弥生の候のお勧め文例20選とNG例
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「弥生の候」
春の訪れを感じさせる言葉と言えます。
暖かくなり始めたこの時期に、取引先に対して
「弥生の候、弊社にお越しいただきましてありがとうございます。」
では、この「弥生の候」は
どういった意味で、
どのように使う言葉なのでしょうか。
「弥生の候」とは
「春の訪れ」を意味し、
新しい季節の到来を祝う言葉です。
ビジネスマンというより
社会人として是非とも
押さえておきたいフレーズです。
先日ある会議に参加したのですが
春の陽気が心地よい日でした。
オープニングの挨拶で
「本日は弥生の候…」
で会議がスタートしていきました。
今日はこの
「弥生の候」の意味と使い方、
例文や類義語を記事にしました。

「弥生の候」の意味
春の訪れを感じるこの時期、
自然が目覚め、草木が芽吹き始めます。
「弥生の候」の「弥生」には、
「春の三月」という意味が込められています。
「候」という言葉は、
その時期や季節を表す表現であり、
春の温かさや新たな生命の息吹を示しています。
この時期に、
新しい出会いや始まりを迎えることは、
自然の変化と共に、心も新たにすることを
表現した言葉が「弥生の候」です。
「弥生の候」の使い方
「弥生の候」という表現は、
春の訪れを感じさせる挨拶言葉としてよく使われます。
先述しましたが、
「弥生」は日本の旧暦の3月を指し、
春の暖かさや新しい生命の息吹を象徴しています。
「春の訪れを感じるこの時期に、
お元気でいらっしゃいますか?」
という相手への気遣いを
表す表現となっています。
「弥生の候」には季節感を加える
「弥生の候」を使う場合、
「春の暖かさを感じる今日この頃、」
など、
季節感を表す言葉と一緒に使われます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおいて
「弥生の候」という表現は、
メールや手紙、挨拶と様々な場面で
使われています。
春の訪れを感じるこの時期に、
相手の健康や繁栄を願う挨拶として
「弥生の候」というフレーズを使います。
ビジネスシーンにおける
「弥生の候」を使った
例文を紹介しておきます。
・「弥生の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
・「弥生の候、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。」
・「弥生の候、春の訪れを感じる今日この頃、心より感謝申し上げます。」
手紙
「弥生の候」というフレーズは
挨拶やスピーチなど口語で
使う場合が多い表現ですが、
メールや手紙といった
文章としても使用されます。
手紙における「弥生の候」を
使った例文を紹介しておきます。
・「弥生の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
・「このたびは弥生の候、貴社までお越しいただき誠にありがとうございました。」
ご来店
「弥生の候」のフレーズと一緒に
使われる言葉に「ご来店」があります。
・「弥生の候、本日はご来店いただきまして、誠にありがとうございました。」
・「弥生の候、先日はご来店いただきありがとうございました。」
メール
メールでの文例をあげておきます。
来社お礼のメールです。
件名:ご来社のお礼
株式会社○○
営業部 中山様
平素より大変お世話になっております。
弥生の候、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
本日はご多忙にもかかわらず、
弊社までお越しいただき
誠にありがとうございます。
打ち合わせの場では貴重なお話を伺うことができ、
今後の参考になりました。
心よりお礼申し上げます。
中山様のご提案を社内で慎重に検討し、
月内までにはご回答申し上げます。
まずはご来社のお礼を申し上げます。
ーーーーーーー
署名
ーーーーーーー
「弥生の候」への
返事は感謝を述べる
メールなどで「弥生の候…」
と送られてきた場合、相手の気遣いに対する感謝を
返事として述べましょう。
例えば、
「弥生の候、先日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」
などがあります。

