「念のため」のNG例とお勧め文例30選

「念のため」

聞いた内容を確認する
ときに使われます。

日常生活で確認のために使われる
「念のため」という言葉。

ビジネスシーンや会話やメールでも
使うことが多々あります。

この「念のため」という言葉は、
敬語なのでしょうか。

もっと丁寧な言葉があるのでしょうか。

使う機会の多い言葉だからこそ
「念のための」の意味や言い換えに
気になることがたくさんあります。

これを機に押さえておきましょう。

上京して
打ち合わせをする機会がありました。

比較的都内は慣れてはいるのですが
先方と待ち合わせ場所の確認をする際、

「場所は大丈夫と思いますが、お時間は貴重なので遅刻があってはいけません。」
念のため、一本早い新幹線で出ることにします。」

このように電話で告げました。

そこで、今回は、「念のため」の
ビジネス敬語としての意味や使い方、

例文や言い換えの表現などについて
考えてみたいと思います。

「念のため」の意味

「念のため」は

・いっそう注意して確かめるため
・不足の事態や万が一に備えて

このような2つの意味があります。

平たく言えば、
「確認のため」「万が一に備えて」
このような意味と言って良いでしょう。

「念のため」は敬語ではない

「念のため」は敬語ではありません。
しかし、目上に使うことができます。

そのときは、「念のため」に続く
文章を敬語にする必要があります。

例文としては、

・「明日の会議資料ですが、念のためお目通し願います。」
・「念のためもう一度確認してもよろしいでしょうか。」


目上の人に使う場合は
「念のためですが」
とするとより丁寧な表現になります。

例文としては、

・「念のためですが、もう一度確認させてください。」
・「念のため報告ですが、明日の会議は来週に変更になりました。」

「念のため」の使い方

「念のため」は
主に以下の2つのシーンで使われます。

連絡や報告

社内連絡や報告をする場面では、
「念のため」が頻繁に使われます。

特に上司や同僚とのメールで用いられ、
業務の進捗状況や取引先との話題などを
連絡、報告する際に多々使われます。

確認や催促

作成した資料などを上司や取引先に
確認してもらうときに用いられます。

また、相手にメールや書類が
届いているか確認する
場合にも使われます。

相手に依頼した書類やメールなどが
期限までに届かなかった場合には
直接催促するものでなく、

「念のため再度ご確認をお願いいたします」
のようにクッションとして
使われることもあります。



「念のため」のNG例

念のため恐れ入ります。
ご多用中申し訳ありませんが念のため…
念のため無理を承知でお願いがあります。
念のためせっかくの誘いですが申し訳ありません。
念のため至りませんで恐縮です。
念のためお言葉を返すようですが…
念のためお世話になっております。

