「かしこまりました」のお勧め文例20選とNG例
目次
「かしこまりました」は
「わかりました」と返答する際の
丁寧な言い回しです。
私がお付き合いのあるとある会社では、
何か要望を伝えると、
「はい!」
「かしこまりました!」
「喜んで!」
必ずこう答えてくれるスタッフがいます。
礼儀正しさとこちらへの尊重が伝わり
とても清々しい気持ちになれます。
今回は「かしこまりました」の
正しい意味や使い方をお伝えします。
日常的に使う言葉ではありますが
「了解しました」など似た言葉も多いので
使い分けには注意が必要です。
また、類義語である「承知しました」
との違いや、その他の類語表現、
メールなどの使いまわしを紹介します。
使う機会の多い言葉だからこそ
しっかりとおさえておきましょう。
「かしこまりました」の意味
「かしこまりました」は「わかりました」
という意味の言葉です。
相手の支持を受け入れるときに
使われる敬語表現で、目上の上司や取引先、
社内外の人に使えます。
例えば、上司から
「会議の資料明日までにつくっておいて」
と指示があったとします。
そんなとき、
「かしかまりました」
と返答することが出来ます。
特に、ビジネスシーンでは、
相手の言っていることを受け止めて
理解したことを示す敬語になります。
「かしこまりました」の使い方
「かしこまりました」は
ビジネスシーンではよく使う言葉です。
それだけに間違った使い方をすると
恥をかくだけでなくあなたの評価も
下げてしまう可能性があります。
正しく使えているか確認してみましょう。
「かしこまりました」は口語・文語
どちらでも使える敬語表現のため、
メールや手紙、対面どれでも使用できます。
先にもお伝えしましたが、
「かしこまりました」は目上の上司、
取引先など立場が上の人に使います。
また、自分をへりくだって表現するため、
社内の人よりも、お客様や取引先など
第三者に対して用いることが多いです。
「かしこまりました」は
依頼を承認をしたときに使います。
「わかりました」と同じ意味なので、
難しく捉える必要はありません。
「かしこまりました」のみで
終了しても良いのですが、
続けて対応を伝えると丁寧です。
例えば、
上司:明日までに〇〇の資料を作ってくれる?
自分:かしこまりました。明日の午前中までに資料を作成いたします
相手から依頼された件に対し、
自分がどのように対応するかを伝えましょう。
詳細を伝えることで、
依頼した相手も安心できます。
「かしこまりました」の意味と使い方は
ご理解頂けたと思います。
「かしこまりました」のNG例
(同僚や部下に対して)かしこまりました。
かしこまりました、恐れ入ります。
かしこまりました、恐縮です。
僭越ではございますが、かしこまりました。
申し訳ございませんが、かしこまりました。
かしこまりました、感謝いたします。
かしこまりました、お世話様です。
言うまでもなくこれらは
間違った使い方です。
「かしこまりました」を
同僚や部下など
目下に使うのはおかしいです。
同僚や部下につかうときは、
「わかりました」「了解しました」
などに言い換えて使いましょう。
相手に対して敬意を示す必要がある人。
かしこまる必要がある人。
このような人に対して使う言葉です。
「かしこまりました」のお勧め文例20選
では、
実際にどのような場面で使えばいいのか?
いくつか例文をあげてみましょう。
1、「かしこまりました。それではこちらでよろしいですか?」
2、「はい、かしこまりました。この件は週明けまでに対処します。」
3、「かしこまりました。では今すぐお持ちいたします。」
4、「かしこまりました。早速手配させていただきます。」
5、「かしこまりました。明日までに資料つくらせていただきます。」
6、「週末の予約の件かしこまりました。」
7、「契約内容の変更の件、かしこまりました。早速手続きに入らせていただきます。」
8、「お約束時間の変更の件、かしこまりました。調整取れ次第後日ご連絡いたします。」
9、「ご注文の件かしこまりました。本日中に手配し発送いたしますので今しばらくお待ちください。」
10、「提案書修正の件、かしこまりました。早急に訂正し提出いたします。お手数おかけして申し訳ございません。」
11、「標題の件、かしこまりました。早速手配に入らせていただきます。」
12、「かしこまりました。では明日の10:00にお待ちしております。お気を付けてお越しください。」
13、「かしこまりました。お手数をおかけし恐縮ですがよろしくお願いいたします。」
14、「かしこまりました。ご多忙な中お電話いただきありがとうございます。」
15、「はい、かしこまりました。それでは12日の14:00にお伺いさせていただきます。」
16、「はい、かしこまりました。ご指摘の件至急に対応させていただきます。」
17、「はい、かしこまりました。10日までに会議資料を再度作成し提出させていただきます。」
