「お力添えをいただき」のNG例とお勧め文例30選
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昨年ある企画のお手伝いを
させていただきました。
先日久しぶりで企画の主催者と
顔を合わせたのですが、
律儀な方で
「昨年は、○○の企画にお力添えをいただき、ありがとうございました」
このような一言を頂きました。
「あの企画のお手伝いをさせていただいて本当によかったな」
心の底からそんな思いが湧いてきました。
「お力添え」は、
協力・助力してほしい時に使える言葉です。
目上の人や上司、
クライアントに対して使用可能です。
相手に対してへりくだる謙譲語であるため、
部下に対して使うと違和感があります。
「お力添え」は
近い意味を持つ類語も存在します。
確認し使い分けできるようにしましょう。
職場の人間関係は、
誰かを助けたり、
助けられたりすることで成り立っています。
“お力添え”という言葉は、
感謝の気持ちをさりげなく伝えられる言葉。
今回は「お力添え」を記事にしました。
職場での使い方や
よくあるNG使用例を
チェックしてみましょう。
「お力添え」の意味
さまざまなビジネスシーンで
使うことが多い「お力添え」。
そもそも「力添え」には手助け、
他人に力を貸す、
援助といったサポートの意味があります。
また、
頭に「お」がつき「お力添え」になると、
相手からの手助けを
謙譲語で表現できるようになるので、
目上の方に使う場合は
頭に「お」をつけましょう。
「お」がつくことで
へりくだった意味になり、
丁寧に物事ををお願いできます。
「力添え」自体は目下、
目上の方に使えますが、
基本的には目上の方に使う表現が一般的。
目下の場合だと
「力を貸してほしい」「手伝ってほしい」
という表現がおすすめです。
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「お力添え」の使い方
「お力添え」という言葉が使われるシーンで、
最も多いのが1人ではできない、
他の誰かの協力が必要…
といったビジネスシーン。
よくあるのがメールの文末や電話で
「お力添えをお願いいたします」
「お力添えのおかげで成功いたしました」
など、
相手の手助けがほしい、
手助けによって助かったという
お礼をいうときに使用します。
ダイレクトに「助けていただけませんか?」
というよりかは断然「お力添え」
と使う方がスマートです。
良い印象も与えられます。
タイミング的にも自分が困った…!
と窮地に追いやられたときに
使用することが多いようです。
間違いやすいポイントですが、
「お力添え」は基本的には
相手に対して使える言葉です。
相手を敬い
「相手の力を貸してほしい」
「対応に感謝の気持ちを伝えたい…」
と思った場合に使用します。
そのため
自分の行為に対して使用することはNGで、
自分の行為や知識を誰かの役に立たせたい!
という場合は
「私でよければサポートします」
といった表現を行いましょう。
「お力添え」の使い分けができていると、
ビジネスシーンでも目上の人からも
きちんとしている印象をもたれます。
「お力添え」のお勧め文例30選
1、御社には本当に素晴しいお力添えをいただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
2、プロジェクトが無事に終了したのも、染野様のお力添えのおかげです。誠にありがとうございます。
3、原田様のお力添えにより、イベントが開催されます。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
4、会社の設立ができたのも皆様方の温かいお力添えがあったからと感謝しております
5、いつも素晴しいお力添えをいただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
6、お忙しいところ大変申し訳ないですが、お力添えいただきますよう、お願い申し上げます。
7、重ねてのお願いで大変恐縮ですが、金子様のお力添えのほどよろしくお願いいたします。
8、〇〇プロジェクトを遂行するにあたって、西脇様の力が必要です。どうか西脇様のお力添えをいただけないでしょうか?
9、皆さまのお力添えをお願いしたく、ご挨拶に参りました。
10、御社の更なるお力添えを賜りたく、ご連絡をさせていただきました。
11、この度はお力添えいただき、誠にありがとうございました。
12、次回のセミナー開催に関し、お力添えの程、何卒よろしくお願い致します。
13、ご多忙の折大変恐縮ですが、新村様のお力添えを賜りたく、ご連絡させていただきました。
14、日頃より、多大なるお力添えをいただき、心より感謝いたします。
15、これも一重に、田村様のお力添えのおかげです。
16、木下様のお力添えにより、総会が無事終了できましたこと、誠にありがとうございました。
17、お力添えをいただきまして誠にありがとうございました。
18、この度の80年感謝祭につきましては、ぜひ会員各位のお力添えをお願いいたします。
19、皆様のお力添えにより、苦境を乗り越えることができました。
20、坂木様のお力添えがなければ、この日を迎えることができなかったでしょう。ありがとうございました。
21、皆様のお力添えをいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
22、みなさまのお力添えをいただきながら、なお一層の努力をしてまいります。
23、宮下様のお力添えをお願いしたく、ご連絡申し上げました。
24、今後ともより一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
25、何卒お力添えいただきますよう重ねてお願い申し上げます。
26、お力添えいただいたにもかかわらず、このような結果となってしまい、まことに申し訳ございません。
27、このたびはお力添えを賜りありがとうございました。
28、遠山様のお力添えがあってこその成果です。
29、今後ともお力添えをいただきますよう、お願いいたします。
30、重ねてのお力添えを、お願い申し上げます。
「お力添え」のNG例
・今回の御社の成果は弊社のお力添えがあったからです。
・このプロジェクトに是非私のお力添えさせてください。
・私のお力添えがなければ結果は変わらなかった。
・誠心誠意、お力添えさせていただく所存です。
・微力ながら、お力添えして参ります。
・この失態はあなた方のお力添えがあったからこそです。
・西沢は只今、お力添えしておりますので、電話に出ることができません。
このような用い方は誤りです。
注意して下さい。
「お力添え」の類語・言い換え
「お力添え」の類語には、
・ご尽力
・ご協力
・ご支援
・お手伝い
・お知恵を拝借
・お骨折り
などがあります。
「ご尽力」・「お知恵を拝借」・「お骨折り」
に関しましては
下記ページのをご参照ください。
「お力添え」営業マンはどう使うか
いかがでしたでしょうか。
今回はビジネスの場でもよく使われる
「お力添え」の例文や「お力添え」の
意味や使い方について解説してきました。
「お力添え」はビジネスの場でなくとも、
相手が目上の方やどうしても協力してほしい相手で、
交渉をうまく成立させたい時や協力して
もらったことの感謝の言葉に使うといいでしょう。
また「お力添え」は
自分に対しては使えない言葉ですので、
「お力添え」を使う時は
相手に物事や協力してほしいことを
伝えたい時に使うと覚えておくと
理解しやすくなります。
ぜひ「お力添え」を使った
敬語をマスターしてビジネスの場で
正しく使ってみましょう。
ビジネスシーンにおいては、
自分一人で出来ることばかりではありません。
誰かを助けたいとき、
相手に助けてもらうとき、
感謝の気持ちを伝えたいときなど、
「助ける」の敬語表現を使うシーンは
意外に多いものです。
常に助け合いながら
仕事を進めていく必要があるなかで、
きちんと正しい敬語を使えるかどうかは、
とても重要です。
また、使う敬語次第で、
ニュアンスはガラッと変わるものです。
この記事参考に、
営業活動に合わせた敬語表現を
していただけたら幸いです。
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