このような使い方はNGです。


「一応」の意味で使われることもある

「念のため」の注意点として、
「一応」や「多分」、「恐らく」など
曖昧な表現で使われることもあります。

この場合は、
本来の「念を押す」という意味で
使われていないので注意が必要です。

ビジネスシーンでは曖昧な表現は
避けた方が良いとされています。

正確に伝わりづらかったり、
誤解を招く原因となったりするからです。

ビジネスシーンでは、
「一応」「多分」「とりあえず」などは
「念のため」に言い換えましょう。

文書では避けた方が無難

ここまで、お伝えしてきた通りで
ビジネスシーンでは曖昧な表現は
避けた方が無難です。

特に改まったメールや書類の場合は、
「念のため」も
使わないようにしましょう。

「念のため」のお勧め文例30選

「念のため」を使ったお勧め例文を
紹介しておきます。

1、「企画書を作成しましたが、念のため、添付資料もご用意させていただきました。」

2、「今度の展示会では、念のため、どのような状況にも対応できるよう、新設の会場を準備させていただきました。」

3、「今月より○○事業を立ち上げましたが、念のため、従来の事業も同時に進行しております。」

4、「報告書を送付させていただきました。念のため、部長のお目通しをお願いいたします。」

5、「次回の会議の設営をいたしました、念のため確認をお願いできればと存じます。」

6、「来週の○○社へのプレゼン資料をまとめました、念のため、確認の上ご意見をいただけるとありがたいです。」

7、「問題なく納期に間に合うよう作業は進んでおりますが、念のため、毎週報告させていただきます。」

8、「今回の工事に関して、特に問題ないことが想定できますが、念のため、報告させていただきます。」

9、「昨日会議で決定したことを、念のため、連絡させていただきます。」

10、「〇〇社からの提案につきまして、念のため、詳細をお伝えいたします。」

11、「念のため緊急時の連絡先を聞いておいてよろしいでしょうか。」

12、「本当にこれでよいのか念のため確認をさせていただきたいのですが。」

13、「昨日の会議の議事録を念のため送付しておきます。」

14、「念のため確認ですが、明日は13:00に新宿南改札口で待ち合わせでよろしかったですね。」

15、「昨日の件ですが、すでにお耳に入っているとは思いますが念のためご報告いたします。」

16、「商品の操作方法について念のためもう一度伺ってもよろしいですか。」

17、「下記内容のクレーム対応に関しまして、念のためお知らせいたします。」

18、「念のためお知らせいたしますが、上半期報告書の提出期限が10月31日に迫っています。」

19、「念のため、お約束した資料が届いているかご一報いただけますでしょうか。」

20、「4月12日のミーティングの件ですが、すでにご存じと思いますが、念のため詳細を再送いたします。」

21、「先日お見積もりをメールにてお送りしましたが、ご確認いただけましたでしょうか。念のため先日のメールを再送いたしますので、ご確認をお願いいたします。」

22、「台風の影響で電車が動くかわかりませんが、念のため駅まで行くことにします。」

23、「念のため、三期分の決算報告書をお送りいただけますでしょうか。」

24、「念のためですが、明日の取引先との打ち合わせは10時から13時に変更になりました。」

25、「企画書はご覧いただけたでしょうか。念のため再送いたしますので、ご意見をお聞かせください。」

26、「○○社からご連絡をいただきましたので、念のためお知らせいたします。」

27、「すでに退院し体調はだいぶ良くなったのですが、念のため今週いっぱいお休みをいただきます。」

28、「工事の進捗状況につきまして、念のためご報告させていただきます。」

29、「明日は緊急会議があります。念のため渡辺さんにご連絡いたします。」

30、「プロジェクトの内容が一部変更になりました。念のためご連絡いたします。」

「念のため」の類語表現

「念のため」の類語表現を
紹介しておきます。

押さえておくと
言い換えをしなければならない
ときなど役に立ちます。

「万一のため」

「万一のため」の意味は
「何か重大な事態にために備えるさま」
です。

「万の中に一つくらいめったにないこと」
と言った意味で、何かあったときのために
とのニュアンスで使われます。

例文:

・「万一のために前泊します」。
・「万一のためにコピーをとっておきました。」

「万が一に備えて」

「万が一に備えて」の意味は
「不測の事態に備えて準備しておくさま」
です。

例文:

・「万が一に備えて、多めに用意しておきました。」
・「万が一に備えて、暖房の準備をしておいた。」

「念押しして」

「念押しして」に意味は
「念を押すこと、注意して確かめること」
です。

例文:

「もう一度社員全員に念を押した。」
「二度と忘れないよう念を押した。」

「念のため」営業マンが正しく使うために

「一応」や「多分」、「恐らく」など
曖昧な表現は、普段から良く
使う言葉のひとつだと思います。

そのためか、ビジネスシーンにおいても、
深く考えず「一応」という言葉を使って
しまっている人も少なくないでしょう。

曖昧な表現は
あまり意識して使う言葉ではありません。

曖昧な表現が
口から出そうになったときは、

「念のため」にと意識して
言い換えるのも良いでしょう。

やり取する際は、
敬語が必須とされるビジネスシーンでは
言葉遣いに気を付け、

なるべく丁寧な表現を
使うことが大切です。

「念のため」という言葉は、
そんなビジネスシーンでも
使うことができる便利な言葉です。

「念のため」の
用例を紹介してきましたが、

「念のため」という言葉は
ビジネス上のやりとりでも
プライベートでも、

多くの場面で使い分けられる
日常用語のひとつです。

そのため、しっかりと「念のため」
という言葉の活用を覚えておくことは、

どんな場面でも正確な敬語表現を
使い分けられるスキルに繋がります。

「念のため」は
厳密には敬語ではありませんが、
ビジネスシーンで使える言い回しです。

このような言い回しは他にもあります。

視野を広く持ち、
適切な言葉を使いこなせる
営業マンを目指していきましょう。



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