「お手すきの折に」のお勧め文例30選とNG例




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用例:お手すきの折にお願いしたいのですが…
用例:お時間あるきでけっこうですが…

「お手すきの折に」

少し時間に余裕のある要件を頼む際に
使われるフレーズです。

仕事を相手に頼むときは、
緊急の要件でなくても

出来たら一日も早く
とりかかってほしいというのが

本音だと思います。

例えば、
一生懸命につくった企画書を
上司に読んでもらいたいとき、

いますぐでなくても、
早く上司の感想を聞きたいとき、

そんなときに使いたいのが、
「お手すきの折に」という言葉です。

この言葉は、目上の人や、
丁寧に応対したい人に対して、

時間に少々余裕のある要件を
頼むときに使います。

「〇〇様お手すきですか」
「お手すきのときご確認ください」

相手の時間的余裕を配慮して、
確認する際、良く使われるフレーズです。

但し、使い方によっては
相手を不愉快にさせてしまうことも
ありますので注意が必要です。

「お手すきの折に」の上手な活用の仕方、
間違った言い回しなどを紹介していきます。

「お手すきの折に」の意味は?

「手すき」というのは
「相手が一段落つく」「相手に時間が出来る」
との意味になります。

目上の方や取引先に使うケースが多いため
敬語表現を入れる必要があるでしょう。

「お手すきの折(際)に」とは
「時間があるときに、一段落ついたときに」
このような意味になります。

似たフレーズに
「お手空き(おてあき)」がありますが、

これは
「することがなくて暇」
「仕事がなくて暇」

このような意味になります。

ですから目上の方や取引先に使うと
失礼な一言になってしまうので
注意が必要です。

「お手すきの折に」ビジネスシーンでどう使えば良いのか

「お手すきの折に」というのは、
仕事の合間などで
手が空いている時を意味します。

「お手すきの折にご確認ください」
という言い回しをします。

期限指定など急を要する
依頼には使ってはいけません。

特に期限を設けない
仕事の依頼に使うフレーズです。

「お手すきの折に」は
クッションの役割を果たします。

ただ、「ご確認下さい」と言うよりも
「そちらの都合に合わせますよ」
柔らかく相手の立場を配慮できます。

ビジネスシーンでの使い方として
代表的なパターンを二つあげます。

1、時間があるかどうか聞くとき
「お手すきでしょうか?」

上司や先輩に何か尋ねたいことがあるとき
「小林さん、今お手すきでしょうか?」
と使ったりしますよね。

相手に時間があるかどうか知りたい場合
「時間ありますか?」よりも
このような聞き方をすると格段に良いでしょう。

一例をあげておきます。

・「福島課長、お手すきでしょうか?」
・「すみません、今お手すきでしょうか?」
・「お手すきでしょうか?」

(時間がないと断られた)
「それでは後ほど伺います」

「お手すきでしょうか」を使うときは、
なるべく要件も一緒に付け加えます。





「〇〇の件で報告したいことがありますが、お手すきでしょうか」
このように伝えると話がスムーズになります。

依頼された側も

「〇〇の件なら今時間をつくるべき」
「その件なら今すぐでなくて後々で良い」

判断材料になるので親切です。

2、急ぎではない用事を頼むとき
「お手すきの折に」

「お手すきの折に」は
急ぎでない用事を
相手にたのむ時も使います。

急ぎでない期限に余裕のある書類などの
確認をお願いするときなどです。

「お手すきの折に」を使うことによって
相手に圧力を与えません。
柔らかなニュアンスでお願いできます。

これも例をあげておきましょう。

・「部長、お手すきのときこちらを確認して頂けますでしょうか。」
