「二、三、質問してよろしいですか」のお勧め文例30選とNG例
目次
「二、三、質問してもよろしいですか」
営業活動を問わず、
人とのコミュニケーションの中で
相手の考えや本音、希望などが
なかなかわからないことがあります。
また、複数で取り組まなければならない
イベントなど構想・計画の段階で
不備はつきものです。
そのような場面で
あなたはどうしていますか?
そんなときに非常に役に立つのが
「二、三、質問してもよろしいですか」
このフレーズなのです。
質問形式で相手の不備を
つくことができます。
日々営業活動をしていると、
相手のことを聞く機会が
必然的に多くなります。
当然、営業ですから「成約」が目的です。
ですが、一方的にこちらが伝えたいことを
立て板に水のように喋りたがる営業と
相手の話を丁寧に聞ける営業。
どちらが好まれるかと言えば
言うまでもなく後者です。
こちらのことを知ってもらいたい営業、
相手のことを深く知ろうとする営業、
どちらが好まれるのか。
これも後者であることは
言うまでもありません。
相手の問題を商品やサービスを通じて
解決するのが営業マンに
求められる姿ですから
相手の事を良く知ろうとするためには
何らかの質問をしなければなりません。
営業現場に限りませんが、
疑問を持ち、それを解決しようと
する場面に出会うことは多いと思います。
そんなときに、
気のおけない仲であれば
気軽に「質問させてください」
と尋ねることができます。
しかし、初めて顔を合わせる相手や
目上の相手には、気軽に声をかける
ことは難しいですよね。
取引先やお客様となればなおのことです。
「質問させてください」と
どう敬語で表現すればよいのか。
戸惑うこともあるでしょう。
また、こちらの質問に対して
相手から明確な答えがえられないことも
良くあることです。
相手はこちらの質問に対して準備を
しているわけではありませんから
当たり前と言えば当たり前なのですが。
こんなときに使えるのが
「二、三、質問してよろしいですか」
です。
今日は、
「質問させてください」の
敬語表現を含めて
「二、三、質問してよろしいですか」
の使い方を考えてみたいと思います。
「質問させてください」の敬語表現
「二、三、質問してよろしいですか」
の意味や使い方の前に
「質問させてください」の
敬語表現をおさえておきましょう。
「質問させてください」の
敬語表現はどのようになるのでしょうか。
「質問をしてもよろしいですか」
「質問させていただいても、よろしいでしょうか」
「質問させていただきます」
このような表現が適切と言えます。
注意点として、
「ご質問させてください」
「ご質問よろしいでしょうか」
これは誤った使い方です。
なぜかというと、
質問するのは相手でなく自分です。
相手は質問を受ける側となります。
そのため、自分がする質問、
つまり自分の行為に対して
敬語を使っていることになるからです。
前置きが長くなってしまいました。
本題に戻しましょう。
「二、三、質問してよろしいですか」は、
「これからいくつかの質問をしますが、それでよいでしょうか」
このような意味をと言えます。
「二、三、質問してよろしいですか」の使い方とNG例
二、三、ご質問させてください。
二、三、ご質問よろしいでしょうか。
二、三、質問を恐縮です。
二、三、質問をさせていただきますがありがとうございます。
二、三、質問を僭越ですがさせていただきます。
二、三、質問を存じ上げます。
二、三、質問をつかぬことですがさせてください。
これらの使い方は誤りです。
「二、三、質問してよろしいですか」
を使うとき注意したい点があります。
それは使うタイミングです。
講演会、説明会などでは、
全ての行程が終了した後「質問タイム」を
受け付けているケースが多いです。
その場合は途中で使うべきではありません。
話の途中で疑問がわいたら、
メモを取るようにしましょう。
その疑問が解決されることもあります。
逆に話の途中で
「二、三、質問してよろしいですか」
と声をかける場合もあります。
それと、相手の説明が滞ったときに、
助け舟を出す場合に
使うケースもあります。
部下や後輩、同僚が何かを説明するとき
言葉に詰まってしまう
ことがあったとします。
理解していてもなんと説明すればよいのか
迷ってしまうことがあるからです。
そんなとき、
こちらは理解していても
わざと質問することで、
相手も整理がしやすくなり
説明を続けることができます。
また、
「二、三、質問してよろしいですか」
を使うことにより、
課題に対する不備や不足が
明確になることが多いです。
これはとても重要なことです。
営業シーンでも
「二、三、質問してよろしいですか」
は大変に有効です。
お客様の本音やニーズを
的確に聞き出すことができるからです。
以下、
「二、三、質問してよろしいですか」
を使った例文をあげておきます。
・「今回の新規プロジェクトに関して、二、三、質問してよろしいですか。」
・「納期に間に合わせるために作業工程に関して二、三、質問してよろしいでしょうか。」
「二、三、質問してよろしいですか」メールでの使い方
メールでも質問する場合があります。
メールは簡潔な方が好まれます。
また、メールでのやりとりは
レスポンスが遅くなります。
簡潔を心がけつつ、
詳しく質問することが重要です。
質問の個数を書いておくとか、
箇条書きにしても失礼にはあたりません。
相手がわかりやすいを意識して、
気遣いも忘れないようにしましょう。
例をあげておきます。
メール件名:提案に関するお問い合わせ(氏名)
○○株式会社
営業部 尾崎様
お世話になっております。
先日は弊社にてご提案いただきありがとうございます。
さて、先日の提案に関しまして二、三質問させていただきたく存じます。
1、弊社と同業種で導入している企業はありますでしょうか。
