「私の一存では」は急ぎの返事を保留する

【スポンサードリンク】

ある事業所に訪問して
提案をさせて頂きました。

担当者曰く、
私の一存では決めかねます。」

保険営業マン時代も
企業に提案させていただくと

このようなお返事をいただくことが
少なからずありました。

企業内の決まり文句なのか、
本当にその人が一任されていないのか、
ソフトに流そうとしているのか、

この言葉の背景には
いろいろな理由が考えられます。

このように、「私の一存では」は
「急ぎの返事を保留する」
目的で使われることが多い言葉です。

今日は、
「私の一存では」を取り上げてみました。

意味や使い方、類義語などを
考えてみたいと思います。

「私の一存では」の意味

「私の一存では」
意味から見ていきましょう。

「一存」とは、
自分一人だけの考え。
との意味になります。

または、
相談承認なく自分の考えだけで
決定・実行するさま。

ですから、

「私の一存では」とは
「私一人の考えでは」
との意味になります。

「私の一存では」の使い方

次に使い方についてです。

最も多いパターンが
申し出やお願い、提案等を受けたとき

「私の一存では決められません」
のように用いるのが一般的です。

先にも述べましたが
とりあえず返事を保留する
目的で使われることが多いです。

「私の一存では」例文

例文をあげておきましょう。

・「恐れ入りますが、この件は私の一存では決めかねます。」

・「恐れ入りますが、上司の許可を得ないと、私の一存では決められません。勝手を申し上げて恐縮ですが、少々お時間を頂けますか?今週末までにはお返事が出来ると思います。」

・「申し訳ありませんが、その件に関しましては、私の一存ではお返事しかねます。さっそく調べまして折り返しお電話を差し上げます。」

・「申し訳ありませんが、私の一存では判断いたし兼ねます。○○に相談して〇曜日までに改めてお返事いたします。」

・「その件に関しましては、私の一存では決められないため、上司と相談いたしまして、後ほど返事させていただきたいと思います。」

・「大変恐縮ですが、私の一存では判断いたし兼ねます。一度社に持ち帰って検討させていただき、〇日までに改めてご連絡差し上げます。」

・「そう思っても、私の一存で書類の訂正はできないので、労働基準監督署に相談するようにと説明した。」

・「第一に役員会の内容は公表しないことになっているし、役員会の決定は私の一存では撤回するわけにはいかない。」

・「受けてもよろしいとおっしゃっていただければ、私の一存で話は最終的なものになります。」

・「この条件さえ飲んでいただければ、あとは私の一存でどうにでもなるのですが…。」

メールでの事例

「私の一存では」
メールでの使用例をあげておきます。


まずは提案に対する
態度の保留の返事です。


件名:ご提案の件

株式会社○○
営業部 ○○様

平素はお世話になっております。
●●(株)の●●でございます。

先日は弊社までお越しいただきお疲れ様でした。
また、熱のこもったプレゼンをしていただきましてありがとうございます。

さて、ご提案に関してなのですが、私の一存では決めかねるというのが現況でございます。

この後、役員会を通して方向性を決定することになろうかと思いますので、ご回答の方、誠に恐縮ではございますがしばらくお待ちいただければと存じます。

お手数をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


次に意見に対する回答です。


件名:ご提言の件

株式会社○○
総務部 ○○様

日頃は弊社をご愛顧いただきましてありがとうございます。
●●(株)の●●です。

先日は貴社訪問の際、貴重な声をお聞かせねがい誠にありがとうございました。

○○様からのご提言ごもっともと存じますが、改善策に関しましては私の一存ではどうすることもできず、持ち帰らせていただき社内で検討中でございます。

追って結果の方お知らせさせていただければと存じます。

まずは取り急ぎメールにてお礼まで。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


最後にクレーム対応です。


件名:製品不備お詫びの件

〇〇株式会社
資材部 ○○様

お世話になっております。
●●(株)の●●でございます。

製品Cの不備の件、大変に申し訳ございません。
なぜこのような不備が発生したか、私の一存ではご回答できず、現在全社あげて調査中でございます。

不備発生の原因は判明次第、改善案とともにご報告させていただきます。

代わりの製品は本日付けで発送させていただきました。
以後このようなことないよう十分に注意をしていく所存ですので今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

また、日をあらためて上司の〇〇とお詫びにお伺いいたしますが、まずはメールにてお詫び並びに経過を報告さていただきます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


「私の一存では」の類語表現

「私の一存では」の
類語を紹介しておきます。

独自の判断で
個人の裁量で
断りなく
胸一つで
独断によって
単独行動で
考え一つで

などがあります。

どれも微妙に意味が
違う部分もありますが、臨機応変に
シーンに応じて使い分けたいものです。

「私の一存では」営業マンが上手に使うために

「私の一存では」について
お伝えをしてきました。

営業側で
「私の一存では」を言われたときは
背後に何があるのかを探りましょう。

企業内の決まり文句なのか、
本当にその人が一任されていないのか、
ソフトに流そうとしているのか、

さらに、

じっくり考えもっと知って返事をしたい
すぐに断るのはもったいない
即答で断って傷つけたくない

このような理由も考えられます。

場の雰囲気から読めると良いのですが
そうでなければ質問してみましょう。

例えば、一例ですが、

「私の一存ではとのことですが、
仮に決定に至るまでには
どのような過程を経るのでしょうか?」

「もし、その過程で
私に出来そうなことがありましたら
遠慮なくおっしゃってください。」

などです。

営業側がこの言葉を使うときは
相手側からなんらかのアプローチがあり
「急ぎの返事を保留するとき」です。

相手の気分を害さず
返事を保留することができ
極めて無難な回答と言えます。

なるべくであればすべて自分で
決定できるようになりたいものです。

それが自立であり成長です。

ですが、そうは言っても組織の中にいると
全て自分で決めかねる場面には
遭遇していくでしょう。

そんなときは、
「私の一存では」を上手に活用し
スムーズな営業活動を心がけてください。



【スポンサードリンク】