「光栄です」のお勧め文例30選とNG例
目次
クライアント先の祝賀会に
招いていただきました。
「この度は創立30年記念祝賀会にお招きにあずかり、光栄に存じます」
このように返信させていただきました。
「光栄です」「光栄に思います」というように
「光栄(こうえい)」はビジネスシーンで
よく見聞きする言葉です。
「光栄です」には「嬉しく名誉に思います」
という意味があります。
目上の人に褒められた際や
名誉な出来事に対して口にするフレーズ。
自分自身に起きた出来事に関して、
誇りに思ったり、
誰かに褒められたときなどに
「光栄です」と言います。
日常会話など身近でも使う表現ですが、
フォーマルな場面でも頻繁に使います。
このような表現を
しっかり使っている人を見ると、
とても良い印象を受けます。
そこで今回は
「光栄」の意味や「光栄です」の使い方、
例文等について記事にしました。
いざというときにも正しく使えるように、
確認しておきましょう。
「光栄です」の意味
「光栄です」とは、
名誉に感じることに対して使う言葉です。
例えば、
自身の業績や功績を褒められたときや、
重要な役目などを任されて
名誉に思うことやそのさまが該当します。
簡単にいえば、
素晴らしいと感じることです。
自分の行動が周りから
認められて褒められると
嬉しい気持ちになります。
その感謝を表すのが
「光栄です」という言葉です。
文字からもポジティブな
意味合いがあるようにとれます。
ちなみに、
言葉の成り立ちを見ていくと、
「光(ひかり、ひかる)」は
人が火を持つ図であると言われており、
火をつかさどる人を表しています。
「栄(さかえ)」は
庭に置く松明や篝火を表しています。
この2つの言葉を合わせることにより、
「栄えて光る」となり、
自分自身が褒められ称えられて輝いている、
というところから光栄という言葉になります。
「光栄です」の使い方
さきほども説明しましたが、
一般的な使い方としては、
相手の年齢や立場など関係なく、
自分の感謝や嬉しいという気持ちを
相手に伝える表現として、
主に口語やメールなどの文章で使います。
褒められたことすべてに
「光栄です」と言う必要性はありませんが、
今までの努力が認められたり
難しい仕事を任せられたりした際は
「光栄です」と伝えましょう。
目上の人との普通の会話で
「名誉に思っております」
という言葉を使うと少し堅苦しいです。
重々しい雰囲気を与えないためにも
「光栄です」との表現が良い場合があります。
年齢にも関係なく使用できるので、
先輩や上司だけでなく
同僚や後輩にも使うことができます。
「光栄です」という言葉自体を
使い間違うことはないですが、
言葉の組み合わせによっては
違和感のある表現になってしまいます。
例えば、
「書類を作成してくれて光栄です」
というよりは
「書類を作成していただき光栄です」
の方がしっくりきます。
「~くれて」という言葉より
「~いただき」と組み合わせた方
が無難です。
「光栄です」のお勧め文例30選
「光栄です」の例文をあげておきます。
1、高名な伊沢社長にお目にかかれて光栄です。
2、このたびは川島様にお褒めに預かり光栄です。
3、身に余る光栄と、心から感謝しております。
4、お褒めに預かり、光栄の至りに存じます。
5、このような機会をいただき、大変光栄です。精一杯頑張り、しっかりと業務をこなします。
6、部長にそう言ってもらって光栄です。
7、桂木様にこのような形でお会いでき、大変光栄に思っております。
8、ご高名は日頃からお伺いしております。この度はプロジェクトでご一緒出来てとても光栄です。
9、社長から直々にお褒めいただき光栄に思います。これからも精進してまいりますので今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
10、本日はこのような場で演説の機会を賜りまして、光栄の至りでございます。
11、このような賞をいただけるとは営業マンとして光栄です。
12、今回の企画でチームリーダーという大役を任せていただき、大変光栄です。
13、このたびは、食事会にお招きいただき光栄です。
14、このような素晴らしい賞をいただき大変光栄に存じます。
15、大役を任せていただき光栄の至りです。
