「そこをなんとか」はNOという相手を説得する

【スポンサードリンク】

ある方から提案を受けました。

ちょっと今の自分には難しい案件です。
条件も労力の割に芳しくありません。

リスクを背負ってまで
引き受ける価値はない。

そう判断し、
丁重にお断りさせていただきました。

ところが、相手も事情があるようです。
簡単に引き下がってはくれません。

そこをなんとかお願いします!」
頭を下げられてしまいました。

何度もお願いをされ
心苦しかったのですが
結局、お断りさせていただきました。

ビジネスでは様々な場面で誰かに
お願いをしなければ
いけないことがあります。

定番のフレーズとして
「そこをなんとか」
があります。

使い方としては、
「NO」と言う相手を説得するときに
使われるフレーズです。

必ずしも相手が願いを
聞き届けてくれるとは限りませんが、

それでも何かをお願いしなければ
ならないときに使われます。

なるべくなら使いたくないフレーズですが
ビジネスの世界は
スマートにばかりも行きません。

ときとして、
使わざるを得ないときもあるでしょう。

今回は「そこをなんとか」
を取り上げて記事にしてみました。

「そこをなんとか」の意味

「そこをなんとか」の
意味から見ていきましょう。

辞書を引いてみると、

一般的には頼みごとをする際の文句である
「そこを何とかお願いします」
そのような表現を略したもの。

相手に難色を示されながら食い下がる
場面などで用いられる言い回し。

無理を承知で、
強い意思で物事を行うことを
意味する表現

と記載されています。

無理を承知でお願いを
しなければならない。

そのような際に用いる
フレーズと言えます。

「そこをなんとか」の使い方

使い方としては先にも述べましたが、
「NO」と言う相手を
説得する場合に用います。

例文をあげてみましょう。

・「そこをなんとか、明日までにご提出いただけますでしょうか。」

・「そこをなんとか、ご対応いただけますと幸いです。」

・「そこをなんとか、明日までにご都合つけていただけますと幸いです。」

・「そこをなんとか、価格改定につきどうかご承諾いただけますと幸いです。」

いずれも無理なお願いなのはわかっている
けれどもどうしてもお願いしたい。
このような意味と言って良いでしょう。

ビジネスメールの事例

「そこをなんとか」は
基本口頭で使う言葉です。

個人的にですが
メールには向かないと考えます。

ですが、
どうしてもとの場合もあるでしょう。

そこでメールでの使用例を
考えてみました。

メールで
「そこをなんとか」
を使用する場合、

ある程度の間柄であることが前提となる
と考えておいた方が良いでしょう。


<例文> 
納期を早めて欲しい


メール件名:製品納期・前倒しのお願い

〇〇株式会社
営業部 〇〇課長

平素はお世話になっております。
(株)●●の●●でございます。

さて、先般ご注文しておりました製品Aに関して、納期を1月25日でお願いしておりましたが諸事情により、1月20日に前倒して納入いただきたく存じます。

貴社製品Aの使用量が増加しており原材料が1月19日には不足する見込みであり、1日も早くお手配いただけると大変助かります。

ご無理をお願いし大変恐縮ではございますが、
そこをなんとか、お取り計らいの程よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


打合せ日程の変更のお願いです


メール件名:打ち合わせ日程変更のお願い

○○部長

大変申し訳ございません。

先般お願いしておりました打ち合わせの件、急遽顧客とのアポイントが入り、日程変更をお願いしたく連絡いたしました。

日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。

なお、以下の通りに新たな候補日につき連絡したします。
たびたび恐れ入りますが再度ご都合を伺えればと存じます。

1月15日 AM
1月18日 AM
1月19日 PM

勝手を申しあげますがそこをなんとか調整いただけますと幸いです。

今週中のご連絡お待ち申し上げております。
どうぞよろしくお願いいたします。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


値上げのお願いです。


メール件名:製品価格改定のお願い

株式会社○○
資材部 ○○様

お世話になっております。

(株)●●の●●です。

このたび、1月10日付けで製品価格を変更いたしました。
昨今の原材料価格高騰およびユーティリティコストの上昇がおもな背景となっております。

つきましては、貴社にてご使用いただいております「製品名: B」につきましても下記の通り価格を改定させていただきたく存じます。



現行価格:1000円/トン
改定価格:1000円/トン
※+50円/トンの価格改定をお願いいたします

以上

ご無理申し上げまして大変恐縮ではございますが、どうか事情をご高察の上、そこをなんとかご了承いただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー


「そこをなんとか」営業マンが正しく使うために

いかがだったでしょうか。

「そこをなんとか」の意味と使い方を
お伝えしてきました。

ビジネスシーンにおいて
「NO」と言うお返事を「YES」に
変えなければならない。

このようなシーンは必ず訪れます。

そんなとき、
嫌味のない自己主張を
しなければなりません。

あなたの微妙な気持ちがにじむ
問いかけをしなければなりません。

そのようなシーンで
「そこをなんとか」
は使えるフレーズです。

多用すべきでないのは
言うまでもありません。

ここぞという場面で使って
効果を発揮する一言です。

無理を承知で言っているうえで
あなたの誠意が相手に伝わるような
表現になっていなければなりません。

また、
「そこをなんとか」を用いて
仮に良い返事がいただけたとしたら、

相手に対して貴方に出来うる
最大限の貢献をするくらいの
覚悟が必要です。

そのくらい重みのある言葉だと
認識しておきましょう。

また、「そこをなんとか」が
通じるくらい普段から
相手本位のお付き合いができているか。

ここが一番大切なポイントに
なるのかもしれません。

いずれにせよ、
営業マンとして身に着けておきたい
フレーズのひとつです。

「そこをなんとか」
を上手に嫌味なく使える
営業を目指していきましょう。



【スポンサードリンク】