「ほんの気持ちですが」のNG例とお勧め文例30選




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「ほんの気持ちですが」

何か贈り物などをするときに
良く使われる言葉です。

口頭だけでなくのし袋などに
書く機会もある言葉です。

社会人であれば意味と使い方を
押さえておくことは必須です。

あなたも「ほんの気持ちですが」と
言われながら、贈り物を渡されたことも
あるかもしれません。

特に、感謝を込めた贈り物をするときに
ストレートに気持ちを表現したい場合、
このような言葉を使います。

この「ほんの気持ちですが…」、

なんとなく知っていても正しい意味や
使い方を改めて考えてみたことは
ないのではないでしょうか。

あるお宅をおじゃましました。

帰り際に、「ほんの気持ちですが」と
自宅で採れた冬野菜を頂きました。

精魂込めて大事に育てた立派な
冬野菜であることが見るからにわかり

自分の中から温かい気持ちが
湧いてくるのがわかりました。

今日は「ほんの気持ちですが」の
意味と使い方、例文などについて
考えてみたいと思います。

「ほんの気持ちですが」の意味

「ほんの気持ちですが」の
意味からみていくことにしましょう。

「ほんの気持ちですが」は、

「たいした品物ではありませんが」
「気持ちだけの品物ですが」

という意味があります。

「ほんの気持ちですが」の

「ほんの」と言う言葉には、
「小さい」「つまらない」などの
謙遜の気持ちを表す役割があります。

そのため「ほんの気持ち」には、
「気持ちばかり」「ちょっとした気持ち」
など謙遜の気持ちを表す役割があります。

気持ちや心しかない品物ですが、
と自分をへりくだる表現です。

ビジネスシーンでは取引先やお客様に
贈り物や差し入れなどを渡すときに

付け加えることで、
柔らかい印象を与えることができます。

お歳暮やお中元などを送るときに、
一言添える敬語としても
使われることが多いです。

そのため、
書き言葉と話し言葉の
どちらでも使用できます。

「ほんの気持ちですが」の使い方

「ほんの気持ち」という言葉は、
ほとんどの場合、
誰かに贈り物をするときに使います。

例えばお世話になった人に
お礼の品を渡すときに、

ほんの気持ちですが、受け取ってくれると嬉しいです
などと言います。

「ほんの気持ちですが」のNG例

ほんの気持ちですがお心遣いをいただき…
ほんの気持ちですがお言葉に甘えて…
ほんの気持ちですが一言もありません。
ほんの気持ちですがご希望に沿えませんで…
ほんの気持ちですが必ずやり遂げてみせます。
お時間をいただけますか、ほんの気持ちです。
折り入ってほんの気持ちですが…

