「ご快諾」のお勧め文例30選とNG例
目次
先日ある勉強会の講師を依頼されました。
自分の成長のためにもなると考え
お引き受けすることにしました。
依頼主は喜んで下さり
「ご快諾いただきありがとうございます。」
このような言葉をいただきました。
この言葉をいただき
正直嬉しかったですし
気持ちもとても良かったです。
「快諾」という言葉は、
ビジネスの場や改まった場面で
使われることが多いです。
「喜んで引き受ける」
「喜んで承知する」
このような意味合いになります。
ですが、
あなたは詳しい意味をご存知でしょうか。
また、似た意味を持つ言葉に
「ご承諾」があります。
どちらも相手の頼みを受け入れる言葉ですが
本来の意味は少し違います。
混同して使われるケースも多く
どちらの言葉を使えば正しいのでしょう。
ここでは「ご快諾」を記事にしました。
大切な場面で使われる言葉なので、
これを機に意味を理解しておきましょう。
また類語である「ご承諾」との
違いも押さえておきましょう。
「ご快諾の意味」
「快諾」は「かいだく」と読みます。
「快諾」の本来の意味は、
「依頼や頼まれごとなどを気持ちよく引き受ける」
ということです。
「快諾」とは「快く承諾する」ということで
承諾にはない「二つ返事で引き受ける」
という意味が含まれます。
ビジネスシーンで使われるケースが多く
「御社の提案を快諾させていただきます」
このように使われ
「ご」が付いて敬語表現として
使われるケースがほとんどです。
取引先等への依頼が承諾されたとき
「今回は私どもの依頼をご快諾いただきましてありがとうございます」
などと使われます。
「諾」には
「相手の要望や申し入れを受け入れる」
という意味があり、
吟味せず受け流すとの意味も込められます。
「ご快諾」の使い方
「ご快諾」はビジネスシーンでは
良く使われます。
依頼や申し入れをただ受け入れるのではなく、
二つ返事で気持ちよく受け入れた場合に
「ご快諾」を使います。
わかりやすい例としては、
「ご快諾くださりありがとうございます」
「ご快諾いただきまして誠にありがたく存じます」
「お取引のご快諾ありがとうございます」
「○○社の契約の件、今日ご快諾をいただきました」
「ご快諾」は、敬語の中でも
「尊敬語・謙譲語・丁寧語」の
三種類の表現をもっています。
どうゆう相手や場面で使うのか
自分の中で整理して、
状況に応じて適切な使い方をしましょう。
一般的な言い回しとしては
良い返事をいただけたときに
「ご快諾いただきありがとうございます」
「ご快諾ありがとうございます」
などが多用されています。
「ご快諾」のお勧め例文30選
「ご快諾」のお勧め例文を紹介します。
あなたの参考になれば幸いです。
1、私どもといたしましては最大限を尽くしました。どうかご快諾いただけますようお願い申し上げます。
2、無理を主地で私の提案をご快諾いただき感謝の極みです。
3、弊社の提案並びに新商品の販売をご快諾いただいた件、一言お礼申し上げます。
4、御社の新規プロジェクト弊社で検討した結果、残念ながら快諾というわけにはまいりません。
5、分科会コーディネーターをご快諾くださりありがとうございます。
6、この度は新規取引ご快諾いただき感謝申し上げます。
7、急なお願いにも関わらずセミナー講師をご快諾いただき誠に恐縮です。
8、今回の緊急支援のご快諾に対して御礼申し上げます。
9、この度は商店街振興会会長をご快諾賜り、深く感謝申し上げます。
10、赤羽社長は気難し屋と聞いていたのでまさか快諾されるとは思っていなかった。
11、急なトラブルとは言え、訪問の日程変更をご快諾いただきまして、誠にありがとうございます。
12、急なお願いにも関わらずご快諾していただき、誠にありがとうございました。
13、弊社の提案した契約の件、ご快諾いただきありがとうございます。
14、今回はセミナー講師をご快諾いただき、大変感謝しております。
15、この度はご快諾いただきまして、本当にありがとうございます。
16、急な体調不良によりプレゼンを代理で務めていただいた件、ご快諾してくださりありがとうございます。
