かかりますのお勧め文例20選とNG例
目次
「かかります」
来客に対する心遣いを示す言葉と言えます。
お忙しい中自分の会社に来ていただいた取引先に対して
「お忙しい中、弊社にわざわざお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「かかります」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「かかります」とは
「時間や労力が必要であること」を意味し、
来訪者に対する
感謝と敬意を表す言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
あいにくの天候。
オープニングの挨拶で
「本日はお忙しい中…」
で議論がスタートしていきました。
今日はこの
「かかります」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。
「かかります」の意味
何かを行う際に、時間や費用、労力などが
必要になることを示します。
「かかります」という言葉には、
「必要とされる」という意味が含まれています。
「かかる」というのは、
物事を進めるために必要な要素を示しており、
その結果として何かが生じる様子を表しています。
特定の行動を取ることで、
その結果として何かが得られることを理解している相手に対し、
その必要性を明確に伝える言葉が「かかります」です。
「かかります」の使い方
「かかります」という表現は、
よく時間や費用を表す際に使われます。
先述しましたが、
「かかる」という言葉は、
何かをするために必要な時間や費用が発生することを意味します。
「作業に時間がかかる」「費用がかかる」といった形で、
相手に対してその負担を伝える表現となっています。
「かかります」には具体的な内容を加える
「かかります」を使う場合、
「お時間をいただきます」
など、
具体的な内容と一緒に使われることが多いです。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「かかります」という表現は、
見積もりや納期の説明、挨拶など様々な場面で
使われています。
プロジェクトの進行に関する説明や、
費用の見積もりを提示する際に「かかります」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「かかります」を使った
例文を紹介しておきます。
・「このプロジェクトには、約2ヶ月かかります。」
・「お見積もりには、材料費がかかりますのでご確認ください。」
・「納品までにお時間がかかりますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
手紙
「かかります」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「かかります」を
使った例文を紹介しておきます。
・「このたびは、プロジェクトにお時間がかかりますが、何卒よろしくお願いいたします。」
・「お見積もりには、少々お時間がかかりますので、ご了承いただければ幸いです。」
ご依頼
「かかります」というフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご依頼」があります。
・「この度は、ご依頼いただきまして、誠にありがとうございます。作業にはお時間がかかります。」
・「ご依頼の件については、確認にお時間がかかりますので、しばらくお待ちください。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
プロジェクトの進行に関するメールです。
件名:プロジェクト進行のご連絡
株式会社○○
営業部 田中様
平素より大変お世話になっております。
この度はご依頼いただき、誠にありがとうございます。
プロジェクトの進行には、約3週間かかりますので、
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
進捗状況については随時ご報告いたしますので、
ご不明点がございましたらお気軽にお知らせください。
まずは進行のご連絡を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「かかります」への
返事は理解を示す
メールなどで「かかります…」
と送られてきた場合、内容に対する理解を
返事として述べましょう。
例えば、
「お時間がかかる件、承知いたしました。よろしくお願いいたします。」
などがあります。
「かかります」のNG例
本日はかかりますお気遣いをいただき誠にありがとうございます。
かかりますお引き立てにあずかりまして光栄です。
かかりますおかげさまです。
かかりますつかぬことをお伺いしますが…
今日はかかりますお伺いいたしました。
先日はかかります貴社を訪問させていただき感謝です。
かかりますお待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「かかります」は、
何かをする際に必要な時間や費用を示す言葉ですが、
文脈によっては不自然に感じられることがあります。
特に、相手に対して感謝の意を表す際に
「かかります」を使うと、
冷たく聞こえる場合があるため注意が必要です。
相手に心地よく感じてもらうためには、
より適切な表現を選ぶことが大切です。
「かかります」のお勧め文例20選
「かかります」
お勧め文例を紹介します。
1、「かかりますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
2、「お手続きには少々お時間がかかりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
3、「ご確認にはお時間がかかりますが、後ほどご連絡いたします。」
4、「お待たせすることがかかりますが、何卒ご容赦ください。」
5、「お手数をおかけしますが、手続きにはかかりますので、よろしくお願いいたします。」
6、「お見積もりには少々お時間がかかりますが、必ずご連絡いたします。」
7、「ご依頼の件については、確認にかかりますので、しばらくお待ちください。」
8、「お手続きには時間がかかりますが、進捗があり次第ご連絡いたします。」
9、「お待たせしてしまい申し訳ありませんが、手続きにはかかりますので、ご了承ください。」
10、「お手続きにはお時間がかかりますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」
11、「ご確認には少し時間がかかりますが、必ずお返事いたします。」
12、「お待たせすることがかかりますが、どうぞご安心ください。」
13、「お手続きにはお時間がかかりますが、しっかりと対応いたします。」
14、「お待たせしてしまい申し訳ありませんが、確認にはかかりますので、よろしくお願いいたします。」
15、「お手数をおかけしますが、手続きには少々かかりますので、ご了承ください。」
16、「お待たせすることがかかりますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
17、「お手続きには時間がかかりますが、必ずご連絡いたしますのでご安心ください。」
18、「お待たせしてしまい申し訳ありませんが、手続きにはかかりますので、よろしくお願いいたします。」
19、「お手続きには少々かかりますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。」
20、「お待たせすることがかかりますが、必ずお返事いたしますので、しばらくお待ちください。」
「かかります」の類語表現
「かかります」の
類語表現をあげておきます。
必要です
「かかります」の類語表現には
「必要です」があります。
「必要です」とは、
何かを行うために欠かせないものや条件を示す言葉で、
主にビジネスシーンや日常会話で用いられます。
具体的な状況に応じて使うことができます。
例えば、
「このプロジェクトには多くの時間が必要です」
などと使います。
「何かをするために必要なものを伝えたい」場合は、「この作業には資料が必要です」といった使い方になります。
要します
「かかります」の類語には
「要します」も当てはまります。
「要します」と同じく、
何かを行うために必要なものや時間を表す言葉です。
「このイベントには多くの準備が要します」
このような表現になります。
「かかります」のフレーズを営業マンが正しく使うために
必要な時間やコストを示す
「かかります」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様に
サービスの提供にかかる費用を説明する際に
「かかります」の一言を
添えることが多かったです。
「この度はご依頼いただきまして誠にありがとうございます。」
「お見積もりに関しましては、〇〇円がかかります。」
「これもお客様のご理解とご協力のおかげと厚くお礼申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
契約内容の説明や納期の確認を行ったり、
お客様へ透明性を持たせたり、
「かかります」を自然と使えると、
信頼性が高く、誠実な印象を持たれるでしょう。
是非、「かかります」を使って
お客様に対して
正確な情報を伝えていきましょう。
明確なコミュニケーションをすることで
あなたの信頼度が大きくアップします。