2、導入後の費用対効果などを示すデータはございますでしょうか。
3、メンテナンスはどの程度の期間で必要になるでしょうか。
またその際どの程度の費用が発生するでしょうか。
不躾な質問にて誠に申し訳ありません。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、
ご返事をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
・・・・・・・
署名
・・・・・・・
メール件名:製品Aに関するお問い合わせ(氏名)
○○株式会社
営業部 井上様
突然のご連絡、大変失礼いたします。
私、(株)○○にて研究開発を担当しております鈴木と申します。
このたびは取引先のA社様から御社のお噂を伺い連絡いたしました。
さて、首記の件、新製品の開発に際して●●という特徴をもつ
材料を探しており貴社製品Aが適応できないかと考えております。
そこで、二、三ご質問させていただければ幸いです。
1、サンプルの提供は可能でしょうか
2、従来の製品Bとの違い、改良された点
3、製品Aが●●への適応が可能かどうか
ご多用中大変に申し訳ありませんが、
ご教示いただけましたらこれほどありがたいことはございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・
署名
・・・・・・・
「二、三、質問してよろしいですか」お勧め文例30選
「二、三、質問してもよろしいですか」
文例を紹介しておきます。
参考にしてください。
1、「今期の決算報告がありましたが内容について、二、三、質問してよろしいですか。」
2、「お客様の今後のライフプランについて、二、三、質問してよろしいでしょうか。」
3、「二、三、質問してよろしいでしょうか、来年度の人事異動についてです。」
4、「今回の役員会の決定に関して、二、三、質問させていただきたいのですが。」
5、「先月導入した〇〇の使い方について、二、三、質問させていただきたいのですが。」
6、「来週の会議の内容について事前に、二、三、質問させていただきたいのですが。」
7、「見積書を送付いただきありがとうございます。内容に関しまして、二、三、質問させていただきたいのですがよろしいでしょうか。」
8、「生命保険の見直しをするにあたり、二、三、質問させていただきたいのですがよろしいですか。」
9、「小林様にとって理想の住宅を設計していきたいと思います。二、三、質問してよろしいですか。」
10、「祈念式典の段取りに関して、二、三、質問してよろしいですか。」
11、「転職希望とのことですが、朝倉様にとって相応しい企業があるか、二、三、質問させていただきますがよろしいでしょうか。」
12、「社員旅行のスケジュールについて、二、三、質問してよろしいですか。」
13、「貴社の開発した新製品に関して興味がございます。二、三、質問してよろしいですか。」
14、「先日いただいた資料について二、三、質問があるのですがよろしいでしょうか。」
15、「ぶしつけながら、新規事業に関して、二、三、質問してよろしいですか。」
16、「すみません、機材の操作方法について、二、三、質問してよろしいですか。」
17、「工事の進捗状況に関しまして、二、三、質問があるのですがよろしいでしょうか。」
18、「導入予定の新入社員研修なのですが、二、三、質問があります。よろしいでしょうか。」
19、「秋冬物のスーツをお探しとのことですが、二、三、質問してよろしいですか。」
20、「今回の価格改定について、二、三、質問させていただいたいのですがよろしいですか。」
21、「来年度の予算案に関しまして、二、三、質問してよろしいですか。」
22、「貴社の提案に内容はおよそ理解できました、その上で、二、三、質問があるのですがよろしいですか。」
23、「新プロジェクトの運営の件で、二、三、質問があります。よろしいでしょうか。」
24、「来月の理事会の議案なのですが、二、三、質問してよろしいですか。」
25、「展示会を成功させるにあたり配置について、二、三、質問があるのですがよろしいでしょうか。」
26、「新製品開発のプロセスのついてなのですが、二、三、質問してよろしいですか。」
27、「宮城様がどのような相続をお考えか、二、三、質問してよろしいですか。」
28、「新しい配属先について、二、三、質問させていただきたいのですがよろしいでしょうか。」
29、「新担当の宮沢と申します。御社のお役に立つために、二、三、質問させていただきますがよろしいでしょうか。」
30、「建設工事をスムーズに進めるために、二、三、質問してよろしいですか。」
「二、三、質問してよろしいですか」営業マンはどう使うべきか
「二、三、質問してもよろしいですか」
意味や使い方は理解できましたか。
営業マン時代は
よくこのフレーズを使いました。
ストレートには聞きづらい
相手の本音やニーズを聞き出すためです。
このフレーズを上手に使うと
質問形式で相手の不備や不足を
つくことができます。
お客様自身も気がついていないような
隠れたニーズが出てくることもあります。
使う際の注意点は多用しないことです。
使いすぎるとくどくなり
相手に違和感を感じさせてしまいます。
また、あくまで自然な会話の中で
用いるようにしましょう。
笑顔で柔らかい雰囲気の中で
使って下さい。
そうでないと、
尋問のようになってしまい
逆効果です。
上手に活用できるようになれば
あなたの営業活動に大きな力と
なってくれるフレーズです。
ぜひ、
「二、三、質問してよろしいですか」
をマスターし
日々の営業活動を実りあるものに
していただければと存じます。
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