18、「ご用件かしこまりました。確認次第ご連絡させていただきます。」
19、「かしこまりました。中条に申し伝えます。川口が承りました。」
20、「ご依頼の件かしこまりました、喜んでお引き受けいたします。お役に立てれば幸いです。」
「かしこまりました」はメールで使える
メールや文書でも
「かしこまりました」
は使えます。
類語で言い換えることはできますが
相手が目上や取引先の場合は
「かしこまりました」を使うべきです。
特に、メールの場合、
単体で使うのでなく一言添えると
より丁寧な表現になります。
「かしこまりました」のみだと
堅苦しく事務的な印象が伝わるからです。
取引先の担当者から
「打ち合わせの日程が〇〇日に決まりました」
このようなメールが来たとしましょう。
「かしこまりました」
のみだとぶっきらぼうです。
「かしこまりました、当日は宜しくお願いします。」
一言付け加えると丁寧な印象を与えられます。
「かしこまりました。ご連絡ありがとうございます。」
「ご依頼の件かしこまりました。またあらためてご連絡いたします。」
など状況に合わせて加えてください。
「かしこまりました」の類義語
かしこまりました」の
類義語を紹介しておきましょう。
いずれも「わかりました」との
意味なのですが相手や状況によって
使い分けるべきです。
承知いたしました
よく似た言葉で
意味はほぼ同じと言って良いでしょう。
違いは相手が受ける印象です。
「承知しました」は相手が
事務的でやや堅い印象を持つことがあります。
相手にやわらかい印象でこたえたい場合は
「かしこまりました」を使う方が良いです。
実際、飲食業、サービス業では
「かしこまりました」が使われています。
その反面、「承知しました」は
「理解した」という事実を
強く伝える印象があります。
相手や状況によって使い分けましょう。
一例をあげておきます。
・「資料を作成しておいてください。」
「承知いたしました、作成いたします。」
・「ご連絡頂きありがとうございました。」
「〇〇の件承知いたしました。」
「早速、準備に取りかかります。」
了解しました
意味は同じく「理解しました」
なのですが、自分と同等
もしくは目下に対して使う言葉です。
目上の人や取引先は避けた方が無難です。
・(同僚から)
「これ手伝ってもらませんか。」
「了解しました。」
・(部下から)
「不幸のため明日お休みを頂きたいのですが。」
「了解しました。」
承りました
もうひとつ「承りました」を紹介します。
「承りました」は、「わかりました」を
へりくだって言う言葉です。
それだけでなく、相手の話や意向・依頼を
「確かに引き受けた」「しっかりと聞きました」
という表現になります。
ビジネスシーンでは、電話応対の際に、
「〇〇が承りました」
などと使われることが多いです。
「承知いたしました」「かしこまりました」
よりも、「私が責任をもって〇〇します」
「私がしっかりと対応します」
このようなニュアンスが伝わる印象です。
ですから、基本、取引先やお客様など、
社外の人に対して使う言葉になります。
例文をあげておきましょう。
・「ご注文承りました製品、明後日の入荷となります。」
・「ありがとうございます、中田が承りました」
・「あいにく宮沢は不在です、私が代わりにご用件を承ります」
「かしこまりました」の類義語として
「承知いたしました」「了解しました」
「承りました」を紹介しました。
同じ意味合いでも、
利用する場面や相手によって
使い分ける必要があり、
その使い分けは難しいかもしれません。
難しいからこそきちんと使い分けが出来るよう、
ひとつひとつ理解することが大切です。
「かしこまりました」を上手に使うために
言葉には力があります。
相手を清々しくさせることも出来ます。
不快にさせてしまうこともあります。
どんな仕事も8割は人間関係と言われます。
相手を清々しくできる人の評価は上がり、
不快にさせてしまう人の評価は下がります。
冒頭にも書きましたが
「はい!」
「かしこまりました!!」
「喜んで!!!」
このワンフレーズを聞くたび
自分は清々しくなりました。
それだけで何か協力・支援をしたい。
そのくらいに思えたこともあります。
礼儀正しい心からの「かしこまりました」
にはそのくらいのポテンシャルがあります。
敬語には似た言葉が多く、
どれを使えば良いのか?
わからなくなることもありますね。
しかし、言葉の意味を理解していれば、
状況や相手によって最適な言葉を
選べるようになってきます。
受け答えの言葉と言うのは
案外相手は覚えているものです。
選ぶ言葉によってあなたの印象が
変わるのは言うまでもありません。
意識して言葉を選んでいきましょう。
そして相手の立場や気持ちを
常に考えられる営業マンになっていきましょう。
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