17、契約に踏み切れないお客様にご快諾くださることを確信して必ずあなたのお役に立てると熱のこもったプレゼンをした。
18、メールには弊社の50周年記念祝賀会では祝辞をご快諾くださり、感謝を申し上げたいと私に対しての感謝の意が記されていた。
19、マスメディア嫌いの職人肌の建築家であったが、今回はじめて本誌取材のご快諾をいただけた。
20、製品に問題はありませんが中古品であることをご理解の上、ご快諾してくれる方のみ応募してください。
21、大変お忙しいと伺っておりましたので、ご快諾いただけるとは感謝感激のあまりです。
22、この度は、無理なお願いにも関わらずご快諾いただきありがとうございます。
23、残念ですがその要望は弊社では快諾するわけにはまいりません。
24、親しい間柄の彼でも今回の依頼を快諾してもらうのは難しいかもしれません。
25、従兄弟が新規で事業を立ち上げることになり、資金を融資して欲しいというので快諾した。
26、難しいお役目だと思いますのに、ご快諾くださりありがとうございます。
27、その件については、事前交渉で快諾を得ております。
28、横山先生をご紹介いただく件、ご快諾をいただき誠にありがとうございます。
29、大変お忙していらっしゃいますことをお察しいたしますとご快諾いただけるとは夢にも思いませんでした。
30、急なお願いにもかかわらず、ご快諾いただき、ありがとうございました。
「ご快諾」のNG例
・A社からの提案、条件も悪なかったのでご快諾することにした。
・部長は社長から説得されしぶしぶご快諾なされた。
・双方の言い分が食い違いご快諾となった。
・どうみても筋が違うので快諾することにした。
・内田さんB社からの依頼ご快諾ですと失礼のないようお断りを入れておいてください。
・契約の内容は私の要望とは大きな差があり快諾となった。
・ご快諾いただけずありがとうございました。
言うまでもなくこのような使い方はNGです。
「ご快諾」と「ご承諾」の違い
よく似た類語に「ご承諾」があります。
「ご快諾」とどう違うのでしょうか。
「ご快諾」は「気持ちよく承諾する」
の意味です。
「ご快諾」と「ご承諾」の違いは、
「気持ちよく」と言う意味が
含まれるか否かです。
「ご承諾」という言葉の方が使い方が
多岐にわたり広く使われています。
では、「ご快諾」と「ご承諾」は
どのように使い分けると相手に対して
自分の真意が伝わるでしょうか。
使い分けるのを迷ったときは、
対象になっている事柄が
どの程度困難であるかを考えるとよいです。
対象になる事柄が
相手側に難しい判断を敷いた結果として
受け入れてもらった。
このようなケースは
「ご承諾」を使いましょう。
自分の誠意が伝わります。
「ご快諾」を使うと、
相手に軽々しく感じられ、
相手の苦労を労う表現になりません。
そして、
「二つ返事」のような事柄に対しては
ご快諾を使う方が適切です。
また、目上の人が難しいことを
受け入れてくれてありがたい、
そう感謝・お礼する場面で
「ご快諾」が使われるケースが多いです。
「ご快諾」ビジネスマンはどう使うべきか
「ご快諾」は
「相手の意見や要望を受け入れること」
であり、
「ご承諾」もほぼ同じ意味合いなのですが
微妙な違いや注意点も
ご理解いただけたと思います。
ビジネス敬語の触れると
言葉は大切コミュニケーションの
手段であることがわかります。
アメリカで成功した方にその要因を
インタビューすると成功に最も必要と
されるのはコミュニケーション能力。
このような答えが返ってくるそうです。
ビジネス敬語を学び
現場で正しく活用が出来ると
コミュニケーション能力は自然と高まります。
相手の心情や立場、場面などを
考慮しなければならない。
=相手の立場に立って考えることが
できるようになってくるからです。
「ご快諾」「ご承諾」が
意味する大切なことは、
自分と相手が
「よく吟味をした結果」、
お互いが納得したうえで
発せられることです。
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