「ご教授願います」「ご教示願います」のお勧め文例30選とNG例




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ビジネスメールやスピーチで
「ご教授願います」
との言葉を耳にすることがあります。

よく似た言葉で「ご教示願います」
との言葉もありますね。

双方、
「教えていただけますでしょうか?」

このような意味合いと
言ってよいでしょう。

メールや口頭で
相手に何かを教えてもらいたい。

このようなシーンで
使える正しいビジネス敬語が
あったら重宝すると思いませんか。

「ご教授」もしくは「ご教示」は
そのような場面で使い勝手の良い
言葉のひとつです。

「誰かに何かを教えてもらう」
これはビジネスシーンにおいて
不可欠なことです。

「教えてください」
「お聞きしたいことがあります」

そのように問うことも可能ですが
状況や相手によってはより丁寧な
表現が求められることも多いです。

今日は「ご教授願います」の意味や
使い方、例文、言い回しや言い換え。

また、よく似た言葉の「ご教示」が
ありますがこの使い分けも
同時に考えてみたいと思います。

「ご教授願います」の意味

辞書を引いてみると「教授」とは、
「学芸・技術などを教え授けること」
とあります。

「ご教授願います」とは、
「専門的な知識や技術を教え授けてください」
とお願いすることです。

教える内容が、
学問、芸術、専門的な技能、
これらであれば「ご教授」を使います。

本来は、大学教授のような専門分野に
精通した人に学問の教えを請う場合に、
「ご教授」が使われていました。

ですが、現在では、
ビジネスシーンをはじめ
様々な場面で使われるようになっています。

目上を相手に、
学問や技術を教わるシーンで
「ご教授願います」は使え、

ビジネスシーンにおいては、
専門的な技術や
ノウハウを教えてもらいたいとき、

目上の人や取引先の相手に敬意を込めて
質問するときなどに「ご教授」が使えます。

「ご教授願います」ビジネスシーンでの使い方

「ご教授」は、スキルを磨くために
指導をお願いする場面で

「〇〇をご教授ください」
「〇〇をご教授願います」

このようなカタチで使われ
口頭や対面よりは
メールで使われるケースが多いです。

自分の知らない分野のことを尋ねたいとき、
何かの申請や申込書の書き方がわからないとき、

このような場面で「ご教授願います」
を使い質問したりします。

また、クライアントとのやりとりの中で、
内容や手順、対処の方法などを聞きたい
ときにも使えます。

「ご教授願います」はメールで
使われることが多い言葉です。

「ご教授くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます」
「ご教授のほどをお願い申し上げます」





このようなカタチで、
ビジネスの問い合わせ用の文書や、
メールの結びに良く用いられます。

対面・口頭では
「教えてください」
「ご指導をお願いいたします」
このような表現の方がスムーズでしょう。

「ご教示願います」の意味

次に「ご教示願います」です。

辞典によると
知識や方法などを教え示すこと
とあります。

「ご教授」が主として学問や技術を教わる
であったのに対して「ご教示」は、
やり方や方法、手段などを教え示すことを
お願いする意味で使われます。

「ご教授ください」に比べると、
より単純で教えて欲しい項目が明確な場合
に使われる言い回しです。

ビジネスシーンでは一時的にわからない
ことなどを聞きたいときに使われ、

例えば、書類の書き方がわからないとき
質問する際使われたり、
対処の方法について
尋ねるときにも使うことができます。

シンプルにアドバイスを求める場合に
使われ自分が知らないことについて、

経験者、知識や情報を持っている人に
アドバイスを請う意味をも含みます。

「ご教示願います」ビジネスシーンでの使い方

日常会話では「教えてください」
が多く使われており意味は同じです。

丁寧にかしこまったカタチが
「ご教示下さい」と考えて良いでしょう。

「ご教授くだい」「ご教示願います」
共に相手に情報などを求める際
疑問形として使うこともできます。

一例をあげてみましょう。

・先日の弊社プレゼンに関して、不明点などをご教示いただけますでしょうか?

疑問形にすることで、
相手に断る余裕を与えることができ
敬語としてはよりふさわしい表現になります。

「ご教授ください」「ご教示ください」のお勧め例文30選

「ご教授ください」「ご教示ください」
以下例文をいくつか紹介しておきましょう。

1、「貴社の営業指導のノウハウを弊社にもご教授いただけないでしょうか。」

2、「課長からのご教授のおかげで新人賞を獲得できました。」

3、「今後とも末永くご教授いただけますと幸いです。」

4、「新商品開発のヒントをご教授ください。」

5、「市場調査の効果的な方法をご教授ください。」

6、「長年にわたるご教授本当に感謝しております。」

7、「この問題を解決する策があればご教授頂ければ幸いです。」

8、「この助成金の申請の仕方がわからないのでご教授ください。」

9、「申し込み用紙の記入の仕方がわからないので、ご教授いただければ幸いです。」

10、「酵素を専門分野にしている御社に是非ご教授いただきたく存じます。」

11、「このような成果を出すことが出来たのは、先生に辛抱強く長年ご教授いただいたおかげです。」

12、「この度は業界のコンテストで弊社商品が金賞を受賞することが出来ました。先生に長年にわたりご教授いただき、このような結果を出すことができ感謝の意に堪えません。」

