「先立って」のお勧め文例30選とNG例




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【みんなの投票】「先立って」はどんな時に使える

あるセミナーに招待されました。

開催側からメールが届きます。
「セミナーに先立って事前に資料に目を通しておいてください」

また、地域で役員をしています。

時折、会議があるのですが
「会議に先立って資料の作成をお願いします」
専務から連絡がありました。

この「先立って」
時としてビジネスシーンでも使われます。

「先だって」は 「さきだって」と読み、
「先日・前もって」という意味を表します。

読み方や書き方を知らないと
ビジネスシーンで
困ってしまうこともありますよね。

逆に、覚えておくと、
ビジネスシーンで使う事が多い言葉なので、

先だってを使って印象のいいメールや
手紙を書く事ができます。

間違った使い方や読み方で恥をかかない為に、
この記事では「先だって」の詳しい使い方や、

日常で使用するための敬語表現などを
ご紹介していきたいと思います。

いくつかの類語の知識も取り入れて、
自信を持って
使用できるようにしていきましょう。

「先立って」の意味

「先立って」には2つの意味があります。

「先立って」 の1つ目の意味は、「さきだちて」が語源である「時間的なもの」です。

  • さっき   先立って徳永様にお会いできて光栄でした
  • この間   先立って息子によくしていただきありがとうございました
  • 以前に   先立ってお会いしたことがありますよね?

といったように、「この前」「先日」というような、相手が覚えている範囲の過去の時期を表す言葉として使用されます。

二つ目は、「時期」という意味合いです。





前もって」    会議に先立って資料の用意をお願いします 「あらかじめ」   先立って持病があることはお伝えいたしました 「事前に」     旅行に先立ってチケットの手配をする
兼ねて」     先立ってお付き合いしていた彼と入籍しました

というように、

「先立つ」という言葉から転じた使い方で、
事が起きる前に〜
というニュアンスで使用されています。

「先だって」の読み方と漢字

繰り返しになりますが、
「先立って」の読み方は「せんだって」ではなく「さきだって」
「先立って」は、「さきだって」と読みます。

「先」は、
「先じて」というように
「せん」と読まれることもあるため、

「せんだって」と読まれることもありますが、
正しい読み方は「さきだって」なので、
間違えないように注意しましょう。

「さきだって」の漢字は「先達て」とも

「さきだって」という言葉の漢字には
「先立って」以外にも「先達て」がありますが、

「先立って」が一般的です。
「先立って」の読み方は「さきだって」
で意味は上記の2つが存在します。

「先達て」は「さきだって」とも読めますが
「せんだって」と読む場合が多く、

「せんだって」と読んだ場合、
意味は1つ目の「この間」のみになります。

「先立って」の使い方

先だっての意味は、
「先ごろ」「先日」「前もって」
「あらかじめ」という意味です。

直前というよりも
1日以上前の時間が経過しているくらいの
時間を指しています。

使い方は
「先だっては大変お世話になりました。」「先だってお話しした件ですが」
という使い方があります。

先だってと言うのは、
どちらかというと古い日本語の表現ですが、
ビジネスシーンで今でも多く使われています。

ほんの前に起こった出来事で、
先だってを使うのは間違いなので、
正しい場面で使うようにします。

「先立って」のお勧め文例30選

1、先立ってご指摘いただいた件について、資料にまとめて参りました。

2、先立ってお会いした際は、大変お世話になりました。

3、先立っては貴重なご意見をありがとうございました。

4、会議に先立って、配布資料を作成する。

5、先立ってお伝えしました通り、来週はお休みをいただく予定です。

6、試験に先立って、持ち物の確認を念入りにする。

7、先立ってご連絡した件ですが、その後いかがでしょうか。

8、サービスの本格的な公開に先立ちまして、ベータ版をリリースいたします。

9、先立ってはお忙しい中ありがとうございました。

10、我々一行は先だって出発しようとした。

11、先だって以前見た映画を久しぶりに見ることになった。

12、長男は先だって死亡していたため、家は次男が相続することになった。

13、これに先だって、会議室ではこのようなことが話されていた。

14、先だって起こったことは、少し信じがたいことがある。

15、先だっては、大変なご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。

16、先だっては、なにかとご指導を賜り誠にありがとうございます。

17、先だってメールをお送りさせていただきました件、回答はいかがでしょうか?

18、先だってはメールの返事をいただき、誠にありがとうございます。

19、試験に先立ち、まずは説明会が行われた 。

20、本会議に先立つ一般職レベルの会議で、本会議の議題の草案が作られた。

21、先だってはお世話になりました。御社の商品は質が良いとお客様からも好評でした。

22、先だっての講演会では、講師を務めていただきありがとうございました。おかげ様で多くのことを学ぶことができました。

23、先だって(先日は)は、大変お世話になりました。

24、調査に先だって(前もって)、資料の準備をお願いできますか?

25、先だっては、お忙しい中お時間を頂き誠にありがとうございました。

26、先だっての会議では、貴重なご意見を頂き感謝しております。

27、明日の講義に先だって、予習を行って下さい。

28、新体制のスタートに先だって、質問などございますでしょうか。

29、私は先だって出発しようとした。

30、先だって見た絵画は本当に素敵でした。

「先立って」のNG例

・今すぐ先立って作業を始めてください。
・先だってこれからクレーム処理に対応します。
・これに先立って意見が分かれ収拾がつかない。
・先だってで恐縮ですが、申し遅れましたが、私○○社の内田と申します。
・これに先だって大変申し訳ございません。
・先立ってのとおり打ち合わせは21日の15:00~です。
・先立ってでよろしけえば私が担当させていただきます。

言うまでもなく、
このような使い方は間違いです。

「先だって」営業マンはどう使うか

ビジネスで使用する場合は、
手紙などが多いです。

直接的に先だってと使う事は少なく、
敬語表現なので
社外の方に対して使う事が多くなります。

例えば、

「先立ってのゴルフでは、大変お世話になりました。」や、
「先だっては○○が、大変ご迷惑をかけてしまい、誠に申し訳ございませんでした。」

など、
お礼や謝罪する文書は
冒頭に使うケースが多いです。

また、
「○○に先だって説明会を開催します」
という使い方もあります。

業務上、
手紙を出すことが多い部署であれば、
先だっての使い方を覚えておくと役立ちます。

先だってという言葉に注目して、
その意味や使い方、

文例や英語表現などをご紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか。

特に、
目上の方に対する言葉遣いとしては
相応しいものがあります。

日頃から積極的に利用していくことで、
言葉を自分のものにしていきましょう。



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