「長居をいたしまして」のNG例とお勧め文例20選




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「長居をいたしまして」

訪問先から失礼するときに
使われる言葉です。

訪問した際に帰らねばならないのだが
帰り際がなかなか切れだせない。
もしくは長い時間居すぎてしまった。

このようなことはありませんか。
こんな際に役に立つフレーズです。

営業マン時代、
訪問すると2~3時間くらい
お時間を頂くのが普通でした。

お客様のためにも
なるべく話は早く済ませたい
とは思うのですが、

営業ですから
「契約をまとめなければ」
とのプレッシャー。

目の前のお客様をみていると
何とかこのお客様のためになりたい。

せっかくのご縁なのだから
今の自分に出来うる
最大限の貢献はしたい。

また、
お客様とわかりあうためには
それなりの時間も必要です。

いろいろな思いが交差し
気が付くとそのくらいの時間が
経ってしまっていました。

その訪問面談が、
私にとって良い話に
なったかどうかは別として

訪問先から失礼するときは、
「長居をいたしまして今日はお付き合いいただきありがとうございました。」

必ずこの一言を
添えることにしていました。

「長居をいたしまして」は
訪問先から失礼するときに
使えるフレーズです。

今日は、
「長居をいたしまして」に限らず

訪問した家や会社から帰るとき
相手に失礼のない言葉と行動を
考えてみたいと思います。

「長居をいたしまして」の意味

「長居をいたしまして」の意味は、
一般的に、予定していた時間よりも、
長居してしまった時の定番フレーズです。

「長居」の意味は
「同じ場所に長くいること」「長座」
「長く居座ること」です。

帰り際に、
「すっかり長居してしまいまして、すみません」
などと使います。

時間をとってくださった
相手に対して気を使い

感謝を示している言葉
ともいえるでしょう。

訪問先から失礼するときの言葉とは?

訪問先した会社や個人宅から
帰るとき、去るとき、
どのような言葉が適切なのでしょうか。

思いつくままにあげてみました。

「長居をいたしまして」
「おいとまさせていただきます」
「失礼します」

このような言葉が考えられます。

「帰ります」と言う言葉は
はばかられるでしょうから
これらの言葉は重宝します。

相手に対して失礼なく
その場を後にすることができます。





「長居をいたしまして」の使い方

「長居をいたしまして」の
使い方には注意が必要です。

そもそも訪問した家や会社から
自分から帰ると言い出すことは
失礼に当たります。

そのため、使い方を誤ると、
相手に不快な思いをさせてしまい
最悪怒らせてしまう可能性もあります。

では、「長居をいたしまして」の
正しい使い方は
どのようものなのでしょうか。

「長居をいたしまして」と
切り出すタイミングは
非常に難しいのも事実です。

明確に「訪問して何十分経ったから」
などということも定められていません。

その時の訪問先の状況や自分の現状、
その後の流れなども考慮して、

シチュエーションにあった
タイミングで切り出さねばなりません。

「長居をいたしまして」と
切り出すときはその理由を
明確にしなければなりません。

例えば、

「予定がありまして」
「長くいるとご迷惑でしょうから」

などと理由をつけるのが良いでしょう。

「長居をいたしまして」のNG例

(商談の途中で)長居をしてしまいました帰らせていただきます。
ご無沙汰しております。今日は長居させていただきます。
良いお話にならない以上これ以上長居をするわけには参りません。
まことに不本意ですが長居するわけにもいきません。
長居するわけにもいかずご要望にお応えできずすみません。
長居できない理由はお答えするほどのことではないと。
長居をいたしましてとおっしゃいますが釈然としないのですが。