「弥生の候」のNG例
本日は弥生の候、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
弥生の候、お引き立てにあずかりまして光栄です。
弥生の候、おかげさまです。
弥生の候、つかぬことをお伺いしますが…
今日は弥生の候、お伺いいたしました。
先日は弥生の候、貴社を訪問させていただき感謝です。
弥生の候、お待たせしました。
このような使い方は誤りです。
「弥生の候」は、
春の訪れを感じる時期に相手に対して
季節の挨拶をする言葉です。
しかし、特定の季節を強調するあまり、
相手にとって不快に感じる場合もあるため、
言葉を選ぶ際には注意が必要です。
相手に心地よく感じてもらえるよう、
配慮した表現を心がけましょう。

「弥生の候」のお勧め文例20選
「弥生の候」
お勧め文例を紹介します。
1、「弥生の候、新たな季節の訪れを感じる今日この頃、どうぞよろしくお願いいたします。」
2、「弥生の候、ご来店いただきありがとうございます。さっそくお手続きを始めさせていただきます。」
3、「弥生の候、お運びいただくことになりますが、ご都合のよろしい時にご来社くださいませ。」
4、「弥生の候、ご足労いただきますが、弊社までお出かけいただきますと幸いです。」
5、「遠方より弥生の候お越しいただき誠にありがとうございます。」
6、「本日は弥生の候、お越しいただくことになりますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。」
7、「本日は弥生の候、ご足労いただきありがとうございました。」
8、「先日は弥生の候本当にありがとうございました。」
9、「この度は弥生の候弊社までお運びいただき恐縮です。心より感謝申し上げます。」
10、「本日はお忙しいところ、また弥生の候お出かけいただき、誠にありがとうございました。」
11、「弥生の候、ご足労をおかけしてすみません。お待ち申し上げておりました。本日はよろしくお願いいたします。」
12、「皆様にはお手間を取らせて失礼しました。本日は弥生の候弊社までお越しいただきありがとうございます。」
13、「本日は弥生の候お越しいただきありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。」
14、「先日は弥生の候弊社までご足労いただき、誠にありがとうございました。」
15、「弥生の候、こちらまでお出かけいただきお手数おかけしました。しかし現場の状況をご覧いただけて良かったと感じています。」
16、「先日は弥生の候、取引先の皆様にはご足労をいただき、心より感謝申し上げます。」
17、「弥生の候、弊社まで足を運んでいただき感謝の念に堪えません。」
18、「本日は弥生の候お越しいただき恐縮です。次回は弊社より貴社にお伺いいたします。」
19、「本日は、春の訪れを感じる弥生の候を、父○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして誠にありがとうございました。お陰様で滞りなく式を終えることができました。」
20、「本日は弥生の候、私達のために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。」

「弥生の候」の類語表現
「弥生の候」の
類語表現をあげておきます。
春の訪れ
「弥生の候」の類語表現には
「春の訪れ」があります。
「春の訪れ」とは、
春がやってきたことを表現する言葉で、
主に季節の挨拶や文書で用いられます。
新しい始まりや希望を感じさせる表現です。
例えば、
「春の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか」
などと使います。
桜の季節
「弥生の候」の類語には
「桜の季節」も当てはまります。
「弥生の候」と同じく、
春の象徴である桜を指す言葉です。
「桜の季節を迎え、心も弾む思いです」
このような表現になります。
「弥生の候」のフレーズを営業マンが正しく使うために
春の訪れを感じさせる言葉
「弥生の候」の意味と使い方を
お伝えしてきました。
営業マン時代、お客様への
季節の挨拶状に
「弥生の候」の一言を
添えることが多かったです。
「春の暖かさが感じられるこの時期、〇〇様におかれましてはお元気でお過ごしでしょうか。」
「おかげさまで新たなご契約をいただく運びとなりました。」
「これも〇〇様のご支援のおかげと心より感謝申し上げます… …」
なんとなく使ってきた方も
少なくないと思いますが、
季節の挨拶やお礼のメールを送ったり、
お客様へ感謝の気持ちを込めたり、
「弥生の候」を自然と使えると、
温かみのある印象を持たれるでしょう。
是非、「弥生の候」を使って
お世話になった人に
春の訪れを感じさせる挨拶をしていきましょう。
季節感を言葉にすることで
あなたの印象が大きくアップします。