13、「先生のご指導のお陰でコンクールに入賞することができました。今後とも引き続きご教授ください。」

14、「弊社の新商品開発の顧問として先生には専門的な知識と経験をご教授くださいますよう、よろしくお願いいたします。」

15、「先生のご指導のお蔭で念願の司法書士の資格を取得することができました。長期にわたりご教授くださいまして誠にありがとうございます。」

16、「情報をお持ちの方がいれば是非ご教示願いたいです」

17、「今回のプロジェクトの進行についてご教示を賜りたいと存じます」

18、「貴重なノウハウをご教示下さり大変感謝しております」

19、「この後の予定をご教示下さい」

20、「現場の進行状況をご教示下さい」

21、「会議の日時場所をご教示いただけますでしょうか」

22、「現在の在庫についてご教示ください」

23、「他に、ご要望がございましたらご教示ください」

24、「知っている方がいれば是非ご教示願いたいです。」

25、「正しい使い方をご教示くださり大変に感謝しております。」

26、「新商品の扱い方についてご教示いただきたく存じます。」

27、「改善すべき点につきましてご教示のほどよろしくお願い申し上げます。」

28、「ここから営業戦略をどのように進行させていけばよいのか、ご教示いただけますと幸いです。」

29、「差し障りのない範囲でご教示いただけますれば幸いです。」

30「長い間お世話になりました。今後とも公私にわたりご助言ご教示を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」

「ご教授ください」と「ご教示ください」のNG例と使い分け

よく似た言葉ですが、
それぞれ意味が異なり、
使われる状況も違うため、

ビジネスシーンでは
「どちらが正しい」は
一概に答えられないと思います。

文脈に応じて適切な選び方をすべきです。

以下NG例です。

税務法務に詳しい先生からご教示いただきたいのですが。
私の健康管理について先生ご教示ください。
この書類の書き方がわからないのでご教授いただけますか。
明日の訪問面談の段取りをご教授ください。
先輩の経歴をご教授願いたいのですが。
来週御社への訪問をご教示ください。
納期を伸ばしていただきたくご教授を願いたいです。

「ご教授」というべきところを
「ご教示」と聞き間違えて使ったり、
その逆であると意味がありません。

特に、注意したいのは、
たんに情報を聞きたいとき

「ご教授ください」
を使ってしまうことです。

「ご教授」は使う相手が限定されます。

何かを専門的に研究していたり、
専門的な技術を磨いている人のみに
使う言葉と考えてください。

何かの使い方ややり方などを聞くときには
「ご教示」を使ってください。

「ご教示」というべきところを
「ご教授」と言ってしまうと
相手が違和感を感じることもあります。

解説してきたとうりで「教授」は
学問や技芸について教えてもらうことです。

ですから、
ビジネスシーンでは「ご教示ください」
を使うケースが多いでしょう。

日程や段取り、書類の書き方など
方法を尋ねる際に「ご教授ください」と
してしまうのは誤りです。

このような場合は
「ご教示ください」を使ってください。

また、
「ご教授ください」は比較的長期にわたって
教えを請う場合。

「ご教示ください」は
瞬間、短期間に教えを請う場合に
使われるニュアンスの違いもあります。

「ご教授」も「ご教示」も
基本的には手紙やメールで
使われることが多い言葉です。

口頭で使っていけない
わけではありませんが

堅苦しく感じる方も
少なからずいらっしゃるでしょう。

「ご教示」については
言い換えの言葉がたくさんあります。

「お教え願えますでしょうか」と
シンプルに伝えて失礼にはあたりません。

営業マンはどのようなシーンでこの言葉を使うべきか

保険営業マン時代、
特に会計事務所との
打ち合わせ、メール、手紙では

税務・会計等の知識を
教えていただくとの点で

「ご教授ください」を
使うケースが多々ありました。

また、ドクターを訪問する際の余談で
健康や体についての話題になると
やはり「ご教授ください」
を使ったりしていました。

何かを習得したい、教えを請いたいとき
「ご教授ください」との言葉が出れば
相手への敬意を示すことができます。

また、開拓ノウハウなどを
簡単に教えてもらえる
世界ではなかったので

気難しい先輩らから何かを知りたい、
教えて欲しいというとき、

「ご教示ください」を使い
相手への尊敬を示し他の人たちが
聞けないことを聞けたりもしました。

「ご教示」も「ご教授」も
「教えて欲しい」という用件だけでなく、
こちらの心構えや気持ちまで
相手に届けることができるのです。

正しく使えば自分にも相手にも良好な
コミュニケーションが築けていけます。



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