・「お手すきの折にご一読いただけると幸甚に存じます。」

※特に重要な取引先との連絡には
「幸甚に存じます」をつけると良いでしょう。

「お手すきの折に」には
同僚や部下には使いません。

同僚や部下には
「時間が空いたときに」
の方が自然です。

「お手すきの折に」は急ぎでない場合に、
相手を配慮するクッションとして使います。

納期などがある場合は
納期に余裕があっても記載します。
その方が相手もスケジュールが組みやすいです。

「お手すきの折に」お勧め例文30選

1、「企画書の件で確認したいことがございます、お手すきの折にご連絡頂ければ幸いです。」

2、「資料をお送りしましたので、お手すきのときご確認ください。ご検討をお願いいたします。」

3、「お手すきの折で結構ですので、弊社吉本までご連絡をお願いします。」

4、「恐れ入りますが、お手すきの折に着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます。」

5、「お手すきの折に、A社受注の件でご相談させていただけないでしょうか。」

6、「B社への提案資料を作成しました。お手すきの折に、閲覧をお願いします。」

7、「お手すきの折に、一度遊びにいらしてください。」

8、「先日の会議の議事録をお持ちしました。お手すきの折にでも、ご一読頂けると幸いに存じます。」

9、「メールに資料を添付いたしました。お手すきの際にご確認いただければ幸いです。」

10、「急ぎませんので、お手すきの際にご発送をお願いできますでしょうか。」

11、「大変恐れ入りますが、お手すきの際にご教示していただけますでしょうか。」

12、「来週の会議資料を作成しました。お手すきの際で結構ですので、お目通しいただければと存じます。」

13、「企画書を添付いたしますので、ご査収の上、お手すきの際にご検討いただけますでしょうか。

14、「お忙しいとは存じますが、ご確認の上、お手すきの際にメールにて返信をお願いいたします。」

15、「請求書を本日付けで発送いたしました。ご査収の上、お手すきの際に振り込みをお願いいたします。」

16、「先日お伝えした件に関しまして、お手すきの折にメールにてご返信いただけると幸いです。」

17、「お手続き書類の不備の件です。お手すきの際、付箋の付いた箇所に自署捺印をいただき弊社宛に郵送していただけると助かります。」

18、「お手すきの際で構いませんので、一度ランチを兼ね、御社の今後の展開なども含め情報交換などさせていただけると有難いです。」

19、「お手すきの時に、展示場の方まで足を運んでいただければ実物をお見せしながらご納得のいくご説明が出来ると思います。」

20、「本日付けで提案書を送付いたしました。ご査収の上、お手すきの時にご検討いただけますでしょうか。」

21、「お手すきの時に機材の使い方を教えていただけると助かります。」

22、「商品サンプルを郵送いたしました。ご査収の上、お手すきの折にご検討いただければ幸いです。」

23、「お手すきの折に一度作業現場へ同行させていただけないでしょうか。」

24、「お手すきの折に先日のお話にあった御社の新製品のお話を聞かせていただければと思っております。」

25、「お手すきの折に御社の事業の概要などを聞かせて頂ければと存じております。何か私どもがお役に立てることもあるかもしれません。」

26、「お忙しいところ恐縮ですが、お手すきの際に入力方法をご教示いただきたく存じます。」

27、「お手すきの際に折り返しご連絡をお願いいたしますよう、吉田様にお伝えください。」

28、「お手すきの際で結構ですので、懇親会の参加の有無を大石までご連絡ください。」

29、「先日の提案に関しまして、いくつかお伺いしたい点がありましたので、メールをお送りしました。お忙しいところ恐縮ですが、お手すきの際にお返事をいただけましたら幸いです。」

