「無理を承知で」厄介なことをお願いする

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用例:無理を承知で願いに上がりました…
用例:ご無理を承知で申し上げますが…
用例:そこをなんとか、お願いしたい…


大事な取引先や目上の人にやっかいな頼み事をするときには、
引き受けてもらえるかどうかと緊張するものです。

本来であれば、無理な依頼。それがわかっていながら、
お願いしたいという切実な気持ちを相手に伝えたい。

そんな時に、使えるのが、
「無理を承知で」という言葉です。

この言葉は、相手の自尊心に訴えかけています。

例えば、多忙を極めている目上の人に、
なんとか仕事を引き受けてほしいと頼むような場合も、

「ご無理を承知でお願い申し上げます」と
切り出すことができます。

ビジネスシーンでは相手先に無理なお願い
をしなければならないこともあります。

そこで、もう少し詳しく相手に無理な
お願いをしなくてはいけないケースの
伝え方を記事にしてみました。

「無理を承知で…」メール作成のポイント

無理なお願いをする場合、
どう言葉を選んで良いのか迷いませんか?

まずは、無理なお願いをする場合の
メール作成のポイントを紹介します。

1、相手を気遣う言葉

最初から依頼をするのは相手の気分を
害してしまう可能性が高いです。
メール文章には相手を気遣う言葉を
必ず入れて下さい。

例えば、
「お忙しいところ恐縮ですが」
「ご多忙とは存じますが」

相手の忙しさを労う言葉から始めて
お願いする内容へと展開しましょう。

2、要件は的確に

お願いする内容は簡潔に手短に伝えて下さい。
一目で内容がわかるくらいが理想です。

まず何をして欲しいかを書いて
その後に具体的な内容を補足して下さい。
先方が理解しやすいかが大切です。

相手に無理なお願いをするときは
誰もが気持ちが重くなりがちです。

「無理を承知で…」を切り出すときは
億劫になりがちですが、ビジネスシーンで
相手に協力等をお願いしなければならない
ときは必ずあります。

ですから、相手に悪いなと思いながらも、
要件はキチンと伝えましょう。

そうでないと、トラブルの元凶になったり
自分にも相手にも
悪い影響を及ぼしかねません。

メールを例にしていますが
電話、面談も基本同じです。

また、別の言い方として

「そこをなんとか、お願いしたい」という言葉も
ありますが、

こちらの方がプライド面もかなぐり捨てて、
頼み込むニュアンスがあり、
さらに使用する場面は限られています。

さらに言い出しにくいことへの
切り出し方としては、、、

・相手に面倒をかけてしまう場合
「ご面倒をおかけしますが」
「お手数おかけしますが」
「お忙しいところまことに申し訳ございませんが」

・相手の意向、都合を尋ねる場合
「よろしければ」
「お差支えなければ」
「ご都合がよろしければ」

・自分の都合を述べる場合
「こちらの都合(ばかり)で申し訳ありませんが」
「勝手を言いましてまことに申し訳ございませんが」
「ご無理申し上げまして恐縮ですが」

・急な話を述べるような場合
「突然のお願いで恐れ入りますが」
「急にご無理を申しまして申し訳ございませんが」
「差し迫ってのことでまことに申し訳ございませんが」

・今までの話とは関係ないことを切り出す場合
「つかぬことをうかがいますが」
「突然このようなお尋ねをし恐縮ですが」

・相手の希望に応えられないことを述べる場合
「まことに心苦しい限りでございますが」
「心ならずもお断りするしかなく」
「まことに不本意ながら」

・こちらの事情をわかってもらいたい場合
「どうか事情をおくみとりいただきたく」
「なにとぞ窮状をご賢察のうえ」
「なにとぞご事情ご了承のうえ」

言いにくいことを伝える場面で、
一言伝える添えることは、
言葉の響きがやわらかくなります。

相手の気持ちもほぐれ、
こちらの意向も伝えやすくなります。

相手の気持ちを壊さないためにも、
心配りの一言を添えて表現してみましょう。

いずれにしても、
相手に厄介なことをお願いする際は、

平身低頭に伝えることが大事です。

また、断った相手には
「気にしないでください」と伝えて下さい。
これを伝えるのはビジネス上とても大切です。