このような使い方は誤りです。

すべてのシーンで使えるわけではない

「長居をいたしまして」は
ビジネスの現場で使うことが出来ます。

ただ、すべてのシーンで
使えるというわけではありません。

まず第一に、大事な商談の際は、
自分から席を立つことはありえません。

どのような理由であれ、
自ら席を立つと、
その時点で商談破棄と受け取られます。

「長居をいたしまして」
という言葉が使えるのは、

相手に招かれたときであったり、
顔合わせを兼ねた挨拶であったり
するときです。

メールや電話でコミュニケーションを
とることが多くなった現代においても、

対面してコミュニケーションを
深めることはとても多いです。

高額商品になればなるほど
訪問面談が主流です。

途中でおいとますることが
前提であっても、
積極的に訪問すべきです。

帰るタイミングは
「もう少しお話したかった」
くらいがちょうどいい

一般的な訪問は長くて二時間前後

訪問の約束をするとき、
「一時間ほどおじゃまさせてください」

などと、あらかじめ告げておけば、
「そろそろ時間ですので…」と

引き上げどきのタイミングも
掴みやすいものです。

そうでない場合は、話の切り替わりどき、
などタイミングを見計らって

「長居をしてしまいまして…」
と切り出すのが良いでしょう。

相手から引き止められることも
あるでしょうが、

椅子から立つとか、座布団をはずすなど
行動を伴わせ、姿勢を正して、

「今日はありがとうございました」
という挨拶に移ります。

引き止めの言葉を真に受けて、
さらに長居するようなことは避けます。

訪問の趣旨や目的にもよるのですが、
惜しまれながら、
もう少しお話ししたかった。

と余韻が残るくらいが
スマートに訪問を終えるコツです。

帰宅後にお礼状を出すとより丁寧

訪問したら、早めにお礼状を出すか、
翌日、お礼の電話をかけるように
するのが理想的です。

最近はなんでもメールと言う時代。
だからこそお礼状は効果的です。
特に営業マンは使うべきです。

相手がメールを良く使う方なら、
メールでも許されるのでしょうが、

携帯メールでお礼を済ませるのは
余程親しい関係以外は通じないと
考えておいた方が無難です。

「長居をいたしまして」のお勧め文例20選

「長居をいたしまして」
お勧めの文例を紹介しておきます。

1、「すっかり長居してしまいまして。楽しく過ごさせていただきました。」

2、「先日は、お言葉に甘え、ついつい長居をしてしまい失礼しました。」

3、「名残惜しいですが、長居するもの失礼なので、そろそろおいとまいたします。」

4、「思いのほか長居してしまいました。それではおいとまします。」

5、「ご親切に甘えつい長居をしてしまいまして本当にお世話になりました。」

6、「すっかり長居をしてしまい申し訳ありません。」

7、「お話に夢中ですっかり長居をしてしまいました。本日はそろそろ帰らせていただきます。また次回お会いできるのを楽しみにしています。」

8、「その節はお邪魔しまして、お言葉に甘えすっかり長居をしてしまいまして、失礼をいたしました。」

9、「随分と長居しました。そろそろお暇しなければなりません。お邪魔しました。」

10、「ついつい甘えが出て長居をしてしまい、申し訳ございませんでした。」

11、「長居してしまってごめんなさい。ごちそうさまでした。」

12、「これ以上長居をしてしまってはご迷惑がかかってしまいますので、そろそろ失礼させていただきます。」

13、「心づくしの美味しい手料理と楽しい会話に時を忘れすっかり長居をしてしまいました。」

14、「とても居心地がよく、つい長居をしてしまいました。」

15、「明日の○○社からの接待はお酒はほどほどにし長居は避けるように。」

16、「とても居心地の良い空間でつい長居をしたくなりました。御社の住宅見学会に行き家を建てたいというモチベーションが湧きました。」

17、「先日はすっかり長居してしまい、おやかましゅうございました。」

18、「旅先の宿は本当に心地が良くもっと長居をしたい気分でした。」

19、「明日訪問予定の○○社だが専務がとても話好きだからといってあまり長居をしてはいけない。」

20、「御社のスタッフは皆さん親切で楽しい方が多いのでいつもつい長居してしまいます。」

「長居をいたしまして」まとめ

いかがだったでしょうか。

「長居をいたしまして」を
メインに訪問先から失礼するときの
マナーを取り上げてみました。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」
との言葉があります。

ビジネスシーンにおいて
帰り際いうのは
実は大きな意味を持っています。

営業系の場合、
自分の思いの通りに行かなかった
帰り際は正直辛いものです。

でも、そんなときだからこそ、
最高の笑顔で相手に挨拶することを
忘れないでください。

相手本位に全力で尽くせたならば
そこで良い返事が頂けなくても
不思議と他から良い話が来るものです。

時間をとってくださった相手に
感謝の言葉と姿勢を示して
後にするようにしましょう。

その積み重ねが
トップセールスへの道ですから。



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