気が悪い状況で使われる言葉です。

「本日は悪天候の中、お越しいただいてありがとうございます」
このような表現になります。

「お足元の悪い中」営業マンが正しく使うために

「お足元の悪い中」は、悪天候の中
わざわざ来訪してもらうことへの
感謝と労りの言葉です。

ビジネスシーンだけでなく
結婚式や葬儀の挨拶でも使われます。

お礼の言葉と一緒に使用しましょう。

但し、先にもお伝えしましたが
「足元が悪い」は「足が悪い」との
意味を連想させるため、
差別用語と考える人もいるようです。

相手に不快な思いをさせないよう、
場面によっては言葉を言い換えることも
必要かもしれません。

いずれにせよ、
「足元が悪い中」は、
ビジネスシーンで良く使われる言葉です。

来客に歓迎の心を示す言葉です。

慣用句として使われていますが、
心を込めてこの言葉を使いましょう。

「お足元が悪い中」の
意味や使い方をしっかりと押さえて
営業現場で役立てていってください。



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