「ご査収」のお勧め文例30選とNG例




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懇意にさせていただいている
印刷業者さんがあります。

仕事も丁寧で早いのですが
ビジネスマナーもしっかりしています。

先日も
名刺とパンフレットの類をお願いしました。

最近はメールでのやりとりが多いのですが
必ず最後は
「ご査収の程よろしくお願いいたします。」

この一言で〆られています。

「ご査収の程よろしくお願いいたします」は
ビジネスシーンではよく用いられる言葉です。

頻繁に使われる言葉だからこそ正しい
使い方を身に着けておかねばなりません。

ただ、
「何となく聞いたことあるけれど意味はよくわからない」
「誰にどんなふうに使えば良いのかわからない」

このような人も
少なくないのではないでしょうか。

結論から先に「ご査収」には
下記のような特徴があります。

・目上の人に書類をしっかりと見てもらいたいときに用いる
・メールやそれ以外のメッセージに書類やデータを添付したときに用いる
・締めくくりに記載するのが一般的

今日はこれらを踏まえながら、
ビジネスでの「ご査収」を記事にしました。

リモートワークの普及とともに
ますます頻度と重要性が高まるフレーズです。

営業マン・ビジネスマンは是非とも
意味や使い方を押さえておいて下さい。

「ご査収」の意味

「ご査収」の意味からみていきましょう。

「ご査収」の「査」は
調べる・理解するという意味、
「収」は受け取る・収めるとの意味です。

つまり、よく確認し、理解した上で
受け取ってください、という意味になります。

もともと「査収」という言葉は
「金品や書類などを調べて受け取ること」
という意味を持っています。

大事な書類を受け取る際に、
その場で一度開けて必要な物が入っているか

確認をしますが、
その行為を表す言葉が「査収」です。





そこに丁寧語の「ご」が付いていますから
敬語としてビジネスシーンで使える表現です。

敬語表現ですが
「御査収」との書き方はあまりされません。

「ご」はひらがなで「ご査収」が一般的です。
自分で書く場合は注意して下さい。

「ご査収」の使い方

「ご査収」は、
何か資料等を添付していることが
前提の表現となります。

ですから、メールの場合は添付ファイル、
郵送の場合は添付書類が必要です。

受け取ってもらうもの(添付ファイルや文書)
がない場合は使えません。

たまに添付ファイルのない状態でも、
「ご査収ください」と使う人がいますが、
これは誤りですから注意が必要です。

また、資料を添付している場合でも、
良く調べる必要性がない場合には
不向きであると言えます。

よく調べる必要がない場合には、
「ご確認下さい」の方が良いでしょう。

情報共有程度という場合には
使わない方が望ましいと考えます。

会議の開催日時などを
ただ文章にしただけのメールのように、

確認することがないメールの場合は
「ご査収」を使うことで、
相手に混乱を招く可能性もあります。

ご査収のお勧め文例30選

「ご査収」の例文を挙げておきます。
参考になれば幸いです。

1、昨年の経費に関する資料を添付しましたのでご査収ください

2、展示会の企画書を添付しております。ご査収いただければ幸いです

3、契約書を同封いたしました。ご査収の程お願いいたします

4、請求書をお送りいたしますのでご査収ください

5、添付ファイルのご査収、よろしくお願いいたします

6、安全管理マニュアルをお送りしました。ご査収の上、ご対応の程お願い申し上げます。

7、見積書修正いたしました。再度ご査収お願いいたします

8、お見積書を、本メールに添付いたします。ご査収の程お願いいたします

9、先日の打ち合わせをもとに企画提案書を添付しております。ご査収いただければ幸いです

10、価格改定に伴い新価格表を送付申し上げます。ご査収の程、よろしくお願いいたします

11、お見積書を同封いたしております。ご査収の程、よろしくお願い申し上げます

12、新製品のスペック資料を添付いたしました。何卒ご査収の程、よろしくお願いいたします。

13、来週の会議資料を準備いたしましたのでご査収ください

14、領収書を同封しますのでご査収ください

15、先日の会議議事録を添付いたしますのでご査収願います

16、ご依頼いただいた資料を添付いたしましたのでご査収願います

17、プレゼンの企画書添付いたしましたのでご査収くださいますようお願い申し上げます

18、下記の書類を送付いたしました。ご査収くださいますようお願い申し上げます

19、ご依頼いただいた件、資料をまとめたものを添付いたしました。ご査収の程よろしくお願いいたします

20、訂正しました書類を同封しておりますのでご査収の程よろしくお願いいたします

21、契約書類一式お送りいたします。ご査収の程よろしくお願いいたします

22、本日工事代金振り込みいたしました。ご査収お願いいたします

23、慰安旅行の企画書をまとめましたのでご査収ください

24、来月の総会資料を作成しました。ご査収お願いいたします

25、新人社員研修のコンテンツをまとめましたので添付いたします。ご査収の上、ご対応をお願いいたします。

26、先週の打ち合わせの議事録を作成しました。お手すきの際にご査収願います

27、プロモーションの企画書を作成いたしました。恐縮ですが、ご査収願います

28、人事書類を作成しましたので、ご査収くださいますよう、お願い申し上げます

29、ご依頼の書類添付いたしましたので、ご査収くださいますようお願い申し上げます

30、請求書を作成いたしました。ご査収の上、ご返信いただけましたら幸いです。

「ご査収」のNG例

下記のような使い方は誤りですから
注意が必要です。

・お問い合わせの件、明日お届けに伺いますのでご査収ください。
・クレームのお詫びに手土産を持っていったのだがご査収してもらえなかった。
・馬場君この資料を良くご査収して下さい。
・石川さんこの書類をご査収の上コピーして下さい。
・弊社の新商品の提案書を送りますのでご査収ください。
※相手に見る責任がない書類には適しません。
・(返信で)確かに私が査収しました。
・いただいた資料ご査収させていただきました。
※受け取ったときの連絡は「受領いたしました」などを使う

「ご査収ください」とのメールが来たらどう返せば良いか?

「ご査収ください」の文面で
書類が届いた場合
どのような返信をすれば良いのでしょうか。

返信の例としては
・確かに受け取りました
・受領いたしました。確認次第ご連絡をいたします

相手から書類などを受け取り、
これから内容を確認するとの返信をします。

「受け取った」という意味では、
「拝授しました」「拝見しました」
という表現も良いでしょう。

NG例でもあげましたがくれぐれも
「ご査収させていただきました」
使わないようにしてくださいね。

「ご査収」をビジネスマンはどう使うべきか

「ご査収」の正しい意味と使い方に
ついてお伝えしてきました。

「ご査収」はメールに資料やデータを
添付して送付するとき添える言葉です。

郵便に資料等を
同封しているときにも使えます。

これ以上丁寧な言葉はないというくらい
相手の受ける印象は良くなるでしょう。

さらにあなたのことを大切に思っている。
この気持ちが乗っかれば鬼に金棒です。

但し、「ご査収」は
資料やデータを添付していない
ときには使いません。

また直接会って話すときに
使うのは不自然ですから
気を付けてください。

「ご査収ください」という言い方は、
ビジネスメールでよく使われています。
ですが、誤用も見受けられます。

繰り返しになりますが
添付資料等があることが前提となります
ので注意して使って下さいね。

正しく丁寧な言葉を心がけていると
心も仕事も正しく丁寧になり
効率がよくなっていくものです。



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