16、これまでの努力を評価していただき光栄に思います。
17、数多くの中から私の案を採用していただき、光栄です。
18、弊社祈念式典にご多忙な中ご参加いただき光栄に思います。
19、先日の新製品発表会の折には、素晴らしい賞をいただき、身に余る光栄にございます。
20、過分のお褒めをいただきまして、身に余る光栄と存じます。
21、このたびは創立60周年記念パーティーにお招きあずかり、光栄に存じます。
22、今回は、私のためにこのような機会をいただけて光栄です。
23、日頃から尊敬する丸山先輩と同じチームで仕事が出来とても光栄です。
24、喜んでいただけるとは思っていたのですが、興味を持っていただけて光栄です。
25、このような晴れがましい席にお招きいただけて光栄です。
26、大塚さんのお仕事が手伝えて光栄です。
27、当社の製品に関心をもってくださり光栄です。
28、おなたのような素晴らしい経営者とお会いでき光栄です。
29、このような賞をいただき至極光栄でございます。
30、そのような重要で大きな仕事を任せていただけるとは、光栄です。
「光栄です」のNG例
・夏季休暇にサイパン旅行に行けて光栄に思います。
・キャンペーン中に安く買えたのは光栄です。
・初めて宝くじが当たり光栄な気分だ。
・会いたかったきみに会えたのは光栄です。
・誘ってくれて光栄です。
・褒めてもらって光栄です。
・そう言ってもらって光栄です。
このような使い方はNGです。
「光栄です」の類似表現
「光栄です」の言い換えとしては、
・恐縮です
「恐縮」の意味は
「身も縮まるほどに恐れ入ること。感謝や謝罪の言葉として用いる」
です。
・恐れ入ります
「恐れ入る」という言葉には、
「相手にたいして申し訳なく恐縮している気持ち」
を言い表す言葉であると上述しましたが、
そこから転じて
「心が苦しいほど、ありがたく思う」
という意味合いもあります。
つまり、
自分からみて目上である人に対しての
お礼の気持ちを言い表す
言葉であるということです。
・痛み入ります
「痛み入る」には
「相手の親切や好意に恐縮し、感謝すること」
という意味があります。
「痛み入ります」は
目上の相手に対しての
敬語として使われる言葉で、
「謝罪」の気持ちではなく、
あくまでも「感謝」の気持ちを表します。
・幸甚に存じます
「幸甚」は「こうじん」と読みます。
「幸甚」の意味は
「常にありがたく、幸せに思うこと」です。
「幸い」と同様に、
ビジネスシーンでは依頼する際や、
お礼を伝える時、
贈り物をする場面などで使用されます。
・かたじけなく存じます
「かたじけない」の意味は、
(過分の恩恵や好意を受けて)
身にしみてありがたい。感謝にたえない
(尊貴さがそこなわれるようで)
もったいない。恐れ多い。恐縮だ恥ずかしい。面目ない
です。
相手の身にあまる程の親切や好意に対して、
ありがたく思うこと・ありがたくて
逆に申し訳ないことを表します。
「光栄です」ビジネスマンはどう使うか
「光栄です」とは
名誉に思ったことを相手へ伝える際に
使われる言葉です。
かしこまった場面では「至極光栄」や
「光栄に存じます」と言い換えて
使うことが適していると言えるでしょう。
単に嬉しい気持ちを表す言葉ではなく
「名誉に思う」ことを表しているため、
使う際は注意が必要です。
社会人として正しく使ってください。
もともと丁寧な表現ですが、
「光栄でございます」「光栄に存じます」
とすると、より丁寧な表現になります。
親しい人には「光栄です」のかわりに
「嬉しいです」「嬉しい限りです」
などを使うと堅苦しくありません。
「光栄」という言葉は、
相手をたてるものです。よって、
「光栄です」の前後のことばも
気を付けて使いましょう。
敬意を表すことばですので、
使い方を間違えてしまいますと
せっかくの表現も
失礼と捉えられてしまう可能性も。
上記の点をおさえて、
敬意を相手に正しく伝えましょう。
ビジネスをスムーズに進めていくために
必要不可欠な敬語表現の一つです。
上手に使える言い回しが
少しずつ増えていくことで、
周りの同僚と少しずつ差をつけられます。
あなたのビジネスマンとしての
ランクアップを応援しています。
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