ビジネスメールの場合のフレーズとしては
「無理を承知でお願いしたことですから
気になさらないで下さい」です。

「無理を承知で」と、
こちらが非を認めることで、
断ったことに対する相手の心理的負担を
軽くすることが出来ます。

また、お願いを断られたからと言って
そのままに放置しておくと
相手との人間関係は壊れる可能性があり、
後々の関係に悪影響をもたらしかねません。

無理なお願いをする際のメール例文

最後に無理なお願いをする場合の
メールでの例文をあげておきますので
ご参考になれば幸いです。

1、アポイントの変更

株式会社〇〇
〇〇課 〇〇様

平素は大変お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇でございます。
先日は貴重なお時間を頂戴しまして
誠にありがとうございました。
次回打ち合わせは〇月〇日〇時を
予定しておりましたが
急な出張が入り訪問が難しくなりました。

ご無理を承知で
次回のアポイントの変更をお願いしたく
メールを送らせて頂きました。
以下のいずれかに変更を
お願いできませんでしょうか。

〇月〇日(月)15:00~
〇月〇日(水)10:00~
〇月〇日(金)13:00~17:00

もし、これらの日程が難しければ
〇〇様のご都合の良い日時をお伝えください。
急な変更となり誠に申し訳ございません。
どうぞ宜しくお願いいたします。

2、展示会等で自社商品をPRして頂く

株式会社〇〇
〇〇課 〇〇様

いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇でございます。
ご多忙な中メールをお読みいただき
誠にありがとうございます。

さて、本日はご無理を承知での
お願いがありご連絡差し上げました。
〇月〇日の御社の展示会にて弊社の◇◇を
展示させ頂くことは可能でしょうか?

◇◇とは下記のとうりです。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・

◇◇は先月より販売しており
大変好調な売れ行きとなっております。
展示会間際に大変恐縮ではございますが
ご検討の程をお願い出来れば幸いです。

勝手申し上げて恐縮ですが、
ご対応の程、宜しくお願い申し上げます。

「無理を承知で」は相手に納得してもらいやすい

「無理を承知で」と伝えると
先方に納得をしてもらいやすくなります。

それはなぜでしょうか?

何かお願いごとをするとき
断られる理由の一つに
「それは無理です」があります。

無論、無理なことは誰もが承諾できません。
ですから、「無理です」と言われれば、
引き下がるしかありません。

けれども、そこで引き下がらずに、
「無理を承知で」を伝えると
相手の心は緩みます。

無理なことはわかっているけれど、
それを踏まえたうえで
お願いをしているのです。

その心と言葉と姿勢が伝わると
相手は再度「やはり無理だ」とは
言いづらくなるものなのです。

「安請け合いはできないものの仕方がないかな」
そのような気持ちが湧き
引き受けて頂ける確率はあがります。

100%上手くいくわけではありません。

ただ、「無理を承知で」を
言うか言わないかで結果は大きく変わる。
それだけは間違いありません。

「無理を承知で」の言葉には
「無理な状況であることは理解しております」
との思いやりの気持ちと
相手への配慮が含まれているからです。

「それでもあなたに頼まなければ
ならないのです事情があるのです」
こう言っているのと一緒です。

相手としても
「そこまでいうなら…」
と考え直してくれるケースが出てきます。

つまり、
誰かに依頼したりお願いしたりで
相手に納得してもらいたいときは、

「無理を承知で」を伝える。
そんな習慣を身に着けると良いでしょう。

言葉のテクニックというよりも
相手の立場と気持ちをどれだけ
尊重できるかが最も大切なことです。

また、
「無理を承知で」お願いするわけですから

相手の方にとってどんなことでも良いから
見返りやご恩返しをする。
そんな気持ちを持ちたいものです。



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