30、「先日そちらにお伺いしたときに、メモを置き忘れてしまいました。大変申し訳ありませんが、お手すきの際にご確認いただけますでしょうか。」

「お手すきの折に」のNG例

「お手すきの折に」を使うとき
注意して欲しい点が3つあります。

それは、

1、自分に「お手すき」は使わない

「お手すきの折に私がやっておきます」
「来週お手すきになるのでこの件はそれからでよろしいでしょうか」
「今お手すきではないのでお手伝いができずすみません」

このような使い方は誤りです。

「お手すきに」は自分に対しては使いません。
理由は「お手すきに」は敬語表現である。
「お手すきに」の主語は相手だからです。

2、急いでいるときは別の表現にする

急ぎの案件やいますぐ回答が欲しい場合は
「お時間をいただけますでしょうか?」
を使ってください。

もし、急ぎの案件のときに
「お手すきに」を使ってしまうと

相手は急がなくて良いと
勘違いしてしまうことがあります。

こちらにとって急ぎの案件であっても
後回しにされてしまう可能性が高いです。

「お時間いただけますでしょうか?」は
突然ではありますがとのニュアンスが

伝わるため相手も「急ぎなのかも?」と思い
時間をつくってくれるケースが多いです。

例をあげておきます。

・「中森様、今お時間頂けますでしょうか?急ぎで伝えるべきとことがあります」
・「お時間頂けますでしょうか?すぐに回答を頂きたいのですが」

そして、一言で構いません。

「お時間頂き誠にありがとうございました」
「貴重なお時間を頂きありがとうございました」

など必ずお礼の言葉を伝えましょう。

相手からの印象が良くなります。

3、使い過ぎない

また、「お手すきの折に」を
使いすぎるのは良くありません。

使いすぎると相手によっては
仕事等が進まなくなる可能性があります。

「お手すきの折に」を使っても
自分の中で期限を決めて、

いつまでに連絡が来なかったら
こちらから連絡するのが良いでしょう。

「お手すきの折に」の言い回しや類語

「お手すきの折に」には類語がいくつかあります。
今回は二つ紹介しておきましょう。

1、お時間のあるときに

「相手のお時間のやりくりの
中で確認して頂きたい」
とのお願いで使われます。

・「お時間あるときに確認して欲しい資料があります。」
・「お時間あるときにお声がけ頂きたいです。」
・「お時間あるときにで構いません。」

2、ご都合の良いときに

上司や目上の方、取引先の人に
時間や予定を聞くときに使えます。

・「ご都合のよいとき伺います。」
・「ご都合の良いとき連絡を頂けると幸いです。」
・「ご都合のよいときなどございますでしょうか。」

間違っても…

×「お暇な時で構いませんので」と言ってしまうと、
「自分のことを暇人だと思っているか」と
受け止められる可能性があり、失礼にあたります。

私自身、過去この言い回しをして
苦い経験をしたことがありました。

他にも、先にも紹介しましたが、

「お時間のあるときでけっこうですが…」
「お時間のあるときでかまいませんので…」

という言い方もありますが、

やはり、
「お手すきの折に」というのが、
ワンランク上の言い回しです。

もちろん、

フランクにお願いしたい場合は、
「お時間のあるときで…」の方が
自然な場合もあります。

TPOをわきまえて使いたいところです。

また、「お手すきの折に」への対応は
なるべく早くすべきです。

相手への配慮を込め、気遣いの意味も含め
「お手すきの折」を使うことが多いのです。
自分都合で良いと勘違いしてはいけません。

「お手すきの折に」がついていても
余程のことがない限りすぐに対応すべきです。

様々な使い方ができる便利な言葉が「お手すき」。
取引先や上司、先輩など印象を良くし
スムーズに仕事を進めることが出来ます。

ですが、多用は禁物で、特に口頭では
相手や状況を配慮して使いましょう。

また、「時間をいただく」は、
相手の時間を使わせてもらっていると意識して
用いることが何より大切です。

うわべだけの言葉では上滑りが起こり
相手からも軽くみられ信頼されません。

相手の時間をもらっている。
この意識がないと相手の大切な時間を
無駄にしてしまうことがあるからです。

相手の時間は相手の人生・生命の一部
とみることもできます。
相手の人生・生命の一部を頂くわけです。

そのくらいの配慮をもってこられの言葉を
上手く活用し豊かな人間関係と
人生を謳歌していきましょう。



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