このような使い方は誤りです。

「ほんの気持ち」は丁寧な
表現が出来る言葉ですが、

個人的にビジネスシーンで使うほど
丁寧な表現ではないような気がします。





ですから、
社内の同僚や仲の良い友達などに
プレゼントなどを送るときに、

「ほんの気持ち」
という言葉を使ってみましょう。

また家族や友達などに、
日頃の感謝の気持ちを込めて

「ほんの気持ちです」と
言いながらプレゼントを
送ってみましょう。

受け取る側が、
プレゼントを贈られることに恐縮するとき

「ほんの気持ちです」と言うと、
受け取りやすくなるでしょう。

「ほんの気持ちですが」お礼は
「ほんの気持ちですが」で返さない。

「ほんの気持ちですが~」と
いう言葉とともに品物を受け取ったら、

「ありがとうございます」
「頂戴いたします」
「おいしくいただきます」

などという返事を返しましょう。

お金を入れる封筒の「のし」は
「寸志」と書くこともある

金品を封筒に入れて渡すときは
表書きに「心ばかり」とか「寸志」
と書きます。

但し、
「寸志」は目下に対して使う言葉なので、
目上に使うのはNGです。

目上の方には
「心ばかり」を使いましょう。

「ほんの気持ちですが」のお勧め文例30選

「ほんの気持ちを」を
使った例文を紹介します。

1、ほんの気持ちですと言って、仕事を手伝ってくれた先輩に洋菓子を渡した。」

このような経験のある方は
いらっしゃるのではないでしょうか。

仕事が不慣れで忙しいとき、
手伝ってくれる同僚や先輩は、
頼りになる存在です。

しかし、頼ってばかりでなく、
お礼もきちんとするようにしましょう。

そこで、
「ほんの気持ちです」と言いながら、
贈り物をしましょう。

仕事を手伝ってくれるような方は、
お礼の品を受け取りたがらない
人が多いでしょう。

そこで「ほんの気持ちです」と
一言付け加えて、

相手が受け取りやすくする
気遣いが必要になります。

2、「いえ、これは、ほんの気持ちですから」

先ほどのお礼の品を渡すとき、
相手がどうしても
受け取らないときがあります。

このようなときは、
「ほんの気持ちですから」と言いながら、

相手に押し付けるように
渡してみましょう。

多少強引にしないと、
贈り物は受け取ってくれない人がいます。

特に仕事相手は、このようにされて
ようやく贈り物を受け取ってくれる人が
少なくありません。

3、「いつもありがとうございます。ほんの気持ちばかりですが日頃の感謝を形にしたいのです。」

4、「おめでとうございます。ほんの気持ちですがお祝いの印です。」

5、「今日はほんの気持ちですがおもてなしをさせてください。」

6、「出張で京都に行ってきました。皆様にほんの気持ちですが手土産です。」

7、「先日はありがとうございました。ほんの気持ちばかりですが、どうぞ召し上がってください。」

8、「ほんの気持ちばかりですが、お納めいただきありがとうございます。今後とも末永くお付き合いのほどお願いいたします。」

9、「ほんの気持ちですが、お気に召していただければ幸いです。」

10、「平素よりお世話になっております。ほんの気持ちばかりの品で恐縮ですが、どうぞお受け取り下さい。」

11、「ほんの気持ちばかりのおもてなしですが、お楽しみいただければ幸いです。」

12、「ほんの気持ちばかりの贈り物ですが、気に召していただければ幸いです。」

13、「先日は無理を聞いていただきありがとうございました。ほんの気持ちばかりの贈り物ですが、気に召していただければ幸いです。」

14、「日頃の感謝を込めて、粗品を贈らせていただきました。ほんの気持ちばかりですが、どうぞお納めください。」

15、「先日、家族で北陸へ旅行に行ってまいりました。ほんの気持ちばかりですが、皆様で召し上がってください。」

16、「ほんの気持ちばかりではございますが、お受け取り下さいませ。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

17、「ほんの気持ちばかりですが、気兼ねなくご笑納くださいませ。」

18、「ほんの気持ちばかりですが、お祝いのプレゼントを準備いたしました。お受け取りいただければ嬉しいです。」

19、「ほんの気持ちですが、お祝いの品を贈ります。お受け取りいただけますと幸いです。」

20、「ほんの気持ちですが粗品を用意してお待ちしております。ご来店をお待ちしております。」

21、「ほんの気持ちですが、どうぞお納めください。」

22、「ほんの気持ちですがお祝いの品をお送りしましたので、どうぞご笑納ください。」

23、「本日お見舞いの品をお送りしました。ほんの気持ちですが、お受け取り下さい。」

24、「ほんの気持ちですが、お詫びとしてお送りいたしますのでお受け取りいただけますと幸いです。」

25、「ほんの気持ちばかりの品で大変恐縮ですが、ご笑納いただければ幸いに存じます。」

26、「先日は大変お世話になりました。ほんの気持ちの品ではございますが、どうぞお受け取り下さい。」

27、「ほんの気持ちばかりの品ですが、どうぞ受け取ってください。」

28、「ほんの気持ちですが、お料理を用意させていただきました。どうぞ皆様で召し上がってください。」

29、「ほんの気持ちばかりのご香典ですが、御霊前にお供えくださいますようお願いいたします。」

30、「ほんの気持ちばかりのものですが、受け取ってくださると幸いです。」

「ほんの気持ちですが」の類語表現

ここでは、
「ほんの気持ちですが」の
類語を紹介しておきます。

心ばかり

「心ばかり」とは、贈り物をするときに、
「心をこめた・ささやかな」
という意味で使います。

「高価なものではないが心だけはこもっている」
このような意味になります。

お詫びをしなければならない場合に、
お金や品物を差し出すことがあります。

そのような場合は、
「ほんの気持ちですが」
よりも適していると言えるでしょう。

・「このたびは、おめでとうございます。こころばかりですがお受け取り下さい。」

・「このたびは、ご愁傷様です。心ばかりですがどうぞご霊前にお供えください。」

・「心ばかりですが料理をご用意いたしましたので、お召し上がりください。」

ささやかなものですが

「ささやかなものですが」も
「ほんの気持ちですが」と
同じ意味で使うことが出来ます。

「ささやかなものですが」は、

相手に気を使ってほしくない、
本当に大したことがないもの
を送るような場面で使いましょう。

・「ささやかなものですが、お受け取り下さい。」

・「ささやかなものですが、ご挨拶のしるしにお納めください。」

・「ささやかですがお食事をご用意いたしましたので、お召し上がりください。」

つまらないものですが

「つまらないものですが」も、
同じ意味で使われます。

「ほんの気持ちですが」と比べると、
気持ちがこもっているのが
わかりづらいです。

人によってはですが、
「つまらないものなんて」
と思われてしまいがちです。

なので、
「引っ越しなどのちょっとした挨拶」
などが適しているでしょう。

・「つまらないものですが、お受け取り下さい。」

・「引っ越しのご挨拶に伺いましたので、つまらないものですがどうぞ。」

・「つまらないものですが、皆様でお召し上がりください。」

「ほんの気持ちですが」まとめ

「ほんの気持ちですが」の
意味や使い方をお伝えしてきました。

いかがだったでしょうか。

相手のことをおもって
一生懸命選んだものだったり、
高価な物だったり、

本当は喜んでもらえる
自信がある贈り物でさえ、

謙遜しながら渡すというのが
日本人らしい感覚と言えます。

贈り物に手紙を添えるときには、
文面に「ほんの気持ちですが」
をはじめ、

今回お伝えした類語を使って、
あなたの気持ちを謙遜して
表現することも大切です。

「ほんの気持ちですが」には
相手に感謝の気持ちを伝える
意味があり、

さまざまな場面で使える言葉ですが、
多くの類語も存在します。

同じような意味なら
どれを使っても同じ
ということはありません。

相手や使う場面、
品物などすべてを判断して、

どの言葉を使えば
より自分の気持ちを伝えられるのか
を考えながら使うようにしましょう。



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